風俗で働いてみた

うみ

第1話 処女喪失

まず、私が風俗デビューしたのは、20代半ば。普通の中小企業で、社会人経験もしていた。

そこでパワハラなどもあり、数年働いていたが辞める事を決意した。

その転職活動の間に、稼ぎのつもりと、好奇心、そして、小さなトラウマ克服のために風俗に足を踏み入れたのだ。



私は、ほぼ処女のようなものである。

正確には処女ではない。


22歳の時に、東京で処女喪失をした。

そういうサービスがあるのだ。出張ホストがよく分からないが、そういうものと同じなのだろうか。


メールでやり取りして、待ち合わせをして、ラブホテルへ行って、初めて会った男性に処女を捧げた。


実際、中学生や高校生の頃思い描いていた好きな人と…という処女喪失とは違うものだったし、初めての挿入は物凄く痛くて早急にやめて欲しいと思った。

こんなものの何が良いのか?!と、行為の最中痛みに耐えながら思った。


今思えば、その人は優しく善意的に言っていたが、コンドームもつけなかったし、「乳首舐めて」ばかりで自分の欲求潰しのためにやっていたんだろうなと思う。


それでも、正直私は後悔していない。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る