第1夜:踊れサンバ②
魔女:というか、初対面なのに馴染んでいる鬼桜さんがおかしいんですって!
鬼桜:いやはや、不思議なものでマスターさんや白月さんとは親近感がですねぇ
白月:遠回しに俺らもおかしいって言ってない?
鬼桜:陛下に対する態度や言動がとてもとても
マスター:初対面とは思えない、この思考の似かより……出会うべくして出会ったかのような良い出会いデスン
魔女:(´・ω・`)……白月さんに誤解されてしまいました……泣いてきます
鬼桜:またそうやってすぐ拗ねるのですから……陛下は仕方のない方ですねぇ
マスター:いやいやなんでですか!w
魔女:白月さんを抱っこしたい欲望がまだありますもの
マスター:欲望の大本流
鬼桜:陛下の本領発揮ですね
白月:鬼桜さんが慰めてくれるよ(リア充が……)
魔女:鬼桜さんは慰めてくれませんよ?むしろ笑顔で谷底に叩き落しにきます
鬼桜:おやおや、酷い言われ様ですね
魔女:だって、鬼桜さんはわたくしが泣いていたら笑いますもの
白月:気軽にそういうこと出来るのも親しいから出来るの
マスター:まるでワシとシロちゃんのお互いの関係のようだ
どちらかが落ち込んでいても悪笑するという
鬼桜:まぁ陛下は滅多なことでは泣かない女性ですからねぇ……本気で泣いていたら解りませんが、多少のことでは……ねぇ?
魔女:ほらね?
マスター:強い心は大事
白月:良いじゃん相手にされないより
魔女:結構放置されていますよ?
鬼桜:それは仕方ないではないですか、日本に戻ることも少なくなりましたしねぇ
魔女:いまどこにいるんですか、とか、怖くて訊けないだけです
鬼桜:まぁちゃんと生きておりますし、定時連絡もしているではないですか
白月:どこに居るんですか?
鬼桜:今ですか?
白月:地雷踏み抜いてみるぜ
鬼桜:今は日本以外のところ、としかお答えできませんねぇ
白月:好奇心には勝てない
鬼桜:まぁヒントを申し上げるなら、戦火のあるところ、ですねぇ
マスター:ふむ
魔女:嗚呼、わかりました
マスター:なるほど
白月:うん、聞くのが怖い
魔女:それだけで解るあたりわたくしもおかしいのでしょうが
マスター:しかしてなぜまたそんなところに?
鬼桜:まぁ陛下にはちゃんと必要な情報を渡すようにしておりますからねぇ
おや、ご存知ありませんか?私は従軍医ですよ?いまはフリーランスの傭兵扱いですが
白月:ふぁー
マスター:ほほう、理解
魔女:無駄にお金を、持っている人種です、無駄に!
鬼桜:否定は致しませんよ?
マスター:無駄にw
白月:リア充で医者そして金持ち……世の中理不尽だなー
マスター:レベルの高いお方だww
鬼桜:リア充かどうかは私にはわかりませんが、私は独り身ですよ?白月さん
残念なことに陛下にはいつもフラれてしまいますからねぇ
マスター:リアルが充実していれば十分なり
白月:そうだそうだ
魔女:また誤解を招く言い方をするんですから……
マスター:ワシもいつもいつもフラれてますぐすんぐすん(チラッ)
魔女:ええ!?フラれているのはわたくしですよね?
マスター:なんのことかワカリマセン!
白月:振り回されてるの間違いでは?
マスター:間違いない!w
鬼桜:おやおや、相変わらず陛下はおもてになりますねぇ
マスター:あ、シロちゃんここにも一応いい人いるよどう?ワシと付き合わない?
白月:死ね
鬼桜:マスターさんや私を誑かしてどうするんですか
マスター:うーん、残念
おモテになる陛下さすが!ソウダソウダー!
魔女:どう収拾つければいいのかもうわかりません
マスター:暴走状態☆いや爆走か
魔女:そしてマスターさん、陛下呼びはやめてください……
白月:殿下?
魔女:(´;ω;`)
マスター:殿下www
魔女:白月さんまで……
マスター:大元帥(ワシ風に言うと)
鬼桜:陛下と呼びたくなる気持ちはとてもよく解ります
ねぇ、陛下
魔女:(´・ω・`)
白月:総統閣下
魔女:もう……お好きに呼んでください……
マスター:満足
魔女:わたくしはそんな尊称をつけられるような人間ではないです……
白月:皇帝陛下バンザーイ
マスター:それもう陛下でいいじゃないか
鬼桜:いやぁ、なんとも愉しいですねぇ
魔女::(´・ω・`)
マスター:尊称をつけられるような方かどうかは周りの判断ですぞ?つまり魔女さんは素晴らしい
魔女:鬼桜さんはリアルでも陛下って呼んできますからね……鬼畜です
白月:良いんでない?
魔女:そんな素晴らしい人物ならもっと有名人ですよ……
鬼桜:おや、陛下は十分有名人でしょうに
魔女:え!?
マスター:有名人が素晴らしいとは限らない、ここは重要
まぁ確かにそうですねw十分有名人w
魔女:わたくしはそんな良い人でもないです!
鬼桜:相手に対する感情の表れが呼称につながるのですから、諦めてください
ねぇ、陛下?
白月:そうだよ、陛下☆
マスター:デスデス
魔女:いやもうあきらめてますけど……白月さんまでー……(´;ω;`)
涙が止まりません
鬼桜:ふっふふ、それだけ陛下が魅力的だということですよ、褒めているのですから、受け入れてくださいな
マスター:そういうことですな
慕ってくれてると思えば大歓喜できそう
魔女:白月さんに慕われるなら喜びます!
白月:え
魔女:え
マスター:知ってた
魔女:だめですか……?
白月:いや、うん慕ってるよ
マスター:微妙w
魔女:微妙なんですか……(´・ω・`)
マスター:いやだって、喜べるか微妙なラインw言い方が雑い!w
鬼桜:陛下、陛下、あからさまにしょんぼりしないでください?
魔女:白月さんを可愛がりたいのです(´・ω・`)
白月:いや、何か可哀想だから折れた
鬼桜:可哀想……w
魔女:(´・ω・`)……(´;ω;`)
マスター:可哀想ってwどれだけ哀愁漂っていたんだ……w
魔女:ちょっと泣いてきます
マスター:また拗ねた!?
鬼桜:陛下、陛下、何番煎じですか
拗ねない拗ねない、だから幼児と言われるんですよ
魔女:(´・ω・`)……むー……
マスター:というかシロちゃん無反応……ぇ☆
白月:いや、慣れた
マスター:慣れって怖い
白月:順応能力がなけりゃ奇人についていけない
鬼桜:また話題が逸れていますねぇ
マスター:ですねw
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