第26回 無料化した方が良い区間はどこ?
前回は二重取り料金を廃止ウする事で安い運賃になる事を述べました。
そして同時に単なる無料化では高速道路が安くならない事も説明していきました。
今回はここが無料化か、値下げか?についての問題について説明していきます。
具体的な路線も出すのでそれをどうぞ。
尚、『据え置き』に関しては普通車(軽自動車含む)、二輪のみ適用します。
中型車以上は全体的に値下げ路線に進めた方が良い事は注意してください。
1.中部横断自動車道(中央道以南)
中央道以北は無料化以前に其れほど、必要な道路ではありません。
何故なら、西隣に長野自動車道がある事、既存の道路でもそこまで混雑していない事が原因です。
この道路がある位なら、国道299号の秩父~長野区間の改良や国道152号の改良を目指した方が良いでしょう。
反対に中央道以南は必要な道路となっていきます。
ましてや途中区間の無料化は論外です。
何故なら、中央道の渋滞が激しいだけでなくその渋滞を回避する為に東名や新東名にシフトするドライバーも多くなると予測されるからです。
確かに国道52号は好いていますが、中央道の下道も貧弱な故に東名(新東名)、特に沼津IC(長泉沼津IC)から伊豆縦貫道~国道1号~箱根新道~西湘・新湘南バイパスor小田原厚木道路~圏央道などに移行する可能性が高い道路といえます。
なので、ここは全線有料にした上で4車線化工事は必須となると言えます。
また、中央道の拡幅工事の際もここが全線有料だと6車線工事が楽に進められる利点があるなど、侮れない効果があるからこちらは全線有料化で問題ないでしょう。
2.伊勢自動車道
伊勢道は東海地方の優れた道路事情と鉄道事情がある為、そこまで必要とされていない区間です。
但し、伊勢関~勢和多気JCTまではそれなりに交通量が多いので値下げ、勢和多気JCT以東は無料化した方が妥当です。
何故なら、そこから紀勢自動車道に移行する車も多い事から、勢和多気IC以東よりも利用者が多くなるからです。
勿論、伊勢IC以東の有料道路も無料化した方が良い効果が生まれると思います。
3.東北自動車道
東北自動車道は利用者が多く、仙台までは据え置きで問題ありません。
また、常磐自動車道も利用者が多いので常磐道の4車線化が重要になってくるでしょう。
他方、大和IC以北からは値下げを行い、盛岡IC以北になったら無料化した方が良い効果を生むことが出来ます。
何故なら盛岡ICまではそれなりに利用者が多いので値下げの方が安心して走行できるからです。
盛岡IC以北は交通量が少なく、他の有料道路の互換性もないので無料化しても問題ありません。
尚、八戸道、釜石道、秋田道、山形道庄内支線は全て無料化してバイパス代わりに走らせた方が良いでしょう。
4.関越自動車道
ここは交通量の多い区間と少ない区間が分かれていますが、基本的に渋川伊香保IC以南は据え置き、以北は値下げで対処した方が良いと思います。
特に関越トンネル区間は値下げする事で交通量が多くなるからです。
5.上信越自動車道
長野ICまでは八王子JCTからの料金調整の意味合いと交通量の多さからで据え置き、それ以北は値下げの方が妥当といえます。
また、全線4車線になると交通量も増加するので妙高SAの給油所再開・新設と黒姫野尻湖PA、新井PAのコンビニなどの商業施設増設は必要となります。
6.京都縦貫自動車道
ここは、綾部JCT以北は無料なのは勿論、以南も二重取り料金を廃止する事で名神~舞若道経由が安上がり出来る構造にした方が問題ないでしょう。
当然ながら、綾部JCT以南は4車線化の対象にするとよい。
7.京奈和自動車道京都区間
ここは無料化した方が基本的には望ましい。
というのは名阪国道との時間との競争が含まれているからです。
とりわけ新名神が全通することで名古屋方面から京奈和道経由が奈良市の最短経路になるからです。
但し、全線4車線化は当然ながら必須となります。
8.播但連絡道路
ここは当然ながら福崎IC以北は無料なのは当然として以南から福崎IC経由で中国道に入る際も料金所を廃止してそのまま進めるようになれば、無料だけでなく宝塚の渋滞緩和に貢献可能となります。
9.中国自動車道
ここは勿論、宍粟IC~山口IC間の無料は必然でしょう。
そうする事で山陽道に移行していた車も中国道に移行するからです。徒然ながら米子道や浜田道の全線無料化や岡山道高梁IC以南は無料化が望ましいと言えます。
10.徳島自動車道
ここは高松道との二重道路になっているため、全線有料にしつつも、上板SAには給油所と売店24時間、一部分の4車線かは必須となります。
とりわけ上板SAと吉野川SAが夜間営業すると高松道の車がこちらに移行すると言えます。
尚、途中IC下車なら値下げは必須でしょう。
11.高知自動車道
高知IC以北は値下げ、以西は無料化が望ましいです。
また、南国SA下りや給油所などは必須といえる。
12.宮崎自動車道
全線無料化は必須で、霧島SAや山之口SAの一般道利用も検討した方が良いでしょう。
13.東九州自動車道
大分以北は大分道含めて値下げ、以南は無料化で問題ありません。
14.東関東自動車道
大栄ICまでは据え置き、以北は無料化した方が望ましい。
但し、圏央道の4車線かは必須で久喜白岡JCT~東金ICまでは4車線化した方が良いと言えます。
15.磐越自動車道
会津若松IC以東は値下げ、それ以西は無料化が望ましい。
当然ながら、全線4車線かは必須レベルといえる。
16.東海環状自動車道
全線据え置きだが、基本的に4車線化は必須。
17.東海北陸自動車道
飛騨清見ICまでは据え置き、以北は値下げが妥当です。
18.北陸自動車道
富山IC~長岡JCTまでは値下げで問題ないでしょう。
19.北海道地区
基本的に札幌自動車道と札幌近郊を除いて無料化し、札幌近郊は均一制にした方が良いでしょう。
値下げ・無料化必須は以上となります。
つまり、大事なのは区間によって値下げと無料化する区間を区別する事に尽きます。
また、狭山環状有料道路や水海道有料道路など互換性のなくETC非対応な有料道路は即刻無料化すべきでしょう。
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