いつもの11係

 11月14日

 今日も十一係係長の浜松健二は暇していた

 浜松「いやー平和っていいね♪何より給料を貰いながらラノベを読み続けることができるなんて最高!」というぐらいである一度こいつは全税金納税者の前で土下座をするべきであろう。

 下田「浜松くん、君はそんなところで寝転がっていないで少しは私みたいに働いてみてはどうかね、私は一係の抱えているヤマに引っ張り出されて、てんやわんやしてるっていうのに班長の君は趣味丸出しでその『とある魔術のインデッ◯ス』とか読みふけってないでさ、三係手伝ってきなよ」

 こんな風に係長を叱り飛ばすのは係長と同じ警部補の下田結だ、今は元サクラポリスの経験をいかして痴漢被害の女性から話を聞き出したところだ。

(ちなみに浜松と警察学校の同期で高校も一緒の腐れ縁でもある)

 浜松「下田ちゃん、君は全然分かってない!『新訳とある魔◯のインデックス』と『とある魔術のイ○デックス』っていうのは章だけではなく、スケールも違うんだよ!スケールも!ここ重要だからね」

 下田「心底どうでもいいわ給料泥棒!」

 二人がそんな会話をしていると…

 <通信指令室に入電、世田谷区の一般住宅にて首吊り死体発見の通報あり、所轄の確認により不自然な点が認められる、十一係はすぐさま現場へ急行し事実確認を行い報告せよ、繰り返す、通信指令室に入電…>

 下田「浜松、いい加減お仕事の時間のようね」

 浜松「やれやれ、これからやっと学園都市対魔術の戦いが始まるところだってのに…よし、さっさと方をつけるぞ!十一係臨場!」そう言って二人は警察車両に乗り込んで出発した。

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