第54話 幼少期の大変に不思議で恐ろしい経験……(5)


 うぅ、ううう~。


「……ん? 今何か聞こえなかった?」


「えっ?」


「何?」


「何が?」


 そう、コウモリの襲撃? 恐れ慄き、たじろぎ、後ずさりを始め……だけではなくて。


 ワッと、みんなで騒ぎながら駆け足で、その場を後──逃げ出した僕達少年探検隊だったのだが。


 僕達を襲ってきた? 者達……。




 そう、自分達の物静かな暮らすスペース。縄張りである洞窟内を、ワッと騒がしく荒らし犯した者達へと襲撃? 威嚇行為を終わらすとまた各々が、自分達の居場所に戻り。また『シーン』と沈黙を始めだしたから僕達は安堵……。




 と、言うか?



 僕達少年探検隊達を襲ってきた? 者が、コウモリだと気がついたから『ホッ』として安堵……。




 その後は、洞窟内の一番奥にある社へと、各自が持つ、大きな懐中電灯やペンライトを目先や足元──。側壁、天井などに光を当て──。見て確認をしながら僕達少年探検隊は、足早に社へと向かったのだ。

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