咎人と緋色の剣士

作者 紫衣彪牙

8

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★★ Very Good!!

「守り人」シリーズが好きなかたにはぜひとも読んで頂きたい。
真実に近づいてくる手応えがあり、バトルシーンが美しいです。

欲を申し上げれば、妖魔の生態をきちんと知りたい。
敵である妖魔が急に女性を拐かすようになった原因や習性がわからないまま、主人公に退治されてしまっているように読めてしまいます。
また、妖魔の被害に遭った女性が立ち直るのが早く、作者都合だと思われてしまうかもしれません。心の回復に個人差はあると思いますが……。

それでもストーリーは面白くて、勝手に続編を期待してしまいます。

★★★ Excellent!!!


主人公のキャラが良く立っているという印象を受けました。
彼なりの解釈を持っての「咎人」という表現は一見自虐を込めた言い方なのかと思ったのですが、彼の立場になってみるとなるほど、と。
その言葉の重さや少年の暗い過去から連想される想いに納得がいきました。
この主人公のリュウなのですが、言動に切なさや寂しさを時々感じさせ、その裏に隠れた優しさや怒りなどが一層この主人公の過去の出来事を印象強く引き立てているのかな、と思います。

これから、フェイとリュウがどんな旅をするのか、二人の関係はどのようなものになっていくのか、とても楽しみです。