とても神秘的

 何処ともしれない、何処かの場所で。
 居合わせることができるのは砂時計が落ちる僅かな刻だけ。

 その僅かな間だけ、主人公は異世界の人々から愚痴を聞きます。
 愚痴の中に潜むファンタジーの人々の本音を、独特の妖艶で神妙な雰囲気の中に描きあげる、とても不思議なおハナシです。

 雰囲気のある小説が好きな方、
 雰囲気に耽溺したい方、
 オススメです。