第08回 長距離列車には種別問わずクロスシートを付けるべし。
前回は特急料金の在り方について述べましたが、今回は長距離列車の在り方について述べていきます。
鉄道離れの最大の要因は言うまでもなく、ローカル線までロングシート化を推奨する事にあります。
個人的に旅情を感じないから転クロ推進でなく、居住性と安心感から転クロを推進しています。
何故、転換クロスが必要なのかというと、長距離列車では転換クロスの方が乗り心地良く、他の客に見られにくくなるので安心感が違ってきます。
更に、人の目を気にせずに楽に乗車できるので安心して寝られ、仕事が出来る利点にも繋がります。
つまり転換クロスは居住性や仕事力を上げる切り札となります。
無論、首都圏や地下鉄みたく混雑する路線にはロングシートが望ましいです。
というのは世界一運賃が高く、乗り心地最悪なロンドン地下鉄では高い運賃を採用する割には狭クロスシートというデブが通路側に座ったら身動きが出来なくなるシートが採用されているからです。
はっきり言えばこのシートの乗り心地はクロスシートとしても乗り心地が良いと言えず、寧ろ、デブが通路側に乗った時は出る事が出来ない劣悪な乗車環境になります。
なので、混雑緩和したければこういう狭クロスより普通に編成を伸ばすか、本数を増やした方が良いのは言うまでもありません。
逆に長距離列車やローカル線ではトイレやクロスシートは確実に必須になるのは自家用車や自転車との争いが強くなり、そういった利用者の多くは自分だけの空間を必要としている事が多いです。
つまり、ロングシートの誰かに見られる空間を非常に嫌がり、クロスシート見たく、見られる心配がない椅子の方がマイカー利用者には好まれるのです。
また、固定クロスやセミクロスシートより転換クロスの方が、家族が乗っても安心できます。
何故なら転換クロスだと椅子の方向を変えるだけで2人→4人のボックスシートになり、ローカル線だと利便性が高くなるので自由度が上げられます。
勿論、転クロの製造費用はかなり掛かりますが、それでも利用者を増やすにはこちらの方が便利だと言えます。
故にローカル線に転換クロスシートが必要なのは、その為だと言えます。
勿論、混雑している場合は編成を増やすか、本数を増発する事でロングシートに変えなくても混雑緩和が幾らでも可能です。
尚、ベルリンやパリでも地下鉄にクロスシートが採用されていますが、背もたれが低いせいか、乗り心地が良くありません。
つまり、背もたれも高くすることで居住性向上に繋がり強いては自転車や自家用車に奪われた利用者を鉄道に取り戻す事に繋がります。
後、特急電車の差別化の為に普通列車は転換クロス、在来線特急列車は回転式クロスシートに分けて運用するとより利便性が向上します。
更に車内販売は指定席・グリーン車、及び新幹線のみで販売する事で指定席と自由席の差別化し、在来線自由席は勿論、運賃のみで乗れる事により、優等列車を増発せずに地域間輸送の向上につながります。
最後に混雑が酷い場合はL/C車を入れる事でラッシュ時はライナー以外はロング、平日日中、休日、ライナーはクロスシートに運用する事で乗客の利便性向上に繋がるので、是非とも検討した方が良いです。
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