応援コメント

若者よ、渡ってきなさい  Ⅱ」への応援コメント

  • そして、さいごにくちづけた……!!

    作者からの返信

    ねーーーー!!!! 「そして、さいごにくちづけた」でしょう!!! 
    タイトルは物語を表す……ということなのです。私がリアルで厨二だった時に、タイトルと一緒にこのシーンをふっと浮かんできて……。今思えば、どんな中学生だったのかと我ながら不安になるのですが、以来約十年間、時に受験という苦行のために片隅に追いやられることはあっても、常に頭の中にいた二人がツァレとルヴァシュなのです。

    自分でも分かっています。このエンドは万人が望むエンドではないと。設定やストーリーをいじれば、万人が望むエンドにも出来たのだと。でも、そんなことをしたら、なんだか二人に悪いな……と思ってこの結末だけは変えなかった。変えられなかったのです。ここを変えたら、私がこの物語で伝えたいこと、表したいこと全てが損なわれてしまうから。

  • ツァレ……ツァレーーーー!!!!
    ああ、うわぁぁぁぁ!!!!!!

    これが、この二人のくちづけ……。

    人間だったら、人間でなくても伝えてほしかった……ルヴァシュに想いを伝えてほしかったよ…………!

    うわぁぁぁぁぁん!!!!

    作者からの返信

    これが、ふたりのくちづけであり終焉でありそして~の核です。もっとも残酷であり、もっとも譲れない終焉……。

    節トキさんは既にお気づきでしょうが、ツァレは生物学上はルヴァシュと同じ「人間」です。このことには第一部舌には~Ⅲや第二部あなたの~Ⅲでそれとなく、ほんとにそれとなく触れているのですが、そもそもこの世界観には亜人とかがいないので……この世界観で言葉を喋り火を操るのは人間だけなのです。ごめんねツァレ……。

    ツァレはただ、唯一神ではない神を崇める民、つまりは異教徒であり、しかも支配下に置かれる隷属民であっただけなのです。ですが、ただそれだけの違いが、この結末を導いてしまいました……。

    時代が違えば、そうでなくても、もしも何かが違っていたら成就していたかもしれない想いが、神殿を崩壊させ、第二部時代の王国が築かれる遠因となり、遙か未来の第一部の現状を導き……。ツァレとルヴァシュが、二人が迎えた結末が、カヤトとメゼアや、アリムとトゥミネの運命をも……。

    残るは全体のエピローグだけです。時間はまた一気にさかのぼり、第一部の時間軸まで還ります。どうか、そして~の最後を見届けてくださいませ。