屈することから、逃げた。
次の日、僕は、きちんと、起きて、中学に通った。意地でも、通ってやった。遠藤に屈したと思われたくなかったからだ。ある意味、僕は、不登校になるぐらい、意思が強い。実は、ちょっとクラスに入るというか、遠藤と顔を合わすのが、一番度胸が要ったが、やるならやってみろと睨みつけてやったら、意外と、遠藤は、南條と不良グループと仲のいいちょい悪系の女子グループと与太話をしていた。
遠藤にとっては、どってことはないなのだろう。
しかし、遠藤の右手首の怪我は痛々しかった。
辻斬りにでも、あった感じだ。包帯には、リンパ液?赤と黄色に滲んでいた。
ざまぁ、みろだが、悪魔に誓い、もっとひどい復讐をしてやる。
担任の
「えーそれでは、出欠をとります」
溝上麗子は、僕と目を合わすが、意図的に、今日は森田くん、ちゃんと出席しているのねとか、刺激するようなことは言わない。要注意生徒への指導要領にかかれているのだろう。
「
「はい」
「
「はい」、、、、、
考えようによったら、中学ほど、楽なものはない、座っていればいいんだから。
今日は、一日ゆっくり、策を練ろう、
僕は、遠藤への復讐を考えていた。
復讐するは、我にあり。復讐の味こそ蜜の味なり。
が、そうでもなかった、技術家庭科の時間は地獄だった。ほとんど、技術の時間は出席していなかったので、知らなかったのだが班で座るため、遠藤の席が、僕の席の真後ろで授業中、ずーっと遠藤にちょっかいを出された。
それを、わざと、南條が技術の教師にチクリ、僕はビンゴで技術の先生に怒られ、廊下に立たされた。
まぁ、いい、技術教師の不興は買ったが立ったままだが、落ち着いて考えれる時間を貰った。
六限が終わると、逃げるように走って帰った。昨日のように腹に蹴りを二発も食らっては、たまらない。
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