第31話 くらくらする
「凄い、これは凄いぞ!」
そのまま歩いて行くと、立て札に矢印が見えたので、追って来た所、サスケヒゲゾー伯爵は、いいモノを見つけてしまった。
「は、あん! パッケージ見つめるだけで、くらくらしちゃうん」
さくっ。
誰も見ていないのを確認して、懐に入れた。
また、暫く歩いていると、あまーい香りがした。
香りにつられて、てくてくてくてく……。
「よっしゃ……」
再び、ゲットだ!
こそっと懐に入れた。
「ん? 熊出没危険?」
サスケヒゲゾー伯爵の髭がピクリとした。
セクシー・ド・ヨンゲーンの控室からとうに離れ、決勝戦の始まる時刻になっていた。
目の前の欲望におぼれるからですよ。
「これは、くらくらするわ」
ざんねん
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます