泳げない勇者と泳げない聖女(絶望)

裕太はやっと起き上がれるようにはなったが浮き輪ひとつ出すのがやっとでそれだと助からないので体力を温存していた

クレア「艦橋もあと1メートル沈んだら海の底ですね…」

レベッカ「流されているネ、所定の航路からこれ以上外れると発見される確率も低くなるヨ」

圭子「何か明るい話題はないの?」

祐太「まだ昼間だから暖かくていいよね」

圭子「やめて!夜への不安しか沸いてこないわ!」

セイレーン「流れが緩やかで泳ぎやすい~🎵人間のみんなでも泳ぐのに支障無さそうだよ~」

圭子「魚類は黙ってなさい!」

セイレーン「え?私は一応海棲哺乳類なんだけど?なんで?圭子何で怒ってるの?私まともなこといったよね?ねぇ~返事してよ~」

祐太「圭子泳げないんだよ…10メートル進めないんだ」

圭子「裕太だって15メートルいったことないじゃん!」

レベッカ「私も500メートル以上は行ったことないネ、最高記録462メートルだよ」

クレア「私は水中戦闘訓練をしたことがあるので浮かぶだけなら三十時間ほどできます」

圭子「クレアとレベッカを浮き輪代わりにして陸地までいきましょう、セイレーンはクレアとレベッカ引っ張って」

セイレーン「私はそれで構いませんが…レベッカさんは?泳げても浮かべないってマーメイドたまにいますので…」

圭子&祐太「それってマーメイドとしてどうなの?」

セイレーン「浮かべないマーメイドたちは休みたいときは岩の上に座ってますね、そして人間に目撃されるんです…リラックスしてるところを絵にかかれたり、歌歌ってるときに人間が聞き惚れてたり…そんなことされたら切腹ものですね」

レベッカ「浮かぶのは問題ないヨ!レッツ脱出ネ」

裕太はクレアに抱きついた

圭子&レベッカ&セイレーン「ロリコン…(ネ)」

祐太はレベッカに抱きついた、胸が顔に当たっている

圭子&クレア&セイレーン「スケベ(です)」

祐太「どうすればいいんだよ!」

結局、完璧に艦橋が沈むまで言い争っていた…

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