第8話 本の話②
本の話。続きです。
エッセイ以外で読んだ本も一応あります。その中の一冊の話。
『図書館戦争』
数年前に映画を観て、原作があることを知り、6冊出てたのをすぐにまとめて買いました。
《だいたいのあらすじ》
そこは本が自由に読むことができない世界。
その世界ではメディア良化法という法律が施行される。
メディア良化委員会という組織の決めた違反語が入っている本は検閲対象として狩られ、本が奪われてしまう。
しかし、そのメディア良化委員会に対抗するため立ち上がったのが図書館。本を守るために戦う「図書隊」という組織を作り、図書館にある本を守ります。
主人公は高校生の時、本屋でメディア良化委員会の検閲にあってしまい、読みたかった本が奪われそうになってしまいます。
そこへ!図書隊の隊員が颯爽と現れて、本を取り返してくれたのです。
その王子様のような隊員に憧れて、主人公も図書隊に入隊し………。
↑だいたいこんなかんじです。
まずタイトルに惹かれました。
図書館 と 戦争
図書館で戦争って面白そうじゃない!
というのが第一印象でした。
本とか図書館好きなので、単語に反応したって感じです。
買ってすぐに黙々と6冊読みました。
純粋にストーリーに入り込んで、ハラハラドキドキしながら楽しんで読みました。
ラブコメ? SF? 現代ファンタジー?
ジャンルをこれ!と決められない面白さです。
大好きな本です!!
何と言ってもストーリーがすごくリアル!
舞台は昭和から良化という、本が焼かれ、本を読む自由のない時代です。
そこで繰り広げられる人間ドラマ。戦いもあれば恋もあり、事件もありでのめり込んで読んでしまいます。
しかし面白いだけじゃなく、この本の扱っているテーマが重いと感じました。
表現の自由。
好きな本を読む自由。
知る権利。
なぜメディア良化法という悪法が施行されてしまったのか。
……考えさせられるメッセージがたくさん入っている。
個人的には、今の時代でももしかして……と思ってしまいます。
そうそう、ある日知人と趣味の話になり、読書ですよと言ったら何の本を読むのかと聞かれ、最近この本が面白いんだ、と図書館戦争のことを話したら
「えーそれラノベですよね(笑)」
と言われ。
その時にラノベという言葉と、図書館戦争はラノベなのだということを知りました。
つーか、なんで「えー」で「(笑)」なのか。面白かったんどけどな。
本の話を書こうとして、図書館戦争をぺらっと読み返すつもりががっつり6冊読み直しちまいました(°▽°)
あーー面白かった!!!
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