第1夜:踊れサンバ④
鬼桜:残念ながら、誰もいませんよ?陛下……
白月:んだんだ
マスター:ここの空間スゴイ
鬼桜:嗚呼、しかし……陛下を監禁したら……愉しそうですねぇ
マスター:恨めしそうな瞳で睨まれた日には、ゾクゾクしそうです
魔女:此処には鬼畜しかいないのですか
泣きそうなんですが
白月:大丈夫相方ドMだから!
マスター:鬼畜ジャナイヨ
鬼桜:泣いている陛下もまたお美しいですよ?
白月:ドSも出来るハイブリットだから!
魔女:そうではなくて!
白月:え?
魔女:何故わたくしを拉致監禁したがるのですか?
そもそも、そこからおかしいですよね
マスター:まぁ普通に考えれば確かに
鬼桜:陛下が魅惑的で魅力的で男を魅了するからいけないのです
魔女:ええ……(困惑)
マスター:引き下がらない男、鬼桜はん!!
そこに痺れる憧れるゥ!
鬼桜:ですがそうでしょう?
陛下は無意識に男性に対して魅力的な言動をするのですよ?
それほど罪深いことがあるでしょうか
白月:さすが魔女というだけは……
鬼桜:これ以上の被害者を出さないためにも、やはりここは監禁するべきでは
魔女:人を有害物質のように言わないでください!
白月:え?違うの?
鬼桜:ですが現にこうして誑かされている男性がいるのですよ?
マスター:いや違う、物質ではない
魔女:ええ……(困惑)
マスター:さらに厳密にいえば害ではない、むしろ有益すぎるくらい
白月:鬼桜さん可哀想……
鬼桜:そうでしょう?
私はとても可哀想ですよ
長年の想いすら意識していただけなかったのですからねぇ
魔女:えっとそれはその
ご、ごめんなさい……
マスター:あれ、ワシ以上にシロちゃんと鬼桜さんのが意気投合してる(遠目)
白月:うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!
魔女:あ、ほんとですね、吃驚です
白月:そう思うなら拉致監禁されてください
魔女:(;゜∀゜)!?
えっ
え?
白月:え?
マスター:きっとワシと鬼桜さんの性質が似てるからシロちゃんの慣れがここで発揮されたんだろうなぁ(考察)
魔女:あ、あの、そんなに、拉致監禁された方が良いほど、白月さんはわたくしが有害だと……?
マスター:有害というより責任をとりましょう的な感じじゃ
白月:ぐ……俺の良心を人質に……
マスター:シロちゃん的に
魔女:だって……
マスター:今現在捨て去ってそう、良心
魔女:白月さんがおっしゃる感じだと、そう、聞こえます……
白月:鬼桜さんあと一押し任せた
鬼桜:おや、おやおや
マスター:丸投げしやがった!!
鬼桜:ふふ、ふ。いいのですか?
白月:あと一歩踏み込めない!
マスター:あれ、おかしい、いつの間にかツッコミに回ってる
魔女:白月さぁん……わたくしがそんなにお嫌いですか……?
鬼桜:また陛下が白月さんを誑かして……だめですよ?
マスター:(というかとても楽しそうですね鬼桜さん
鬼桜:ええ、とても愉しいですねぇ
マスター:うん、これは間違いなく誑かしてる
魔女:誑かしてません、訊きたいだけです
そんなに拉致監禁されろとおもうくらい、わたくしがお嫌いなのかと
白月::(;゙゚''ω゚''):
鬼桜:ほら、陛下の罪深さはこういうところです
素直で裏がないからこそ、男はころっと誑かされるのです
魔女:酷いです……わたくしはただ訊いているだけなのに
……でも、白月さんはわたくしがお嫌いなんですね……
白月:(´・ω・`)
魔女:鬼桜さんに監禁されてしまえとおもうくらいに……
白月:あ、それは思う
マスター:うぉい!思うの!?
魔女:やっぱりお嫌いなんですね……
白月:嫌いじゃないが楽しそうじゃん?
魔女:楽しそうですか?
白月:俺は好奇心を取る
鬼桜:ふふ、ふ。まぁ拷問は致しませんがね?
白月:よし監禁決定
魔女:拷問は、って強調するあたりが恐ろしいです
鬼桜:陛下が拒絶するならば致しませんが……私のことを心底嫌いだとおっしゃってくれるなら、ですねぇ
白月:大丈夫俺は信用してる鬼桜さんを(楽しくしてくれると)
魔女:ずるい言い方……
マスター:ドS二人揃うと怖いなぁ
鬼桜:陛下は私のことが嫌いですか?死んでしまえとおもうくらいに嫌ってくださるならば諦めますよ?
白月:ふふ、ふ
魔女:ほんと、鬼桜さんはずるいです
マスター:あっこれ魔女さんが折れるやつだ
白月:形勢逆転ですね
鬼桜:おやおや、私は狡くありませんよ?
私は私の誠意を以て尋ねているのですから
魔女:そういうところがずるいです
もぅ、
鬼桜:ですが陛下?やられると解るでしょう?こういうことですよ
マスターさんや白月さんはお解りいただけるかと
魔女:???
マスター:うむ、わからないようだ
白月:(´・ω・`)
鬼桜:ふふ、ふ
陛下は甘い方ですからねぇ、嫌って拒絶するのならばやりようは他にもありますが、それを陛下はなさらない、結局はそういうことなのですよ
マスター:いやぁ、実に甘い毒だ
魔女:解るようなわからないような……
鬼桜:マスターさんの言う通り、陛下は甘い毒のようなものですからねぇ
マスター:どんなに強力でも、触れてしまいたいと思えるほどに甘い
鬼桜:白月さんすら誑かしてしまうくらいですからねぇ
マスター:猛毒ですね
魔女:たぶらかしてません……
鬼桜:いや、しかし正直なところ誑かされたようなものでしょうに
ねぇ白月さん?
マスター:本人につもりでないのが性質が悪い
白月:うんうん
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
鬼桜:自覚のないあたり本当に罪深い方です
魔女:ええ……(困惑)
マスター:おかしいなぁ、いつの間にか魔女さんの毒談義になってる
鬼桜:それほど陛下が魅力的だということですよ
マスター:それは間違いないです
鬼桜:おや、いつの間にかそんなことになっていましたねぇ
マスター:ま、私的には楽しいのでまったく問題ないですが
魔女:そんなことを言われましても……
白月:え?俺?他人のフリ他人のフリ
魔女:白月さぁん……(´;ω;`)
鬼桜:陛下、白月さんに泣きついてもだめですよ
白月:(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
鬼桜:ふふ、ふ。マスターさんと意気投合できそうだと思っておりましたが、白月さんとも意気投合できそうで愉しいですねぇ
マスター:ふむ、薄々感じてたことが現実になって、ワシとしては喜ばしいことです
鬼桜:小説ではなんとも純粋な感じで書かれておりましたがねぇ
白月:良かったな相方同族増えたぞ
魔女:それはわたくしの主観ですから、仕方ないことです
マスター:現実ではあんな感じですよ?人前に出るのも目立つのも好きじゃないやつですし
鬼桜:ほほぅ、一度お逢いしてみたいものです
生姜焼きをおつくりしましょう
魔女:楽しそうですが、とても怖いんですがあの
白月:コワクナイヨ
マスター:歓喜のあまり鬼桜さんに抱き着きそう、シロちゃん
鬼桜:おやおや、私には男色の嗜好はないのですが
白月:俺も無いね
魔女:あったら更に怖いんですが
マスター:たぶんシロちゃんと出会えばその嗜好もすこし顔を覗かせることになりますよ
鬼桜:ほほぅ?
しかし、陛下こそ至高ですからねぇ、私はこう見えて意外と硬派なもので
マスター:まぁ鬼桜さんのなかでそれは変わらないでしょう
魔女:もう、怖いしか、出てこない
鬼桜:陛下?
魔女:は、はい?
鬼桜:私がお慕いしているのは陛下だけですから……ねぇ?
魔女:は、はぁ
鬼桜:これほど真摯に告白しているのに、陛下には響かないのですよ、残念なことに
魔女:いやあの、悪女みたいにいうのやめてください……
白月:え、悪女じゃないの……
魔女:悪女に見えますか?
マスター:今日シロちゃんノリノリすぎて怖い、ふっふふふ
白月:無意識の悪女ですね
魔女:そうですか……
鬼桜:無意識とは斯くもおそろしいものですねぇ
マスター:小悪魔的な意味では間違いではない
白月:やめろぉ!見るからに落ち込むな!
魔女:だって……
鬼桜:ふふ、ふ、陛下はやはり罪深いですねぇ、困ったものです
魔女:だって……白月さんが悪女って……
鬼桜:文章だけなのにこれほどの破壊力ですよ?いかがなものでしょうねぇ
魔女:鬼桜さん酷い……
白月:魔女さん酷い……
マスター:遭遇した日には心を持っていかれそうですねぇ
魔女:そんなことないです……酷いのは、鬼桜さんですもん……
白月:毎回泣き落としなんて……
魔女:違いますもん……
鬼桜:ほら、これを無意識にやられるのですよ?
慣れていない男性ならばイチコロです
魔女:酷い……わたくし、泣き落としとか、そんな器用なことできません……
白月:そうだね!無意識だね!
鬼桜:その不器用さが男性には毒だと何度申し上げればご理解いただけるのか
マスター:無意識って怖い
魔女:(´・ω・`)
白月:だから監ki……
魔女:そんなに監禁されてしまえと……白月さんはおもってらっしゃるのですね……
白月:(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
魔女:そんなにわたくしがお嫌いですか……
白月:嫌いではないよ(´・ω・`)
魔女:でも、監禁されてしまえと……鬼桜さんに調教されろと……
マスター:おかしい、そこまでは言ってない気がするΣ(・ω・ノ)ノ!
魔女:鬼桜さんなら嬉々として調教してきますよ?鬼だし
白月:いや、まともな調教なら……真人間になるかも
鬼桜:おやおや、酷い言われ様ですねぇ
私はそこまで変態ではありませんが、陛下がそれをお望みなら、この世のありとあらゆる快楽をしみこませますよ?
魔女:ほら、ね?
マスター:うん、すごい
魔女:こういう人ですから……
白月:( ゚д゚)
魔女:それでも白月さんはわたくしに監禁されてしまえと……監禁されて調教されてしまえとおっしゃるのですか……
白月:望まなければ何もしないって言ってるし……
マスター:まぁあくまで望むなら、ですから……あ、拒否できなさそう
鬼桜:陛下が心から拒否されるのであれば致しませんがねぇ
魔女:そんなこといっても、鬼桜さんはわたくしを言いくるめるにきまってます
マスター:言いくるめられる、確実に
鬼桜:まぁ、陛下を言いくるめるくらいはできますがねぇ
魔女:ほら、ね?
鬼桜:陛下が多少のことでは私に捕まるはずがありませんからねぇ
魔女:全力で逃げます
鬼桜:陛下が全力で、というのならば、私も全力で捕まえますよ?
魔女:怖いしか、出てこないんですが
白月:その時はテレビ中継お願いします
マスター:全力で動かそう
鬼桜:ふふ、ふ。愉しみを共有するのも一興ですが、独占したい気もしますねぇ
魔女:だからなんでわたくしを監禁したがるのですか……
白月:共有することで魔女さんが更に羞恥に悶える……
マスター:悪い男に捕まらないように、ね?
鬼桜:羞恥に悶える陛下は扇情的でしょうねぇ……
魔女:いやあの、語感が卑猥です鬼桜さん
鬼桜:陛下の声で喘がれたら、大概の男性はやる気を出しますよ?
マスター:扇情的と称している分、問題ないかと
鬼桜:おっと、ヤル気ですね
白月:息子が起きますね
魔女:……(´・ω・`)
マスター:おっとこれは凄まじいぞゥ!?二人とも卑猥
鬼桜:陛下を組み敷いて啼かせたら、それはそれはもう、ふふ、ふ。
魔女:(´・ω・`)……(´;ω;`)
鬼桜:陛下は目元がきつめですからねぇ、それが歪んで涙を浮かべていたら誰もがヤル気になるでしょうねぇ
白月:くっ殺かな?
魔女:マスターさん助けて!
マスター:状況がそれだ、どう助けろと!?この状況で!?w
魔女:この話題をどうにかしてください、もう丸投げです、助けて!
マスター:ワンチャン乗っかるという手もげふんげふん
鬼桜:おやおや、陛下?
マスターさんは私と同類だということをお忘れですか?
ありとあらゆる拷問道具の知識があって、それをどう使えば効果的かを御存知なのですよ?
白月:HAHAHAHAHA
マスター:ぶふっ、そこまで知られてるとは……フッフフフ☆
魔女:……わたくしを辱めることには全力ですね鬼桜さん……
鬼桜:おやおや、辱めようなどとは思っておりませんよ?
私はただ陛下を純粋に快楽に導いて差し上げようかと
白月:行き過ぎた愛は歪ですな
魔女:丁寧な口調でえげつないことを言いますね相変わらず!
鬼桜:私の本心です。ふふ、ふ。
魔女:本心だからこそ、なおタチが悪いです(´・ω・`)
マスター:歪ではあるが純粋に美しく綺麗なモノだ
白月:確かに
鬼桜:極端な話ですが、私は陛下以外どうでもいいのですよ
陛下さえいればいいのです
嗚呼、だから鬼と言われるのですがねぇ
白月:告白ですよ告白
魔女:相変わらずの狂いっぷりですね
どこがいいんですか?いつもおもいますが
鬼桜:褒め言葉ですねぇ
白月:お熱いですなー
鬼桜:何処が、と仰いましたが、全て、ですねぇ
マスター:鬼桜さんの場合、文字通りの意味なんでしょうなぁ
魔女:白月さん代わっていただいてもいいんですよ?
白月:嫌ですけど
魔女:(´・ω・`)
マスター:男に代われとはこれ如何に
鬼桜:まぁ言葉通り、文字通りですねえ
魔女:狂愛ですよね
鬼桜:褒め言葉ですねぇ
白月:良いじゃないか
マスター:一途とは、恐ろしきかな
白月:浮気しないとか最高だな
鬼桜:陛下の口から吐かれる言葉ならばすべて私にとっては美辞麗句です
魔女:そう言われましても……そう言われてわたくしはどうすれば
鬼桜:どうもなさらなくていいのですよ?いつも言っていることです
陛下が陛下であれば、私は満足です
魔女:もう、なんていうか、マスターさんも白月さんもドン引きでしょうに
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