第117話 白馬の王子さま? は、人魚の姫へと不満を漏らします。(3)

 ないかと僕は思うのだよ?


 だってさ? 先程の冒頭シーンではないが? たまたま僕の従妹であり。将来を約束しあった亜紀ちゃんのこと。美しい容姿を思い出し。今後の僕の身の周りのことをどうしたら良い。良いのだろうか? と、少しばかり僕は思案しただけなのに。


 主、夫である僕に対して、下僕以下の扱いは少々酷い。惨いと思う。思われるから。


「姫さま~。少しばかり。僕に対して酷い。酷いよ~」と。


 不満を嘆き呟いた。


 そう、不満をシルフィーヌの奴に告げてやったのだ。


 僕は彼女、姫さまの夫らしく威厳、凛とした声色ではないね(と、ほほほ~)(笑)


 まあ、荒々しい僕の人魚姫が怖いから恐る恐ると気落ち。と、いうよりも?



 もう勘弁してよ。シルフィーヌ、頼むから許して……。もう二度と他の女性のことを思案……できるだけ思い出さないように心掛けるから。この度は許してお願いだ。頼むから機嫌を直してお願いだよ。僕の人魚姫さま……と、思いながら。今にも僕自身が泣き出しそうな様子、顔色で嘆き呟いた。


「フン! 致し方ないですね。あなたはぁ~。いや~。新太……。死んだ、あなたを自身の清い乙女の恥じらいと血を犠牲にして蘇生……。生き返らせたのは私(わたくし)だと言うことを新太~。忘れないでくださいね~」と。


 シルフィーヌは相変わらず憤怒したまま、荒々しい様子で、鼻息荒く。夫である僕へと告げてきたのだ。

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