第4話

僕たちの住むこの町は東京ではあるが埼玉に近い東京だ、最寄り駅の周辺はある程度栄えていたり、

商店街などがあって住む分は何も問題はない、少し歩けば住宅街に入る。

その中の一軒がうちだ。


そんな感じでゴスロリ金髪英麻を一通り案内した

「少し休憩するか?」

「そうですね!」彼女は少し笑って答えた


圭太はスタバでアイスカフェオレを2つ注文し彼女の元へと戻った。


「ねぇねぇお嬢さん今一人?カラオケ行かない?おごるからさ」

「カフェとか好き?今なら何でもおごってあげるよ?」


「あの、すみませんこいつうちの連れなんで、やめてもらっていいですか?」

あぁ怖いやだな、怖いなー


「あぁ?チッ男連れかよ」

「だから言ったろこんなかわいい子が一人なわけないだろって」

案外素直に去っていった

「あら、圭太お兄さん、あの人たちなにやら奢ってくれるらしかったのですが、、」

「バカ!そんなわけないだろ!この後英麻を連れ去ってあんなことはこんなことをされるはずだ」


「なんですって!あ、あんなことやこんなこと、、日本って怖いんですね、それに比べてお兄さんは優しいですね、二人きりだというのに、あんなのことやこんなこと私にしないなんて!」

コーヒーを吹き出しそうになった

「あ、当たり前だろ そんなことしたら家にいられなくなる、というかこの町にも入れなくなってしまうからな」

「ほえぇ日本は大変ですね~」

わかってんのかこいつ、いやどこの国も同じだろ。

そうこうしているうちにもう夕方になっていた、そろそろ優衣が帰ってきてしまう

「英麻ー今日はカレーでいいか?」

「本当ですか!?カレー久しぶりです!私何でもお手伝いいたします!」

「おう、頼むわ」 近くのスーパーで材料を買って帰った。



「おぉ上手いな テクニックがすごい」

「お、お兄さんこそ//私なんてまだまだ未熟者です」

「い、いいか?入れるぞ」

「はい、はぁはぁ いつでもいいですよ///」


ガラガラ バタンっ


「お兄ちゃん、、あたしがいない間に何してくれてんのさ、というかまだ家に居たんだね

自首しに行ったのかと思ったよ往生際が悪いね」

「な、なにを言ってるんだよ 見ろよ優衣、今日のカレーは絶品だぞ made by 金髪美少女だ」

「言い方が気持ち悪いよ お兄ちゃん」

「お二人は仲が良いのですね!私も負けていられないわ!け、圭太お兄ちゃん

味見、、して?   はい  あーーん」

「え、お、おぅ  あーー」


パクッ

いきなり横にいた優衣に食べられた

「ははーん なるほど  優衣ちゃん!私負けないから!」

「ふっ 望むところ」

え、なに何のバトル?これ


お兄さんは

お兄ちゃんは関係ない!

二人同時に言った

みんなでカレーを食べ、英麻は疲れたのかすぐに眠ってしまった。

優衣も部屋へ戻ってしまった。あれだけにぎやかだったのにあっという間に静かになってしまっては

少し悲しい、撮りためていたアニメを一気に消化して眠りについた。


「おーい相馬さん、起きてくださーい まあ夢の中なんですけどね テヘッ」

「ん、もう少し寝かせて、、」

「はぁ 聖なる光よ我に力を与えたまえ アラーム クロック(目覚まし時計)!!!」

ジリ ジリリリリリリリリリリリ

「んああああああうっさい!」

なんだここは、どこだ? いまいち状況の把握ができない

「おや お気づきでしょうか?」

「あんな爆音出されたら誰でも起きるわ!・・・・って誰?」

「私ですか?  女神です!」

見るからに幼女体系な彼女は誇らしげにそう答えた




次回「おめでとうございます ご当選いたしました!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る