第3話
「やっと会えましたね圭太お兄さん!」
・・・
一瞬戸惑った、俺の身内にこんな金髪美少女がいたのか、そしてまたすぐに思い出した。
「お前英麻(エマ)か!? だいぶ変わったなぁ」
彼女の名前は英麻遠い親戚で幼少期はよく遊んでいたけれど俺が小学生に上がると同時に彼女の母親の実家のあるイギリスに帰ってしまった、そう彼女は日本人のお父さんにイギリス人のお母さんを持つハーフなのだ。しかし見違えるほどに可愛くなってる。そりゃ昔も可愛かったがあれは幼さ特有の可愛さであって今では確か年は同じだから高1かぁ。ちゃんと出るとこ出ていて素晴らしい。
「はい!圭太お兄さん! 今日からお世話になります♪」
え、今日からお世話になります?・・・何も聞いてないぞ
「優衣?なんか聞いてるか?」
「え、お兄ちゃんなんも聞いてなかったの~昨日お母さんが言ってたじゃん
ダメだな~人の話をちゃんと聞かないと」
「昨日の事かよ!まじかよ」
妹にとっては知っていたことだから特に慌てている様子ではなかった、しかしお世話になりますって一緒に暮らすってことだよな、親戚とはいえ血は繋がっていないし俺の理性は保っていられるのだろうか
ゴクリっ
「ま、まぁとりあえず上がりなよ 部屋は、、」
「あ、私お兄さんと同じ部屋でいいですよ?」
「な、なにを言っているんだ!年頃の女の子が年頃の男の子と同じ部屋でいいわけないだろう!」
「冗談ですよ うふふ 変わってないですね」
あぁなんか昔もこんな風に弄ばれていた気がする
お邪魔しまーす、そうして家族が一人増えた。
「圭太お兄さん、絶対覗かないでくださいね、着替えますから 着替えますからね」
ドアをゆっくり閉めながらそう言った
「あぁ覗かないよ どこでそんな言葉づかい覚えたんだイギリスもこんなんなのだろうか」
「お兄ちゃーんあたし友達の家行ってくるから~そんな遅くならないから後よろしくね」
「おい、まじか ちょっとまっ」
言い終わる前に優衣は出て行ってしまった
さてどうしようか とりあえず無難に町紹介か、
お待たせしましたー
「な、なんだその恰好」
彼女はいかにもゴスロリというか中二病といった全身黒くてフリフリしている服で登場した
英麻が金髪でハーフだからこんな服装も似合ってしまっている
「これーあっちで流行ってるんですよ 見てください可愛くないですか?」
そしてスカートを翻して見せた。スカートの向こう側には程よい肉付きがされた白くてもちもちでつやつやな肌がそこにあった。なんかドキドキしてしまう。
「似合うな、良いと思うぞ」下心がばれないように言った
「ありがとうございます!」近づいて僕の腕に絡みついてきた
あぁぁぁぁぁ近い近い近いんーーいい匂いがする
あぁやばいと思うけど性欲を抑えきらない気がする
「お財布忘れちゃった~あたしってばもしかしてドジッ子?」
ただいま、、、、、、、
「お兄ちゃん、、、まだお昼前だよ」表情一つ変えずに財布を取りまた出て行った
「ちっがーーう、優衣ーーーー誤解だ」
バタンっ
「なんか私のせいですみません テヘッ」
なんてことだ愛する妹に引かれてしまったかも知れない、、
「とりあえず近所案内するよ、、」
「お願いします♪お兄ちゃん!」
お兄ちゃんはやめろ
次回金髪ツインテのテンプレはツンデレって決まっている
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