第297話 伝説、怪奇な話しは夢物語ではなく、現実にあったのだ!(1)
「本当に凄い! 凄いよね! これはぁ!」
「そうなのですか? あなた~? 亜紀~?」
「ええ、凄い。本当に凄いですよ。姫様……。時価にしたらいくらなのだろうか? と、思う、ではなくて。凄い~。凄いですと、声を大にして叫ぶ、歓喜するぐらいの量がありますよ。この古銭はね……。ねぇ~、新太さん?」
「うん、そう、そう、本当に凄い。凄い量だよ。この古銭……。大判、小判に、銅貨がザックザクと、言った感じだ、もんね。亜紀ちゃん~」
「はい。新太さんの言う通りで、姫様~。本当に凄い量なのですよ。この古銭の量……。それこそ? 一時期テレビなどで特集をしていた。いわくつき……。呪われた埋蔵金のレベルぐらいの量がありますよね。新太さん~」
「うん、確かに。それぐらいの量はあるよね……」と。
僕は、自身の周りが散らかった部屋。クローゼット件、いらない。用がない。ガラクタ置き場化もしている部屋。
僕達の産まれ育った日本に通じる扉のがある部屋中に積んであった箱。木箱。良くテレビ……。
それも時代劇と言う奴に登場、出演をする悪徳商人や代官の蔵に積んである物と良く似た木箱。千両箱と思われる箱を開けて、亜紀ちゃんと二人で歓喜! 中身に対して絶賛を送っている最中なのだが。
僕や亜紀ちゃんから色々と質問をされている妻、妃のシルフィーヌやラフィーネさんは、『……?』、
『……?』、
『……?』と、言った感じ様子でね。
それと、この場に集っているメイド長のキヨミさんや、玉さん、花さんも。自身の首を傾げている状態なのだよ。
……だけならばいいのだが?
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