第4話 劉備 立つ

「私も戦おうと思います」


「そうか。遂に起つか・・・なら 私と共に来るか?」


「いえ、まずは幽州に行こうかと。知り合いがいるので」


「そうか 気をつけてな」


劉備は盧植と別れると直ぐに行動を開始する


幽州 涿郡


幽州に着いた劉備はとある酒屋を訪ねた 


「やはり 此処にいたかお前達」


「おぉ お久ぶりで御座います劉備様、兄者」


「御無沙汰しております。劉備様」


「元気そうで何よりだ。翼徳 憲和」


そこにいたのは関羽の義弟の張飛翼徳と劉備の知り合いの一人 簡雍憲和


「遂に起たれるのですね」


「あぁ だから お前達の力を借りに来た」


「微力ながら協力させていただきましょう」


「では これからどの様に?」


「兵が欲しいな。 洛陽からは余り連れては来られなかった」


「では義勇兵でも募られますか?」


「しかし 今の状況でどれ程、集まるか・・・」


「多くは要らん。多すぎれば動きが鈍る」


劉備は早速 義勇兵の呼びかけを始める。しかし、応じたのは僅かだった。


「洛陽から連れて来たのと合わせて一軍とはいきませんが部隊となら何とかなりそうです」


「部隊が整ったなら、早く 賊退治に行きましょう」


「早まるな、翼徳 先ずは、現状の把握をしよう」










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