第33話 とうとう僕は、一人になった。(10)
「……皆さまこの度は、本当に御足労をかけました。故人ある父も大変によろこんでいると思います……。本当にこの度はありがとうございました……。家の父は他界をしましたが。今後も我が家へと父が生きていた頃と変わらぬお付き合いを皆さまへとしていただければ大変に幸いでございます……」
僕は葬儀場での挨拶とお礼を参列者の人達へと、自身の肩を落とし、気落ちをした表情で告げ。葬儀と焼き場での挨拶、お礼を終わらせたのだ。
でッ、焼き場での参列者の方達の見送りが終われば、親族の人達から。
「新太君がんばってね」とか「新太君も身体には気をつけてね」「何かあれば声をかけてねと声が……。
そう、やはり、会社の方がうまくいかない……。
と、いうか?
僕が会社の人達との人間関係がうまくいかずに、社員の人達が父へと不満と改善の要求を度々おこなっていたのが原因なのだろうか?
家の父の病状が急変してしまい。呆気なく父は他界をしてしまったのだ。
でも今はね? 亜紀ちゃんのお陰でさ、会社の人達ともうまくいきだした矢先だった……。
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