第208話 人魚の姫さま、日本の近代魔法に驚愕? 歓喜? 感動?(15)
と、なれば?
私(わたくし)の選択……。
そう、これから選択になるのですが。このまま家の主人と口論を続行、初の夫婦喧嘩という物を朝。夜明け迄続けていくか? 致し方がない。今回はこれまで。私(わたくし)自身も不貞腐れている様子と行為をやめて、家の御方様から。この異世界日本の奇妙な道具──。
そう、魔法の道具らしい物の説明を楽しく聞き、問いながら。新婚初夜を楽しむか、どちらか二つの選択へとなってきたのですが。さてさて、どうする? どうしよう?
私(わたくし)は俯きながら思案をする。続ける。
〈ギュッ〉
「(えっ? あれ? な、何?)」
と、思わず。己の脳裏で思う私(わたくし)で御座いますよ。
だって我が家の御方様。家のひとが、私(わたくし)の細くて華奢な腕の手首を力強く握って、だけではなく。自身の方へと強引に引く。引き寄せるのです。
だから私(わたくし)は悲痛な表情、声色で。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます