第8話

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俺は王様に貰った金を宿に使わなかった。理由はアイズの家に泊めてもらうからだ。金は貯金しておこう。


改めて俺はクズだな。


「アイズの家思ったより広いな。王様のと比べると、あれだが」


「いやいや城と一緒にしないでよ、これでも私の父は貴族なのよ」


意外と広くてビックリだ。


「なんでアイズは冒険者やっているんだ?」


「私は...お母さんのかたきみたいな物かな。昔に死んだのよ。魔族との戦争で」


「なんか悪いことを聞いたな。」


「いいのいいの昔の事だしね」


「ところで字を教えてくれるんじゃ無かったのか?」


「ええ。でもさっき洞窟で読んだとか言ってたじゃ無い」


「!?さっきの本は適正者にしか読めないって王様がいってたぞ!!」


嘘は良くないなと思った俺であった。


「これが『る文字』でこっちが『ザ文字』よ」


紙にに変な記号の文字がかいてあった。


「アイズって書いてあるのか?」


何故か読めた。カンではない。だが不思議と読めたのだ。


「よく分かったわね」


「いやどうやら前の記憶が字を思い出したらしい」


「えー、なんか分からないけど。おめでとう」


「ああ今日はもう遅いしご飯を食って寝るか。」


「任せといて。私料理には自信あるの!!」


「おう!楽しみにしているぞ。」


〜30分後〜


「これは...」


「作り過ぎたわね」


おお!!10人前はあろうかと言う高級食材がビッシリ並んでいた。


〜5分後〜


「...」


「どうしたんだ?」


「...よく食べるわね」


なんでだ?ただ単に完食しただけなのに。


「じゃ私は風呂に入ってくるからそこの本全部読んで置いてね。」


「おう。がんばるぞ」


アイズは行ったらしい。

俺は恩人の風呂を除くほど愚かではない。


「本棚にでも行くか。」


俺は本棚で1冊の本を見つけた。


『罪の魔神』

〜これはこの世界の初め、神々が存在した頃の話。神々と、ともに世界に生まれたのは『人』『龍』『悪魔』『魔族』であった。だが悪魔は生まれて間もなく世界の最果てにて体を封印された。

これは神によるものだ。だが神はその間もなく死んでしまったと言う。理由は『魔神』の誕生によるものだ。魔人とは悪魔が人間の罪を利用して、融合した者だ。7人の悪魔は世界の果てにまた、人の進化系『剣聖』、神にの領域に足を踏み入れたもの『神龍』清き心を持つ『悪魔』により封印されたらしい。だが1人罪の魔神の王が誕生した。

名も無き王として知られているが世が彼を『|罪の王冠(ギルティクラウン)』と呼んだらしい。彼の罪は分からずして自ら体を封印した。だが彼が最後に放った言葉は衝撃的であった。「我は罪の王だ。だがまだ器を持った人間がいる。我はそいつを殺し真の王となる。それまで気長に待つとしよう。」

というものだった。これにて一時魔人との戦いが終わった。この事に関しては魔族は無干渉であった。こうして今600年がたった。この話は永遠に語り継がれるであろう。〜


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