妹が見つけたのは、死んだ姉そっくりの『人形』。それを、偏愛する人形作家。もう。この出だしだけで充分怖い!姉、妹、人形作家のそれぞれの心理が、実はかみ合っていないのに、ある結末に向かっていく。最後の人形作家の一言に、何ともいえない読後感が残ります。