第4話
朝、女はいなかった。
逃げた痕跡もない。綺麗に消えていた。
誰かに回収された?それとも自分で逃げた?あの傷であの拘束を解いて逃げるとはやはり只者ではない。
絶対捕まえてやらなくては。
情報を得ることも大事だが、馬鹿にされたようで腹が立つ。捕まえて、いたぶってやらなければ気が済まない。
俺はカミラ国王カイ。
この権力のもとに叶わない望みなどない。
すぐにマドラーダ国王に指しだすように申し入れよう。おそらく宮廷内の者なのは確かなのだから。
もしかしたら、マドラーダのスパイだったのかもしれない。あの禿ジジイもなかなか食えないやつだ。
ミモザの丘でアリアが歌う マルゲリータ @susan-margherita
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ミモザの丘でアリアが歌うの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます