第40回 名古屋地区の鉄道を考える。名鉄編02。

 前回は三河線みかわせんを始めとする愛知県三河地区の鉄道について述べました。


 名鉄めいてつの三河地区の鉄道を改良すれば鉄道・道路の改良が進むことを当然だと言えます。

 ですが、尾張おわり地区についても大丈夫か考えて行きましょう。


 尾張地区は知多半島ちたはんとうや瀬戸市以西の愛知県を言います。

 この地区では三河地区に比べて鉄道整備率が高い一方、不便な部分もあるので少しずつ説明して行きます。


 1.小牧線こまきせんは全線複線化が必須な路線。

 名鉄小牧線は名鉄の中でも重要な路線です。

 特に小牧線は上飯田線かみいいだという名古屋市営地下鉄が接続し、短いですが、名城線と乗り換える事が出来る為、非常に重要な路線です。

 又、犬山駅から発着すれば鶴舞線つるまいせんとの分散も可能になるので、非常に重要といえます。

 なので、犬山駅~上飯田駅までは当然ながら複線化する必要があります。

 複線化しながら、同時に城北線じょうほくせんの接続駅である味美駅には南味美駅と開業させ、東海環状線の接続を向上させるのが望ましい。

 そして間内まない駅を島式2面4線のホームに改良し、車庫を作る事で急行などは待避できる構造にし、更に犬山駅の高架化を進める事で名鉄岐阜駅~上飯田駅を結ぶ路線にして、これらは20m車両で統一する事で、上飯田駅などから名鉄岐阜駅や高山本線に向かう路線構成が可能になります。

 同時に犬山線も鶴舞線直通列車のみを名鉄岐阜駅に向かわせ、ミュースカイなどの18m車は全て新可児方面への運用にすれば運行が分散され、安定輸送が可能になります。

 故に、犬山駅は高架化し、犬山線⇔広見線に向かう列車の直通列車のみ地上戦を通す事で分散乗車が可能になります。

 ただ、これは必ずしも必要でなく広見線ひろみせん自体、本数が少ないので名古屋方面の一部を高架化された犬山駅を犬山線スイッチバックできる構造にすればそれはそれで良いと思います。

 なぜなら、小田急藤沢駅ふじさわえきや東武柏駅かしわえき、西武飯能駅はんのうえきはスイッチバックする事で運行の効率化を図っており、京急蒲田駅けいきゅうかまたえきも同様なのでこれは参考にするべきでしょう。

 名鉄はこの様な改善をする事で輸送力の改善や安定輸送が可能になり、利用者増加に回す事が出来るでしょう。

 尚、常滑線とこなめせん方面や瀬戸線に関しては普通列車を多少、増やす程度で十分だと思います。

 又、太田川駅おおたがわで折り返しできる構造の方が便利かと思います。

 というのも名鉄名古屋駅めいてつなごやえき自体が2線しかない過密駅で利用者が30万人いるので名古屋駅までは厳しいので、太田川折り返しと金山駅かなやまえき折り返しが出来れば、輸送改善が上手くいくと言えます。


 又、岐阜県内に関しても名鉄岐阜から発着する普通列車は全て新羽島駅に向かう列車にした上で、名古屋方面の普通列車は笠松駅かさまつえきで折り返しできると良くなる他、各務原線かがみはらせん自体も名鉄岐阜駅付近を高架化して、犬山駅まで複線化すると良いと思います。

 又、名鉄岐阜駅は西武本川越駅ほんかわごえみたいな支障は基本的にないので駅周辺の単線は複線化する必要があります。

 ここが複線化すれば本数が劇的に増やす事が可能になるからです。


 それを考えながら、名鉄の改善を進めておくと変わると思います。

 次回は近鉄について説明します。

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