杉三中編 アパラチアンワルツ

増田朋美

第一章

アパラチアンワルツ

第一章


蘭の家。朝食を食べている蘭。インターフォンが五回なる。

蘭「この鳴らし方は杉ちゃんだな。でも、まだショッピングモールは開店していないじかんなのに。」

声「おーい蘭、早く行こうよ。」

蘭「まさしく杉ちゃんだ。杉ちゃん、ショッピングモールの開店には、まだ二時間近くあるよ。どこへ行くんだ?」

声「だって、大事な日だもん、今日は。それに、早く行かないと混んでしまうと思うし。」

蘭「ちょっとまって、そっちに行くから。」

と、いうより早く、車いすで廊下を移動する音。ガチャンと音がして杉三がやってくる。

蘭「またやる。勝手に人の家に入ってこないでよ。大事な日って何の日だよ。」

杉三「これこれ。」

と、一枚の紙きれを見せる。

蘭「あ、投票所入場券、そうか、今日は衆議院選挙の投票日だった。」

杉三「そうだよ。だから早く行こう。投票は確か市役所に、、、。」

蘭「でも、読み書きできない杉ちゃんは、行っても意味がないと思うけど?」

杉三「誰かが手伝ってくれるよ。そういうところがお役所なの。それに僕らが行かないでどうするの。誰が議員を決めるのさ。」

蘭「議員なんて誰がなっても変わらないよ。それに、あんなに政治家嫌いの杉ちゃんが、どうして選挙になると、真剣になるんだ。」

杉三「理由なんていらないよ。僕らが暮らしていけるのは、政治家さんのおかげだって、母ちゃんも言ってた。」

蘭「矛盾してるな。」

杉三「とにかく市役所に行ってこよう。」

蘭「まあ、一度決めるということを聞かないのも杉ちゃんだもんね。わかったよ。今タクシー呼んでくる。」

と、スマートフォンを取ってタクシー会社に電話する。


市役所。運転手に手伝ってもらって、杉三と蘭は、タクシーを降りる。二人は、守衛に案内をしてもらって、投票所となっている、選挙管理課に行く。

投票所では、たくさんの人が受付を待っている。

杉三「今日は。」

と、軽く敬礼する。

受付「お名前をどうぞ。」

杉三「影山杉三です。」

受付「はい、影山杉三様。では、こちらに、候補者の名前をお書きください。」

杉三「僕は、あきめくらで読み書きができないんです。だから、候補者の名前を全部読んでください。」

受付「は?何を言っているのですか?平仮名も読めないのですか?」

杉三「はい、読めません。書くこともできません。」

受付「はあ、、、。なんですかこの人は。今日おひとりで来たのですか?」

杉三「いいえ、親友の蘭と一緒です。」

受付「親友の蘭?誰ですかその人は。」

杉三「この人です。」

と、隣で待機していた蘭を指さす。

受付「親友の蘭とは、車いすの方だったのですか。」

蘭「はい、そうです。」

受付「あなた、この方の不謹慎な言動をどうして止めないのです?彼が、よみかきができないのなら、家族に手伝わせるのが普通ですよ。それなのに、車いすで二人そろってのこのこと現れるなんて、何を考えているんですか。もっと、彼の言動を止めるとか、してもらいたいところですよ。」

蘭「ああ、すみません、すみません。」

ただただ頭を下げる。

受付「こういう人は、いうことを聞かないで当たり前なんですから、あなたは、誰か歩ける方を呼ぶようにしてください。歩けない人同士で来られても、こちらは困るだけです。」

蘭「はい、申し訳ありません。」

杉三「ちょっと待って、なんで蘭が謝るんだ?僕らが投票に来ちゃいけないとでもいうの?だったら、なんで、うちに投票所入場券が送られてくるんだろ。それは、偉い人が、そう決めたからでしょ。それを実行しているのになんで妨害するの?」

蘭「杉ちゃん!」

杉三「蘭は黙ってて!僕は理由を聞いているの。なんでうちに投票所入場券を送り付けておきながら、それを実行しようとしたら、なんでこうやって妨害するんだ。その理由が知りたいんだ!」

受付「ああ、それはですね、、、。」

杉三「もったいぶらないで早く教えて!僕らはこの後買い物にも行かなきゃならないの!」

声「これは杉三さんのほうが正しいですよ。いつも偉ぶっておいて、いざとなったときにそうして意地の悪い行為をするお役人根性は、今も昔も同じことです。」

杉三「あ、青柳教授!」

振り向くと、懍が水穂と一緒に来ている。

受付「げっ!」

懍「それが、いけないというのです。あなた方は、公務員なんですから、市民のおかげで食べていけるんだってことをもう少し自覚してくださいね。その市民の中には、僕や、蘭さんや、杉三さんのような、欠陥者だっているんです。それを絶対に忘れないでください。」

受付「わかりました、、、。青柳教授。じゃあ、杉三さん、こちらにいらしてください。私が候補者の名前を読み上げますから、投票したい候補者を言ってください。そうすれば、代筆します。」

杉三「やった、僕も投票ができるんだ!」

と、車いすで投票室にいってしまう。周囲も何事かと二人を見ている。

蘭「ああ、穴があったら入りたい、、、。」

水穂「気にするな、蘭。それが一番なんだから。それに杉ちゃんのいうことも、まんざら嘘ではないよ。」

蘭「ありがとうな、水穂。」

懍「蘭さんも、水穂さんも、投票を済ませてきなさい。このような時は何も気にしないで堂々としていればよいのです。僕たちも参政権があると、憲法でしっかりと、保証されています。ですから、もし、誰かがそれについて、悪く言ったら、憲法があるのだと言っておやりなさい。」

蘭「は、はい、わかりました。青柳教授。」

と、投票室に向かっていく。

杉三は、先ほどの受付係と一緒にいる。投票所は、小さなブースがたくさん置いてあって、多くの人が投票できるようになっている。

水穂「僕らも、早く投票を済ませよう。」

蘭「迷惑かけないように。」

二人は、投票用紙を受け取って、いそいそと候補者名を書き始める。そこへ懍と、数人のお年寄りたちが入ってくる。

蘭「ああ、デイサービスかなんかかな。」

水穂「そうみたいだね。急ごう。あの人たちにゆっくり投票させてあげられるように。」

年寄りたちの中に混じって、何人か指導員がいた。

指導員「さあ、この紙をもって、候補者の名前を書いてください。そうして、あそこにある投票箱に入れてください。」

一人のおじいさんが水穂のほうを見る。

おじいさん「あれ、彼は、、、。」

水穂「僕の事ですか?」

おばあさん「あら、知り合いだったの?」

水穂「もしかして、、、。」

おばあさん「へえ、いい男だねえ、あんた。テレビでも出れば、売れっ子になるんじゃないの?外国の俳優さんに似ている人がいそう。」

水穂「ああ、よく言われますけど、僕は何も気にしていません。」

おじいさん「あれ、右城君?」

水穂「あ、もしかしたら。」

おじいさん「伊能君まで、、、。もう覚えていないかな。君たちは犬猿の仲だったから、よく覚えていたのだが、、、。」

水穂「そうでしたね。でも、僕は右城ではありません、磯野です。それに、蘭さんとは、今は親友です。」

おじいさん「磯野?」

水穂「ええ、磯野家の婿養子になったんです。秋山先生。」

蘭「僕は、歩けなくなってしまいました。」

指導員「秋山さん、この二人、知り合いだったの?」

水穂「ええ、僕と、彼が小学校の時に音楽の先生だったんですよ。秋山清先生です。そうですね?」

清「その通り、秋山清です。」

蘭「びっくりしました。こんなところで秋山先生と再会できるとは、、、。」

水穂「その節は本当にお世話になりました。ありがとうございます。」

懍「よかったら、お茶でも飲んでいったらどうですか?お宅は老人ホームか何か?」

指導員「いえ、デイサービスです。」

蘭「でも杉ちゃんが。」

懍「杉三さんには僕が伝えておきますから。」

声「だれに伝えておくって?」

入り口で杉三がいたずらっぽく言った。

杉三「いいじゃないか、せっかくの恩師だもん。だから、お茶ぐらいさせてあげてよ。」

清「わかりました。今日は早退させてください。じゃあ、投票を済ませたら、二人ともお茶を飲みましょう。」

蘭「ありがとうございます。」

水穂「よろしくお願いします。」

杉三「僕も一緒に行く!」

蘭「杉ちゃんは、」

清「この方はどなたですかな?」

杉三「初めまして!蘭の親友の影山杉三です!」

清「丁寧にどうも、秋山清です。」

杉三「あらましは、蘭たちが話していたので大体わかりました。小学校時代の先生だったんですね。なんか、感慨深いものがありますね。あ、そうだ!どこのお茶屋さんに行くつもりですか?」

清「どこって、スターバックスとか、、、。」

杉三「ああ、ダメダメ!そういうところで出るものは、ナッツが入ってることがあるから、水穂さんが喀血するとかわいそうです。だったら僕の家でどうですか?僕がカレーを作りますから、ぜひ食べてってくださいよ。それに、先生おそらく一人暮らしでしょうから、ご飯なんてろくすっぽ食べてないでしょ。」

蘭「杉ちゃん、あんまり詳しく説明しなくていいんだよ。すみません、この人は、」

清「確かに面白い方ですな。」

杉三「デイサービスを利用されるなんて、どっちにしろ一人暮らしか、家にいてもほっぽらかしで寂しい暮らしをしているのかのいずれかですよ。ああいう施設は、竹かごにのっけられて、捨てられた老人の受け皿でしょ。ほんとは、若い人がカレーを食べさせるべきなんですけどね。」

指導員「は、はああ、、、。」

清「わかりました。じゃあ、カレーを食べに伺います。」

杉三「やった!じゃあ、早く投票を済ませてきてください。」

清「わかりました。」

と、投票用紙をもって、投票箱に向かう。蘭と水穂は顔を見合わせて、ため息をつく。


杉三の家、カレーを作っている杉三。

清「いや、綺麗な家ですな。」

蘭「まあ、杉ちゃんは、料理とか、掃除とか、そういうものだけが得意なんです。読み書きはできないんですけど。」

清「読み書きができない?それなのになぜ、カレーの作り方を知っているのでしょうか?」

水穂「なぜでしょうね。僕にもわかりません、とにかく、料理が得意中の得意であることだけは間違いありません。そういう摩訶不思議な人物です。」

清「ところで、右城君、彼がさっき、喀血すると言っていたが、本当にそうなのか?あと伊能君も歩けなくなってしまって、、、。」

水穂「ええ、二人ともすっかり障碍者です。杉ちゃんのいうことに嘘はありません。まあ、先生も僕が酷いアレルギーであったことは覚えていらっしゃいますか?」

清「そうだった。給食も、ほとんどは弁当だったなあ。」

水穂「ええ、それが悪化したというわけです。」

清「今、ピアノは弾いているのかい?」

水穂「いえ、全く弾いておりません。音大は行きましたが、そのせいで体壊して帰ってきて、すっかり不用品になってしまって、妻に当たられてました。それは自分の責任だから仕方ありません。今は、青柳教授の手伝い人として生活させてもらってます。」

清「伊能君は、美術学校に行ったと聞いたが、なぜ車いすに?」

蘭「ええ、ドイツに留学したんですが、全くうまくいきませんでした。結局心臓を悪くしてしまって、帰ってくるしかなかったんですよ。今の仕事は刺青師。まあ、生活できるからいいことにしてます。」

水穂「僕たちは、学校にいた時に予測していた人生とは、全然違うものになってしまいましたね。結局、先生が言っていた、高等教育は受けられなかったし、立派な仕事にはつけなかったし、体も壊してしまったし。学校で思い描いたことや、学んだことなんて、なんの役にも立ちはしませんでした。まあ、僕たちは堕落してしまったとでも言いましょうか。」

清「そうか、、、。教育は何にも役に立たないと改めて感じたよ。今の言葉で。結局、生徒を二人も、送り出してやれなかったんだ。やっぱり、ダメな教師だ。」

蘭「そんなことはありません。僕たちは、先生がいうとおりの人生を歩むことは確かにできなかったかもしれませんが、学校の中で得たものはちゃんとありますよ。」

水穂「先生のバイオリンだって、忘れたことはありません。覚えていませんか、先生がバイオリンで弾いて、僕はピアノで伴奏しましたよね。」

清「そんなことはあっただろうか。」

蘭「僕も覚えてます、先生。僕は音楽のことは詳しくありませんが、先生が弾いてくれたバイオリンは、とても素晴らしかったです。」

杉三「カレーができたよ!」

清「取りに行かなくて大丈夫ですか、」

杉三「敬語なんて使わなくていい。僕は馬鹿だからね。お客さまに取りにいかせるのはまずいから、車いすでもっていくよ。そっちに。」

と、ひざの部分にトレーを乗せ、そこにカレーの皿を乗せて、テーブルまで運んでくる。

清「そうか。車いすの方を手伝えと指導をしていたのに、そうやって工夫をしているのか。」

杉三「当り前だ。そんなすぐに他人を頼ってたら、僕らは何もできない。」

蘭「文字はかけないのにね。杉ちゃんは。」

杉三「それとは話は違うよ。はい、先生、カレーを食べて。」

と、清の前にカレーを置く。

杉三「今日のカレーは、ビーフカレーだよ。さあみんなもどうぞ。」

蘭「じゃあ、いただこうか。」

水穂「いただきます。」

二人、杉三が渡したさじを取って食べ始める。

杉三「先生も、食べてよ。」

清は、恐る恐る、匙を受け取って、カレーを口にする。すると、涙があふれてくる。

蘭「どうしたんですか先生。」

杉三「味が悪かった?もしかして、、、。」

清「いえ、違うんです。その逆です。これは、ホテルの料理人並みにうまいですよ。そして、この味は、うちの妻が、作ってくれたカレーにそっくりなんだ。なんというルーを使ったのかな。」

杉三「わからない。読めないもん。」

清「そうか、、、。私も、ずいぶん年を取ってしまいましたね。カレーを食べて妻のことを思い出すなんて。」

蘭「奥さんどうしたんですか?」

清「ああ。もう、先に逝ってしまいました。素晴らしい歌い手だったのに。もう先立たれて十年以上たってるのに、まだ妻がいるような気がしてならないのですよ。」

水穂「娘さんはどうしているのです?僕らと同じくらいの年代だとよく言っていましたね。」

清「ああ、娘も、育てられなかった、、、。」

蘭「育てられなかった?」

清「ええ、妻が亡くなった直後に家を出て行ってしまって、、、。」

杉三「それでデイサービスに行っていたんだね。確かにいろんな事情はあるかもしれないけどさ、僕はデイサービスとか、そういう施設ってあんまり好きじゃないんだ。ほかの人は、働いているのに、そういう人だけそこに集められて、贅沢をさせられるって、なんかだまし絵を見せられているようでさ。だから、好きじゃないんだよね。」

清「ありがとう。でも、そこしか今は居場所がないんだよ。」

杉三「どうしてさ?家にいたくないの?」

清「いや、そこしか行くところがないからさ。家の外には全く、外部の人と接する者がないんだ。」

杉三「でも、バイオリニストだったんだよね?」

清「確かにバイオリンならあるけど、、、。」

杉三「だったらさ、生徒さん取って教えるとかしたほうが、よほど生産的だと思うけどなあ。どうしてしないの?そのほうが、きっと、能率的に外部の人と接することができると思うけど。音楽をやる人って僕はみんなすごいと思うんだ。それがあるっていうだけでも、すごいことなんだから、それを使わないでなんでそんなつまらないところにいるのか、僕は不思議で仕方ないよ。」

清「まあ、それができたら苦労はしないよ。」

杉三「だったら、実行すればいいじゃないか。」

清「そうだけど、もう、バイオリンを弾く気にはなれないんだ。」

杉三「どうして?」

清「私的な理由だよ。」

杉三「どうして?ねえ、どうしてなの?」

清「だから、私的な理由だってば。」

杉三「なんで?答えを教えて。質問されたら答えを出せって、先生はずっと教えているじゃないか。」

清「いや、言いたくないこともあるんだよ。」

杉三「絶対ダメ!いざとなったときにそうやって逃れようとするのはいけない。」

清「君はどうしてそんなに?」

杉三「だって、聞きたいんだもん。」

清「聞いて何に?」

杉三「わからない。でも知りたい!それを知りたいんだよ!」

蘭「杉ちゃんよせ、きっと、重大なことなんだ。だから、それを言うと、つらくなるから、黙っているんだ。質問されたら、確かに答えを出さなきゃいけないこともあるけれど、それは全部のことに通用するわけじゃないんだよ!」

水穂「すみません、先生。杉ちゃんは、こうして、答えを全部出さないと納得しないんです。ただの性格じゃなく、これは障害だと思ってください。」

杉三「僕は確かに馬鹿だけど、知りたいことは知りたいんだよ!」

清「そうですか、、、。本当に、純粋ですな。かいつまんでいうと、妻にもう弾かないでくれと怒鳴られて、娘には、そのせいで自分のほうを向いてくれなかったじゃないかといわれて。これが理由です。わかりますか?」

杉三「変な奥さんと変な娘さんだね。じゃあ、代わりに僕が聞くから先生のバイオリンを聞かせてください。僕は、偏見も何も持ちません、だから、聞いてみたいです。」

清「そうなるのですか、、、。」

蘭「杉ちゃん特有の発想です。」

杉三「十八番は何ですか?ツィゴイネルワイゼン?」

清「そんな難しいものは弾けないよ。」

水穂「先生、先生は、僕の前でオコナーのアパラチアンワルツという非常にマニアックな曲を弾いていましたよね。僕は、覚えてますよ。」

杉三「僕、アパラチアンワルツ大好き!」

清「あの曲を知っているのですか?」

杉三「はい、知ってます。大好きです!すごいきれいな曲で、、、。」

清「そうですか、、、。こうなると、完全に杉三さんいに負けましたな。」

杉三「杉三さんなんて呼ばなくていい!杉ちゃんでいいよ、杉ちゃんで!アパラチアン、絶対聞かせて!じゃあ、カレーを食べようよ。冷めちゃうよ!」

清「は、はい、、、。」

蘭「こういう、回転が速いのも杉ちゃんですよ。」

水穂「本当だ。」

杉三「じゃあ、改めていただきます!」

清は、大きなため息をついて、カレーを食べる。やはり涙があふれてしまうのだった。





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