第2話 恋愛

男性がどのように思うのかは分からないが、世の中の女性の中には、自分が処女という事にプレッシャーや負い目を感じる人がいる。


早くに処女を捧げた子や、大学で初めて彼氏が出来て処女を捧げた子もいる。童貞の男子が『童貞〜!』とかいって茶化すように、女子が『処女〜』といって茶化すような事は滅多にないが、例えば恋バナをしている時などに、そのプレッシャーを感じる事などもある。


私は当時22歳で、見た目は周りからするとそこそこらしく、処女ではないだろうという印象だったようだ。

私はそれにプレッシャーを感じていた。モテない事もなかったのだが、いまいち恋愛も上手くできないでいた。


告白されて付き合っても、付き合うまでは楽しいが、エッチな雰囲気になった時に、ものすごく気持ち悪く、不快に感じてしまっていた。

それは私が処女で、今まで自分が性的な目で見られるという意識をしていなかったからだろうと、自分の中では思っている。そして、それとともに、そこで自分が処女だとバレたり、経験したことないことへの恐怖もあった。


大学1年生の時に初めて付き合った人は、一学年上で、とてもかっこよくて優しくて、なにも申し分のない人だった。

しかし、彼の家に行った時初めてディープキスを経験して、ナメクジを口に含んでいるようで気持ち悪く、家に帰ると何度も水で口をゆすいだ。

そこから距離を置いて別れた。

それからは恋愛するのが怖くなって、漫画やアニメに気をそらした。

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風俗で働いてみた うみ @nyakobbb115

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