第41話 ちっぱいやないの
西の岸壁とやらに着いた。
セイレーンは、沢山いるが……。
「ん?」
「セクシー・ド・ヨンゲーン的に重要な案件に気が付いた!」
ピコーン!
♪ ちっぱーい!
♪ ちっぱーい!
♪ セイレーンのちっぱーい!
♪ いらっしゃいませ! おじさま!
「なんつう、歌じゃ。ネコーコ・ハルーミ姫がちっぱいと知っての所作か?」
「吾輩の趣味をほじくるなー!」
ああ、もうダメだ。
セクシー・ド・ヨンゲーンの精神力とは、こんなものか。
皆して、ちっぱいやないの。
いじわるう。
♪ ちっぱーい!
♪ ちっぱーい!
♪ セイレーンのちっぱーい!
♪ いらっしゃいませ! おじさま!
「ほいきた!」
♪ いらっしゃいましたよ! おじさま!
合いの手を入れて、歌に舞う。
♪ はーい!
♪ おじさま! ダイブ!
♪ はーい!
♪ おじさま! ダイブ!
魅惑的なちっぱいセイレーンの歌声……。
♪ ダイブだね!
そのまま、西の岸壁から一勇豚が消えたことは、噂にもならなかった。
ちっぱーい♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます