第52話 VSトルネード

 ドルルルルルル……。


「トルネード問題! 第一問。『口』に二本線を加えて、漢字を沢山作りなさい」

「あ、そういうの? OK!」


「えーと、まず、目。白。田。甲。由。申。旧。旦。右。古。叶。只。……こんなものか」

 答えを唱えながら、空中に指で書いた。


 やあ!


 ギャア!


 トルネードがひるむ。

「よ、よし、第一問は、こんなもので良いだろう」


 ドルルルルルル……。


「トルネード問題! 第二問。1+1を2にする理屈を述べよ」

「OK! OK! 豚豚とんとん


「1は必ずしも1.0とは限らない。だから、1.4+1.4=1.8。1.8≒2。『≒』は、ほぼ等しいの意味だ。屁理屈でよければ」


 トルネードが落ち込んで、しぼみ始める。

「この剣は、聖魔法剣。探している人に逢わせてくれるだろう。どうする」


 >分岐<


 A 授けてもらう。

   第53話へ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884280375


 B あやしい。普通の武器屋の剣で十分だ。

   第54話へ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884280376

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