第12話 何太后の処遇
帝には二人の妻がいる。何太后と王美人。共に、子供を生んでおり、何太后の子を弁、王美人の子を協と言う。ところが協が生まれて少し経った頃、 何と宮中で王美人が毒殺される事件が起きる。帝はすぐに操作を開始させる。そして以外に早く犯人が見つかる。何太合だった。
「まさか、王美人を毒殺しようとは」
「よほど弁皇子を帝の後継者にしたかったのだろう」
「さて、どうしたものか?」
「悩む事は無い。帝の妻を殺すのは、大罪。三族打ち首でしょう」
「この件に託けて、最近、図に乗って来た何進も打てますよ」
「ならば、早速、実行だ」
だが、十常侍の企みは以外にも劉備によって阻止される
「何故です?劉備殿。これ程の大罪を犯したのだから、三族打ち首は当然の事!」
「三族には弁皇子も入ってしまいますし、何進殿には何の落ち度もありません。斬るなら何太后だけでよいかと」
何太后が処刑場に連れられる
「お前達、帝の妻である妾に、こんな仕打ちをして良いと思っているのか!」
「お前はもう、帝の妻では無い。唯の大罪人だ」
「兄上 お助けを」
「何進殿が庇いきれる訳が無いだろう」
「まだ、幼いあの子には私が必要なはず」
「母親が必要なのは協皇子も同じだろう!それに、子供の面倒など誰でも見れる。今後は協皇子の面倒を董太后が、弁皇子の面倒を何進殿が見ることになる。もう貴様がいる必要は無い」
そして何太后の首が地面に転がる
「全く、庶民の出の輩が、調子に乗るからこんな事になるんだ。身の程を弁えろ」
「全くですな」
劉備の吐き捨てる様な言葉に張讓が同調するのだが
「今のはお前等にもいえる事だろう」
「どういう意味ですかな?」
「今回の件、宮中の管理体制が不十分だったが為に起こった事。帝の妻を毒殺されるなど、前代未聞の不祥事。貴方方に宮中での仕事をするだけの能力が無かった。能力があればこんな事には為ってはいないでしょう。だから貴方方も身の程を弁えていないと言うこと。それと流石に今回の件、責任は取っていただけますね」
後日、宮中護衛不届きということで孫璋一人だけが裁かれた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます