見上げるはよだかの星2

「それは俺の台詞なんだがな……もう落ち着いたのか?」

「ああ、今ならパスタ食いまくれそうだぜ」


 御厨の白目は赤みを帯びていた。両の口端を引き上げてはいるものの、それすら、どことなく疲れていることを感じさせる。文月は彼の軽口を薄く笑って流し、「それで?」と先を促した。


「妹の聖譚は、宮沢賢治のよだかの星だ」

「……そうか」

「よだかの星って、題名は聞いたことあるんですけど、どんな話でしたっけ?」


 七瀬に言われ、文月は御厨と目を合わせた。すると御厨は、任せたと言うように文月へ顎を向ける。大息を漏らした文月は、顎に手を添えた。彼の頭の中で、よだかの星の文章が、一文字一文字流れるように浮かんでは消える。

 内容を整理しながら、文月は七瀬に話し始めた。


「よだかという鳥は、他の鳥達に醜いと思われていて、悪口を言われたり軽蔑されたりしていた。空を翔ける姿やその鳴き声が鷹に似ていたためによだかという名が付いたそうだが、鷹も勿論、醜いよだかを認めなかった。顔を合わせれば、名を改めろとよだかに言い募るほどだ。市蔵という名前に改め、その名が書かれた札を首から下げて、改名したことを皆に言って回らなければ掴み殺す、と鷹は言う」

「……それで、よだかは改名しちゃうんですか?」

「いや、よだかは改名せず、遠くへ行くことを選んだ。大きく口を開けて空を飛び、口に入り込んだ羽虫や甲虫を食べているうちに、よだかは胸を痛めて泣いた。沢山の虫が毎晩自分に殺される。そしてその自分は、鷹に殺されてしまう。それがひどく辛くて、よだかは遠くの空の向こうへ行くことにしたんだ。弟である川蝉に別れを告げて、東から昇った太陽の方へ飛んで行った。焼けて死んでも構わないから、あなたの所に連れて行ってくださいと太陽に頼むが、太陽には、お前は昼の鳥ではないのだから星に頼んでみると良い、と返される。しかし星々にも、連れて行ってくれという願いは叶えてもらえない」


 よだかの星の大筋を聞きながら、七瀬は「可哀想ですね」と口に出そうとして、隣に座る御厨の雰囲気に息を止めてしまった。彼の精悍な顔立ちは、懊悩するように渋面を作っていた。

 七瀬が動揺を鎮めている間にも、文月は物語を記憶から引き出していく。


「飛び回って力尽きたよだかだが、それでもまだ飛び続けた。星に近付こうと思えど、その大きさはどこまで行っても変わらない。高く上った空の寒さに凍え、次第に、上っているのかすら分からなくなって行く。暫く経った後に、はっきりと目を開いたよだかが見たのは、自分の体が青く美しい光になって燃えていた様だ。そうしてよだかは、星になって燃え続けたという」

「……すごく、悲しいお話、ですね。よだかは星になれて嬉しかったのかな……」

「よだかが目を開く前に、少し笑っていた、という文章がある。願いを叶えてもらうのではなく、自分で必死に願いを叶えようとして、叶えられたよだかは……嬉しかったのではないだろうか。星になることは、追い詰められた中での唯一の救いだったのだと思う。もっと別の救いがあれば良かったんだが……」


 聞き心地の良い金属音がさらりと響いて、七瀬は顔を上げた。文月の顔の前で、銀色の腕時計が揺れる。文字盤の長針と短針の示す先を確認した文月が、それをコートのポケットの中へ仕舞い直した。


「そろそろ店を出るか。御厨、今日は君の分も俺が奢ってやろう」

「この前の薔薇と団子の金返して貰ってねぇからな、利息を付けたらちょうど良いくらいだろ」

「利息高すぎないか?」

「ツッコミそこかよ! 俺が頼んだパスタとコーヒーの値段合わせても、薔薇と団子の値段に届いてねぇからな!?」


 見慣れたやり取りを始めた二人の姿に、七瀬はきょとんとしてから、目を細めた。弓なりに曲がった唇を小さく震わせて、ふふ、と息を吹き出してしまう。

 七瀬の胸の奥から込み上げた、楽しいという思いは、飲まれた唾に伴われて下へ落とされる。七瀬は、我侭を言ってしまいそうになる唇を薄く噛んだまま、文月と御厨の後ろ姿を追いかけて店を後にした。


     (三)


 店の前で七瀬と別れた二人は、御厨の店に向かった。三階建ての建物で、一階が店、二階と三階が御厨家の生活スペースになっているという。御厨の店の外観は何度も目にしている文月だが、中に入ったことはあまりない。それほど体型が変化しない文月は、ここ数年、一度も新しい服を買いに行っていないのだ。

 自動ドアを通り抜けて店内に足を踏み入れた途端、御厨が両手を忙しなく弄り始める。彼の黒目が右に左にと動いているのを認めて、文月は彼の緊張の原因に見当を付けた。


「君の母親は、店にいるのか?」

「小春の見舞いに行ってなけりゃ、いるはずだけどよ……――あの、有馬ありまさん」


 マネキンの服を整えていた、スーツ姿の女性に御厨が声をかける。胸元に名札を付けている彼女は、ここの従業員の一人だ。目尻に薄らと皺を作って笑うと、上品に首を傾けた。


「九重君どうしたの? 今日は手伝いの日だったかしら?」

「いえ、そうじゃないんです。友人を部屋に招こうと思ったんすけど、母さんって上にいました?」

さんならお買い物に行ったわよ」

「そう、っすか。ありがとうございます」


 この建物内に母親がいないと分かり、御厨が息を抜くように肩を落とした。御厨は、自分の後ろで何気なく服を眺めていた文月の肩を軽く叩くと「三階行くぞ」と言ってから真っ直ぐ進み始める。色とりどりの服の間を通って行けば、カウンターの奥に階段が見えてくる。レジの前に立っている店員へ頭を下げてから、御厨がカウンターをくぐって階段を上り始めた。文月もその後を追いかける。

 三階へ着いて、文月が通されたのは御厨の部屋だ。待っていてくれと言って一旦廊下へ戻った彼を横目で見送ってから、文月は室内を見回す。ベッドと勉強机、箪笥と姿見くらいしか物は置かれていない。机の上に数冊の本が立ち並んでいるのを目に留めて、その背表紙を観察した文月は微笑した。本といってもどれも、彼が学生の頃に使っていたのであろう教科書だ。小説はおろか、漫画や雑誌等もそこにはなかった。本当に彼は本を読まないのだな、と眉尻を下げ、机の上に右手を滑らせた。指先に埃がこびりつく。息を吹きかけて払おうとしたものの、暫し悩んだ後、机の隣に配置されているゴミ箱の上へ手を伸ばし、そこで指を擦り合わせて埃を払った。

 ベッドの上の布団は、整えられることなく乱雑に掛かっている。自身の身なりにこだわりを見せる御厨は、しかし決して几帳面ではないのだと再確認した気持ちになって、文月は呆れながらも掛け布団を引き伸ばす。それから退屈そうに姿身へ視線を移した。彼はきっと毎朝これを見ながら、男性にしては少し長めの後ろ髪を項で一つに束ね、三本のアメリカピンを使って髪をセットしているのだろうなと想像をしていたら、扉の取っ手が捻られる。

 戻ってきた御厨は水の入ったコップと一冊の本を銀色の盆に乗せて、それを遠慮なく机の上に置いた。


「……おい、その机、大分埃を被っていたぞ」

「あ? あー……使ってねぇからなぁ。まあ気にすんなよ。埃なんてそこら中に浮かんでんだろうし、今ここに置いたからって水ん中に入るわけじゃねぇだろ?」

「まぁ、そう、かもしれないが」

「そこ、座っていいぜ」


 ベッドを指差してから、御厨は勉強机の椅子を引っ張った。背もたれの上部にも埃が掛かっていたが、彼はあまり気にせず腰掛け、背もたれに肘を置いて文月の方へ体を向ける。盆の上に乗っていた本を差し出されて、文月はそれを受け取りながらベッドに座り込んだ。

 背表紙にも表紙にも何も書かれていないそれは、どうやらメモ帳みたいだった。最初から数ページ目までは、授業の時間割だけがメモされていた。けれど先へ行くにつれ、時間割の端の方に愚痴が書かれ始める。更に捲っていけば、それはもうただの日記帳になっていった。


「これは、君が見たという、妹の日記か?」

「ああ。あいつさ……学校でいじめられてたみたいなんだ。それを読んで、初めて知った」


 小さな相槌を返して、文月は日記が始まったページから、流すように読んでいく。

 御厨小春はどうやら、自身の容姿に劣等感を抱いていたようだ。美しい母に、精悍な顔立ちの父と兄を持ちながら、なぜ自分だけ目が小さく、鼻も低く、その鼻の上に雀斑そばかすが散っているのだろうと、鏡を見る度に感じていたという。目が悪いために眼鏡を掛けなければならず、外見のせいで何をするにも自信が持てず、クラスの中心となる人物とは仲良くなれなかった。地味な女子生徒と関わるようになった彼女は、他の生徒に話しかけられることなど滅多になかったみたいだ。

 小春を取り巻く環境が変化を迎えたのは、夏休み明け前に実施された三者面談の後からだという。小春の面談時間の前後だった生徒がどちらも派手な容姿の女子で、彼女達は小春が母親と共にいるところを目撃し、夏休み明けにそれを笑い話にした。御厨小春の母親が美人だなんてありえない、きっと小春は養子か何かなんじゃないか、と噂されて、その噂は小春の胸をだんだんと抉っていった。

 それから、小春の母親がどんな人なのか気になった生徒達が、小春の自宅でもある服飾屋を訪れ始める。そこで小春の兄とも顔を合わせたらしく、クラス内での噂は勝手な想像を膨らませられて更に広がっていく。それでも全て気にしないフリをしていた小春だが、ある時、女子生徒に面と向かって言われたようだ。

 格好良いお兄さんに失礼だから、名前を変えるか本当の親を探しに行くかしたらどうだ、と。嘲笑を向けられる日々に、小春は「こんな私は死んだ方がマシだ」「あの教室に私なんかが行ってはいけない」と何度も日記に綴っていた。

 けれども家族の誰にも相談せず、学校に行き続けたと見受けられる。毎日のように、学校で行われた嫌がらせと、それを受けた自身に対する愚痴、自殺を仄めかす言葉が日記に書かれていた。元々共にいた友達も皆離れていったようで、小春は完全に孤立していた。

 机の中にゴミが入っていることはほぼ毎日で、授業のプリントを回されないことも毎回。小春が体調不良だった日に校門前まで兄が送ってきてくれた時なんて、まだあの家に住んでいるのか、と大きな呆れ声を背中に投げつけられた。ある時は、弁当を奪われたこともあるという。弁当は兄が作ってくれていたものらしく、その情報をどこかから入手した女子生徒が、小春が食べるなんて勿体無いと大袈裟に溜息を吐いて強引に掻っ攫ったそうだ。そんな日々が、何ヶ月も続いた。

 春休みに入る前、読書感想文を書くという宿題を出された小春は、その詳細が書かれているプリントを眺めながら図書室を訪れたみたいだ。読む本はプリントに書かれている五冊の内から好きなものを一冊選んで、と言われたものの、小春はどの本も読んだことがなかったため、一冊一冊確認するように、図書室の中を歩き回る。そうしている間に、同じクラスの女子生徒と鉢合わせた。小春はちらと見られてから、彼女が手に持っていた本を押し付けられた。

 この本、今いじめられてるあんたにぴったりの内容だよ。そんな言葉と共に肩を突き飛ばされて、小春は唇を噛み締めながら彼女の背を見送った。渡された本を不機嫌そうな顔で睨んでから、けれど内容が気になったらしく、結局小春はその本を借りて、持ち帰ったという。

 日記から読み取れる、小春が聖譚病に罹った経緯はこのくらいだった。文月は閉じたメモ帳を御厨に返した。目が合った御厨が、苦しげに笑んでみせる。


「読んだか? 笑っちゃうよな、俺も母さんも父さんも、何も知らなかったんだぜ。いや、両親は今も何も知らねぇけどさ。小春が、ほとんど俺のせいでこんな目に遭ってたっていうのに、俺、何も知らなかったんだ。これを見た後くらいから、小春と同じ制服を着た女を見ると殴りたい衝動に何度も駆られた。小春がいじめられてた時、俺は何も知らずに、小春のクラスメートだっていう女の子と笑って話したことも何度かある。それが全部、こんな風に繋がるなんて想像もしなかった。ふざけんなって怒鳴りたくなったさ。どうしてあいつ、何も言ってくれなかったんだろうな」

「……不安だったから、じゃないだろうか。日記の初めの方から、彼女は自分と両親、兄の容姿が似ていないことを気にしていた。それから学校で、養子なんじゃないかと言われて、彼女は日記で何度も『そんなことない』という言葉を書いている。もしかしたら、そうかもしれない、と、心のどこかで不安を感じていたんじゃないか」

「……なんでだよ。ちゃんと、血の繋がった、大切な妹なのによ。なんで、他人にどうこう言われなきゃなんねぇんだよ。なんで他人なんかの言葉を信じそうになっちまったんだ……」


 御厨が悔しげな眼差しを向ける先に、当然小春はいない。けれども彼の言葉は、他でもない小春に対して、真っ直ぐに吐き捨てられていた。

 唇を噛んで、固まってしまったみたいに俯いたままだった御厨だが、はっとしたように顔を上げる。


「他に、妹について知りたいことはあるか? それだけじゃ足りねぇよな?」

「いや、充分だ。書かれている言葉、筆跡に込められた感情、内容から、君の妹について大方分かった。次に俺がしたいのは、贋作を読み聞かせることに反対していると言う、君の母親と話をすることだ」


 凛と響いて静寂に消えた声を、御厨は頭の中で何度も繰り返した。理解出来ない、と彼が思っていることは、文月にしっかりと伝わっている。彼の、薄く開いた唇の隙間からは、今にも疑問符が放たれそうだった。

 しかし御厨の反応について何も触れることなく、文月はそのまま問いを付け足す。


「先程、君の母親は買い物に出掛けている、と耳にした。この時間に買い物へ、となると夕飯の材料を買いに行ったと考えられるから、そろそろ戻ってくるんじゃないか?」

「多分、そう、だけどよ。話すことはないと思うぜ。俺は母さんを欺いて、お前を病室に招くつもりだったんだ」

「欺く? 俺が綴者だということは伏せて、君の友人であることだけを語る、と? 友人を妹の見舞いに招くのはおかしくないか?」

「小春は、お前の一つ歳下なんだ。もし母さんと鉢合わせちまったら、文月は小春が慕ってた先輩だ、ってことにするつもりだった」


 真剣な面持ちと向かい合い、文月は片方の口端だけを横に引いた。呆れから苦笑を零した文月へ、御厨が文句を言う時みたく唇をへの字に曲げた。それが開かれるより先に、文月は首を左右に振る。


「それは無理があるんじゃないか。それに俺は、騙したり隠したりしなければならないような仕事をしているつもりはない。俺がしているのは純粋な献身だ。人の命を救うことだ。俺は人を救う綴者を、誤解して欲しくはない。患者の御家族なら尚更だ。きちんと理解してもらって、その上で大切な家族の命を、俺に預けて欲しい」


 膝の上に置かれていた文月の手には、紺袴に皺を作るほどの力が込められる。それを目にした御厨から、「けど」や「でも」といった反論を奪うくらい、静かな音吐に強い熱意が込められていた。

 渋々といった様子で、御厨が「分かった」と了承した。文月はベッドから立ち上がると、すぐさま部屋を出ようとする。気付けば御厨は、彼の右腕を掴んで引き止めていた。


「なんだ? 君は今、分かったと言ったじゃないか」

「いや、けど、なぁ! もう少し心の準備をしたりとか、そういう時間も必要だろ!」

「話すのは君ではなく、俺と君の母親だ。君に心の準備は必要ない。俺を母親に紹介した後、『それではごゆっくり』と言って自室に戻ったって構わないんだぞ」

「それはそれで不安なんだよ!」


 頭を掻き毟ろうとして手を離してしまった御厨が、あっと声を上げた時にはもう、文月は廊下へ出て行ってしまっていた。華奢な背を早足で追いかけるも、既に彼は階段を数段下っており、その足音に気付いた人物に話しかけられていた。


「あら? どちらさま?」


 御厨にとって毎日のように聞く、芯の通った高い女声。文月を押し退けて先に階下へ駆け下りた御厨は、慌てて母親に近付いた。


「俺の、友人なんだ。それで――」

「綴者の文月八尋と申します。小春さんを目覚めさせる為に贋作を書きたいのですが、その前に、私の話を貴方に聞いて頂きたいのです」


 額に汗を滲ませながらも笑っていた御厨だが、すぐに頭を抱えたくなった。御厨の隣に立って、御厨の母――九美を真っ直ぐに見た文月は、仕事時に浮かべる笑みを作って頭を下げた。彼女の視線に込められた苛立ちを見て取ったというのに、顔を上げた文月はこともなげに微笑んでいた。

 不服そうな瞳をそのままにして、九美が唇だけで笑い返す。


「良いわよ。九重のお友達ですもの。話くらい聞いてあげるわ」


 アーモンド形の大きな目に、長い睫。御厨の母にしては若い顔立ちに、文月は「なるほど」と心で呟く。他人の容姿など気に留めない文月でも、日記に記されていた通り、美人と言われそうな風貌の女性だと感じた。

 挙動不審なくらい戸惑う御厨をちらと一瞥してから、文月は九美の背を追いかけた。リビングの椅子に座るよう促され、文月が腰掛けると、少しの間の後に九美が正面へ腰を下ろした。彼女は手にしていた二つのコップを、自分の手元と文月の手前に置く。揺蕩う水の中で氷が楽器のように音を奏でる。

 文月の隣に座るかどうか悩んでいた御厨へ、九美が冷たい色をした黒目を向けた。


「九重、あんたは話が終わるまで待ってなさい」

「え、いや、でもよ」

「彼は私と、仕事の話をしに来たんでしょう? ならあんたは邪魔なの。分からない?」

「…………分かった」


 掠れた小さな一言を残して、御厨はその余韻を足音で掻き消して行く。彼がリビングの外へ消えた頃、九美は両肘をテーブルに突いて、絡めた指の背に顎を乗せた。

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