港町奪還作戦
帝都の守りが有効であることが確認され、祐太たちは港町を奪還するために電車にのって港町アクアフロートにいくことにした。
祐太「久しぶりに魚を食べたいな♪」
圭子「いやいや、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!港を再整備して、船を作り、海の魔物を駆逐して、そこではじめて魚がとれるんだからさ…早めに見ても二ヶ月くらいかかるんじゃない?」
クレア「海の魔物を駆逐するのにかなりの時間を要しますね…何か海の生き物対策専用の船あるです?」
レベッカ「いやー、まずこっちの世界に魔物なんていないですネ、いないものの対策をする船なんてあるわけないデース」
圭子「どんな魔物なんですか?」
クレア「巨大な触手で引きずり込まれたり、食われたり、海ごと凍らせられて凍死したり…巨大な渦に巻き込まれるなんていうのもありましたね」
祐太&圭子&レベッカ「…そりゃ無理だ(ネ)」
祐太「触手と食われるのは潜水艦でいけるかな…でも渦には抵抗できないな」
圭子「海を凍らせられるなら砕氷船?でもそれ以外には無力よね」
レベッカ「水上機なら渦に対抗できますネ、でも食われる確率は上がりますネ」
クレア「10メートルもの触手や、厚さ2メートルの氷、大きさ5メートルの口に半径12メートルの渦なんて対処の使用がありませんよね…」
圭子「全長450mの船ならどう?」
クレア「そんな船があったら触手なんて驚異ではないでしょうね…作るんですか?いくらかかるんですか?」
祐太「ノック・ネヴィスか…確か
総工費521億7020万円位でしょうか?こっちで例えると…金塊1000トンぐらいかかりますね」
クレア「ははは…無理ですよ!」
圭子「部品ごとに裕太が出してくれるので問題ないよ、だすよね?せっかくの解決策を無駄にするわけにはいかないものね」
レベッカ「というか、その程度の大きさの触手及び渦なら南極観測船しらせで十分に対処可能ですネ」
結局祐太は南極観測船をだすことになった…
レベッカ&圭子「海だー!(デース!)」
列車に揺られること三時間、窓の外にはオーシャンビューが見えたのだ、
裕太はその景色を見てこう思ったという『それは、まるで夢の景色のように、美しい眺めだった』と(※祐太と圭子が入れ替わることはないのでご安心を)
港町アクアフロートははぐれた魔物こそ見かけるものの、そこまで進行が進んでいるわけではなかった
SIG SG550を片手にさっさと制圧を終えて町を散策しながら雑談する
レベッカ「見た目8~9歳のクレアがアサルトライフルを構えてる光景、違和感しかないですネ、しかも銃の反動をもろに腕でうけめてるからもう腕ががくがくしてるヨー」
祐太「銃を持ってる手でこの反動を押さえるなんて無理だよクレア、これは肩に当てて体全体で衝撃を受け止めないと危ないよ」
圭子「私、渡すときにしっかり説明したよ?どうして指示に従わなかったの?」
クレア「『見た目が子供で力が弱いから扱いやすい方法を教えよう』とか配慮されたと思ったのですよ…私だって一応は職業軍人なんですからそんな配慮は必要ない!ということを示そうとしたらとてつもない振動だった…のですよ」
祐太「いやいや、むしろ軍人だからこそ自分の知らない武器は経験者の助言にしたがって扱い、自分の命の危機を少しでも減らすもんじゃないの?」
クレア「え?むしろ『武器の扱いくらい自分で覚えんかい!どつくぞおい!』って言う感じですけど」
レベッカ「鬼教官クレア見てみたいですネ」
クレア「おい、レベッカ…お前戦場でふざけてると死ぬぞ!警戒を怠るだなんて愚の骨頂だ!今から町の外周20周してこいや!
って感じでよかったですか?」
レベッカ「鬼教官、戦場の死神」
クレア「褒め言葉だ」
レベッカ「クレアはご◯うさのリゼが分かるフレンズだったんだネ」
圭子「ほぼ確実に偶然の一致よね」
祐太「ほら、港についたぞ、…っ!人が倒れてる!救助するぞ!」
圭子「まずは脈をはかって…良かった心肺以上ありません!」
レベッカ「担架に乗せるネ!」
レベッカ&祐太「1、2、3!」
クレア「ありゃ?この人マーメイドさんです。水につければ二十分ほどでもとに戻りますです」
圭子&祐太「乾燥ワカメかなんかなの!?」
漁港にあった生け簀につけてまつこと20分
圭子「それで、出来上がったものはこちらにございます」
レベッカ「これは何分クッキングネ?」
セイレーン「わたくしをさばいてお刺身にするのはお止めくださいませ!降参しますぅ命だけは助けてくださぃ~」
祐太「あれ?人魚って仲間じゃないの?」
クレア「いや、むしろマーメイドの多くは魔族海軍の幹部です、歌で魅了して船を沈没させるとか…」
セイレーン「私はまだ幹部の代表候補生ですわ!」
祐太「一瞬頭にインフィ◯ットストラトスのセシリア・オ◯コットが浮かんだんだけど」
圭子「あぁ、イギリスの子ね、ブルーティアー◯にのってる」
レベッカ「仲間になるなら命だけは助けてやるネ」
セイレーン「仲間になります!セイレーンと申しますわ、よろしくお願い致します~」
セイレーンを仲間に加えた祐太たちは海の安全を確保するために海の魔物を退治するためにまずはここら辺一体にある木造船舶を海に流し、その無人船を襲いに来た魔物を電車で牽引してきた155mm榴弾砲で狙撃するという作戦をたてた。
セイレーン「魔物たちのうちしゃべれない者たちはそんなにに頭がよろしくないので船を見たらとりあえず襲いかかってくるはずですわ、クラーケンや巨大海さそりなどならこの対処法で十分に倒せますわ」
圭子「おー、デカイタコだね!たこ焼き何個分だろうか…」
レベッカ「あ、悪魔がいる…」(ヨーロッパ方面ではタコ≒悪魔であり、食べる習慣はないそうです)
巨大タコは155mm榴弾砲で豪快に捌かれて、回収する前に海の底へ沈んでいった…
祐太「もったいないな」
圭子「そんなこといってる場合じゃないでしょ!」
裕太や圭子が魔物たち相手に圧勝していると巨大な鮫が裕太たちの方向へ向かってきた!
大きな顎で祐太たちを噛み殺そうとしたその時!顎が途中で止まり、さらに歯が砕けた!レベッカの盾のせいで開いたままの口にTNTを突っ込んで爆発四散して決着がついた…
レベッカ「なんとか間に合ったネ、余裕だからって調子に乗ってると不意に攻撃されて一発ゲームオーバーなんてよくあることだから気を付けるネ」
セイレーン「おー!メガロドン様を倒すなんて♪あの方は魔王軍の本部からも『手を出してはならない』と厳命されていたんですよ~あの方に噛まれたら一部例外をのぞくとほぼ即死なのですよ~♪」
祐太「一部例外って例えば?」
セイレーン「物理攻撃一切無効なゴーストさんか?特定の体の形をしていないスライムさんとか…」
圭子「全く参考にならないことだけはよく分かったわ」
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