《第1章 転生》 第1話
おぎゃあ おぎゃあ
ここは王都、バランスティア王国と言う...そこの平民住宅街の家から赤ん坊の鳴き声が聞こえていた...
「やっと生まれたな...」
そう言っているのは産まれたばかりの赤ん坊のお父さんになるジン・ステリアと言う...
「産まれましたね...」
そう言っているのは母親になるベルフェ・ステリア...そして、ここに居合わせている助産師さんなどがいた...
「ジン...この子の名前は決めたの?」
「もちろん、この子の名前はタクミ・ステリア だ」
「タクミ...いい名前だね...」
そうして異世界の転生者の拓海が生まれたのであった...それから段々と大きくなっていき...今は5歳まで大きくなった...
(転生してから5年も経ったのか...早いような遅かったような...)
そんなことをタクミが考えていると...
「タクミ〜」
タクミと呼んでいるのはタクミが住んでいる家の隣に住んでいる子だ...名前がカエデ・マーリンと言う...マーリンが家名だ...ちなみに女の子だ
「カエデか...どうしたの?」
「あのね!明日神様から加護をもらいに行く日でしょ!それでね教会まで近いから一緒に行こうと思って声をかけたんだけど...」
「あぁ〜...大丈夫だと思うぞ?」
「ほんと!なら明日迎えにいくから待っててね!」
「おう!分かった」
この世界は5歳になったら神様...アテナから加護を貰うために教会に行かなくてはならないのだ...ちなみに5歳にならないとステータスも開かないためタクミはまだ加護が何だかは分かっていない...
(あの時アテナからお楽しみに〜とか言われたけどなんのスキルが貰えるのかな...)
そんなことを考えながら家に帰って行った...そして...
「父さん、母さん...明日なんだけど、隣のカエデと一緒に教会まで加護をもらいに行ってくるね」
「おぉ...わ、分かった」
「えぇ、行ってらっしゃい」
2人から許可をもらったタクミは自分の部屋に行った...そして...
「ジン...何そわそわしてるのよ...」
「だ、だってな...5歳で教会まで行くなんて心配だろ!」
「大丈夫よ、あの子は賢いから...」
そうして加護をもらう日の当日になった...
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