この季節に暗黒（うつ）が始まることが多い

今年も例外ではないようだ

一般的にも　秋は心がセンチメンタルになる季節といわれるが

ぼくの場合度を超えているようで　それを楽しむ余裕はない

始まりの合図は　背中の真ん中胃の裏あたり

のし掛かるような　重く　苦しい　不快感

背中ふかいところの筋肉が　締めつけてくるような感覚

背中を丸めずにはいられない

ふかいため息しか出てこない

鉛のかたまりを背負わされ　深い深い泥沼に

ずぶずぶと埋もれていくようだ

心はワケもなく沈む

抜けたチカラを振りしぼってみても　残るのは虚無感と離人感

そんな自分がみじめでイヤになる

こんな己の姿を人様には見せたくない

こんな状態にカバーを掛けて　そつなく人付き合いするなんて

もうしたくないし隠しきれない

人様を不愉快な気分にさせてしまう

外出の機会が減っていく

次の夏の声を聞く頃までの　暗く長いトンネル

つよい疲労感と虚無感自己否定の日々が

またスタートしている

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