第09回 車内トイレの必要性。

 今回は鉄道で最も必要な車内トイレについて説明します。

 車内トイレというのは鉄道車両にあるトイレ付き車両の事を指します。

 このトイレ付き車両の必要性と洋式での重要性について述べていきましょう。


 鉄道の移動を便利にするには車内トイレの存在は非常に大きいと思います。

 特に新快速や長距離運用になる際に車内トイレがあると非常に助かります。

 何故なら、駅のトイレを利用しなくても車内トイレを利用する事で長距離列車の移動のみならず、無人駅対策としても重要な役割が持てます。

 何故、無人駅対策としてトイレ付き車両が非常に重要なのか?

 それは無人駅にはトイレがつけ備えていない駅が非常に大きいからである。


 トイレ問題に関しては高速道路のSA・PAの活用もローカル線利用者も高速道路の施設を利用する事でトイレや終電、強いては無人駅の集客目的として重要な役割を持っている事についても述べましたが、ローカル線は無人駅の比率が高くなりがちで当然ながらトイレのある駅の比率が少なくなりがちです。

 つまり、トイレ対策の面としての役割を鉄道車内や高速道路の休憩所に分担させることで今まで使われなかった駅に人が集まるようになり、ローカル線を使う利用者も増えていきます。


 つまり、ローカル線の駅にはトイレ付き車両とクロスシートは利用者が安心して移動できる重要な生命線になるのでこれらを整備する事で鉄道から敬遠されてきた利用者を鉄道に呼び戻す事が出来るのです。

 また、トイレ付き車両には洋式1基だけでなく男性用小便器付きの車両もあるとトイレ対策として向上できるでしょう。

 つまり、1編成につき洋式トイレと男性用小便器を用意する事でトイレの回転率向上に繋がります。

 また、3両につき、洋式・小便器を1セット設置する事でローカル線の救世主としての役割と長時間移動の軽減につながるのです。


 となると、ローカル線のみならずトイレ付き車両は両者の多い私鉄路線でもロングシートのみでも助かる構造になると思います。

 というのは、混雑している路線はロングシートが前提で導入されるので長距離移動でもロングシートでの運用が前提となります。

 特に朝夕や利用者の多い区間は確実にロングシートでの運用でないと積み残しが多発するので乗客から苦情が多発します。

 だが、裏を返せば時間関係なくトイレ付き車両があると、車両に乗っても用を足せる利点が非常に大きい事から通勤には役立つ設備といえます。

 但し、注意して欲しい点が1つあり、それはトイレ付き車両を女性専用車や弱冷房車に入れてはいけません。

 何故なら、女性専用車に入れると男性が用を足せなくなり、弱冷房車だとその車両の匂いが酷くなるからです。

 つまり、利用者が不快にならないような構造を作りながらトイレ付き車両を考えなければならないと言えます。

 そう考えるとトイレ付き車両を入れて良いのは非女性専用車且つ非弱冷房車に入れるしか方法がないと言えます。

 トイレの匂いに注意しつつサービスを向上する必要があるのです。

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