僕が産まれたのは、日本国内のサーバーだ。

そのサーバーには１億数千人ほどのヒトがいて、毎日を謳歌している。

そのサーバーの条件はただ一つ、『悪い事をしない』事。

僕たちサーバーのヒトは、その規則を守りながら、毎日を謳歌している。

だが、規則は破られるものだ。いくら規則を作ったって、意味がない。

ある日、僕の部屋にこんなメールが来た。

『〇時〇〇分に、大規模なメンテナンスをします。この時間までには、サーバー内のヒトはセーブをしてください』

僕は、それを読み、ベッドに入り眠りについた。

目を覚ますと、俺はベッドに入っていた。

なんだか長い夢を見た気分だ。

スマホを見ると時刻は深夜３時。

ふと、スマホをいじっていると、見覚えのないメールが既読になっていた。

『３時００分に、大規模なメンテナンスをします。この時間までには、サーバー内のヒトはセーブをしてください』

ﾌﾞﾂﾝ

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