第56回 女性専用車は痴漢抑止にならない。

 女性専用車は痴漢抑止や女性の為にならない点について説明してゆきます。

 女性専用車は通勤時間帯を中心に設定されており、主に女性と身体の不自由な人、小学生以下の男性が利用できる車両となります。

 しかし、この女性専用車は残念ながら意味のある車両とは言えない状況となっており、これがある事で遅延の増加、混雑率上昇などの弊害が発生しています。

 又、女性専用車によって上昇した混雑で痴漢は寧ろ増加する一方で冤罪も多発するなどの問題があります。

 なので、女性専用車の必要性がない理由や痴漢抑止になる方法について述べてゆきます。

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1.混雑率上昇で非女性専用車での痴漢が増加。

 当然ながら女性専用車を導入する事で他の車両の混雑率が上昇する事になり、これが痴漢や痴漢冤罪などを生み出す要因となります。

 そうなると女性専用車では痴漢が起きなくても非女性専用車では痴漢が増えるなどの弊害が起きるのは必然です。

 なので、女性専用車よりも混雑緩和や朝ラッシュの着席専用車両などを用意して女性に対して割引する方が現実的と言えます。

 例で言うなら普通列車グリーン車料金をラッシュ時に女性料金を適用する方が女性専用車を導入するよりも優れた痴漢対策となります。

2.男性は混雑の酷い車両に乗らざるを得なくなり、痴漢冤罪を助長する。

 当然ながら、男性は混雑の酷い車両に乗らざる得なくなり、女性専用車は痴漢冤罪を招く恐れが十分にあります。

 こうなると痴漢対策としての意味は薄れ、逆に邪魔な車両になるのは当然です。

 又、男性専用車を出して痴漢冤罪対策をしても無駄です。

 痴漢の加害者は男性が圧倒的ですが、痴漢の被害者にも男性が多い事を考えると男性専用車はゲイ痴漢の像靴になるだけで水の泡となります。

 なので所要時間と運転本数の整理を優先し、無駄な列車を削減し、必要な列車を増発する事が混雑緩和に繋げられます。

 なので、痴漢冤罪を減らすには混雑緩和以外の手段はありません。

3.人身事故などで遅延した時、混雑率が恐ろしく上昇する。

 人身事故などで遅延が発生した時、混雑率が恐ろしく上昇するのはご存知ですね。

 この混雑率高くなればなるほど、痴漢を助長する要因になる他、こういった遅延時に女性専用車を取りやめる事は結局混雑を上げるだけで痴漢冤罪を招く証拠となります。

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 又、海外では女性が女性専用車に対して非常に反対した国があり、それを進めた結果、遅延や痴漢冤罪を減少させた結果に繋がった事からも女性専用車は様々な弊害を起こす車両だと思います。

 なので、混雑率が激しいなら特急列車などの着席料金などを女性対象に値下げし、着席率を上げながら、女性専用車を廃止して行った方が利用実態に合っていると思います。

 又、特急列車と一般列車の混合編成なども対策になるのでそれらも検討に値するでしょう。

 なので、女性専用車を止める代わりに着席料金の女性割引を進める、複々線や輸送力を増強して混雑緩和を進めた方が女性専用車よりも混雑や痴漢対策として有用なのです。

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