第37話

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シャドウズ・オフィシャルブログ/ココのブログ


ココんばんはー。今日はユメミ市「ヌクヌク」の煙突広場でライブがありました。たくさんのひとが来てくれて、うれしかったよー。みんな、いつもありがとう(ハート)。


昼の二時スタートだったから、学校とか仕事とかあるひとは来れないかなーと思ったけど、はじまってみたら、いつもライブ会場、コンサートホール、握手会、リリースイベントでよく見かけるあの顔この顔が(笑)。みんな、だいじょうぶ? ちゃんと学校(会社)いっている?(笑)


でもきっと、あれだよねー。シャドウズファンのみなさんはズル休みなんてしないから、学校はたまたま開校記念日、会社はたまたま開社記念日(?)だったんだよね。うんうん。そういうことにしとくよ。みんながあんまり盛りあがるんで、「ヌクヌク」に買い物に来ていたお客さんまで、煙突広場に足を運んでくださったみたい。うれぴ。


そうそう。もともと「ヌクヌク」のとなりにビール工場があってさ、そこいま、ビール博物館か何かになっているらしいんだけど(←調べろ)、すごく大きくて高い煙突が立っているの! でさ、今日はとても日ざしがきつくて、気温が三〇度近かったじゃない。一〇月に三〇度をこえるって、めったにないよね。やっぱりあれ? 温暖化っていうやつ?


ステージからみんなを見ていると、つばの大きな帽子かぶったり、頭にタオル巻いたり、日よけにいろいろ工夫していた。つーか、ステージの上もはんぱなく暑かったけど。ま、そもそもシャドウズのライブはいつも熱いんだけどね、イエーイ。


でね、会場に車椅子の子がいてね、その子、いつも見かける男の子でどうやら脳性まひみたいなんだ。お母さんらしきひとが隣の席に座って世話していた。


最初は、ちょうど煙突の影が車椅子の子の位置をカバーしていたの。だけど時間がたつにつれ、影は少しずつ東のほうにずれていく。しだいに、車椅子の子とお母さんの席は日なたになって、まぶしそうに目を細め、ステージを見るようになるんだよね。


そうしたらさ、隣の席のひとたち何人かが立ちあがって、車椅子を東にずらし、お母さんも東の席に誘導し、自分たちは西の方の日なたの席についたんだよ。その席の列のお客さんはみんな、車椅子親子に気くばりして、煙突の影の移動にちゃんと合わせて、席をゆずったの。で、自分たちは西の方に入れ替わったんだよ。ライブの間、ずっとその動きをくり返してた!


ニコがMCで、そのことに触れて「さすが、シャドウズのファン。影を追いかけるよね」って笑い取って、あたしも笑ったけど、あー自分たち、こういうファンに支えられているんだなーて、感動した。すてきなファンの期待にこたえられるように、歌もパフォーマンスももっと勉強、練習して、これからもどんどん成長するね。


じゃ、明日も新しい振りつけおぼえなくちゃ。またねー。

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