第91話 人魚の姫さま日本に! (4)
……ん、あれ? 黒い影……。
う~ん、何か? 何やら? 私(わたくし)の瞳に映る。
そう、目前で、何か? 大きな物が垂れ下がり。揺れているような気がします?
と、なれば?
幼少の頃から好奇心旺盛なじゃじゃ馬娘の私(わたくし)で御座いましたから。己の指先の明かり、灯火を、上から垂れ下がり揺れる大きな黒い影へと明かりを照らしてみますね。
どれどれと?
……ん? あれ? えっ? な、何~? でッ、
「えぇ、えええ~? ウソぉおおお~?」と。
私(わたくし)の口から驚嘆が漏れる、だけではない。
私(わたくし)は己の魔法で黒い影を明かりに照らして物を確認──最後にでた台詞、言葉は。
「き、き、き、きゃ、ぁあああ~⁉」で、御座いますよ。
余りに私(わたくし)自身が驚愕──。その場に腰を抜かしへたり込んでしまったぐらいですからね。ッて。私(わたくし)自身が驚嘆を呟いている暇などないです。と、いうか? ないのだ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます