第33話 族ったセイレーン
「この国の外にセイレーンがたむろっているのを知っているな。セクシー・ド・ヨンゲーンは、そこで討伐をして、少々の路銀を稼いだことがある。この歌は伊達ではない」
セクシー・ド・ヨンゲーンは、カモンカモンと手招きした。
その時の戦いぶりを短剣で演舞した。
「手負いのセイレーンは追わない。ただ、たむろするなと町長からのおふれに名乗り出たまでさ」
シャキッと短剣をその鞘におさめた。
「うぽぽ。アニメソングだろう! さっきから、頭の中をリピートアフターミーになっている。何の呪文が入っているんだ。気持ち悪いが、うきうきして、スキップをしたくなっているぞ」
「ほうら、髭がもやもやするだろう。もう術中さ。決勝前にこの歌を贈る。きっと、応援席のウサミミちゃんに惚れるから」
「何のつながりがあるんだって! ウサミミちゃんと」
「そのウサミミちゃんは、貴殿がよく知っている筈だ」
「何?」
「このセクシー・ド・ヨンゲーンの歌声は、セイレーンの呪いを受け継いだもの。お楽しみに」
>分岐<
A ウサミミちゃんと夜の街か。
第34話へ。https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884246023
B 召喚魔法を使うか。
第35話へ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884248531
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