第12話 『魔力纏』と同志

「あーヤベーよ昨日は全然寝れなかった」

そう俺は昨日全然寝れなかったのだ。


「ユキチ寝なかったの?」


「まぁーな」

俺達は時間になったからエルの所に行くことにした。


「おっ、オハヨ!二人共」


「うぃーす」


「おはようございます」

と言う感じて適当に返すと、なんか急にエルが近ずいてきた。


え?なになに?俺なんかやった?顔近い。

と思った刹那エルが体を突っついてきた。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ」

昨日の後遺症である筋肉痛で凄まじい激痛が身体中に走った。俺は思わず地面に倒れてもがいたが地面にこすれることにより更に痛くなった。


「うるさいな。静かにしろよ」


「てっ、テメー今度覚えてろよ」

俺は今の立場を忘れ、喧嘩腰になった。


「師匠に向かってテメーとはなんだテメーとはただチェックをしただけだよ」


「チェックって何のだよ?」


「いやー筋肉痛が辛いかなと思ってな。昨日は普通の訓練の3倍の量をやったからな。今日は多分魔力の練習が出来そうだ。」


「「...」」


もう何も言わん。まぁ2週間で強く慣れるんだ、いいものだろう。


「今日は勉強だな、1時間後隣の部屋にこい」との事だったので俺とレビィは朝食のレッツベアーを取りにいっていた。


「レッツベアーって意外と弱いね」


「そうだなお前が強いな」


レビィは創造の力で滅多刺しにしていた。作るだけじゃ無くて、飛ばせるとかマジでチートだな。


俺達は朝食が終わり、エルの所に来ていた。


「なんだその格好は?」


エルはワンピースの白衣とメガネををしていた。そして顔がドヤっててウザイ。


「知らないのか?勉強する時の格好だよ」


「「へっ、へー」」

適当に返すと、レビィとハモった。


「んまぁいい。そこに座れ」


俺達はそこの椅子に座った。


「まずは魔力について説明しよう。魔力とはこの世界にいる人間なら誰でも、持っている言わば血液のようなものだよ。そして魔法を使うときにも、身体能力アップにもつかう。まぁそこまで話知っているだろ?」


「嗚呼、知っている」


「だけどな、これだけじゃないんだよ実は魔力事態を具現化することだってできるんだよ。君達にはないが、属性というのは、マナの色を表してるだけだ。」


「じゃぁ、あの火を出したり、水を出したりとかはとかは何なんだ?」


俺は、疑問に思った。あそこにいた。あそこにいた監視の人が何故、無能に対してのあたりが強かったのかを


「あれはな、この世界における防御的システムアシストなんだよ」


「は?何言ってんだ?あいつは攻撃していたぞ」


「そうだそれがこの世界の闇だ。この世界は誰かが作った偽りの世界なんだよ。」

もうこの時俺は察していた。


「神格を持った奴らだな?」


「そう。現人神や、龍神などの奴らだ」


俺はこいつらに復讐ををする。おれを一週間拷問したんだ。ただでは死なせないよ。それ以上ににレビィを傷つけて罪は重い。

今もそうだが、こう言う話になると、レビィの顔を俯かせる。


「エルが見るに誰が一番怪しいと思う?」


「正直わからんな。でも原人神がかかわってるのは間違いないこの世界の学校で防御システムを攻撃用に習わせているのは、原人神だからな」


「そうかではここを出たらまず学校に行くとしよう」


「うんそれがいいと思う」


学校か…前世でかいけなかったからな少し楽しみだ


「とまぁ、説明は以上だ。早速だが、魔力纏マナまといをしてもらおうとおもう」


「ああ、教えてくれ」


「まずはお前らスキルは使えるよな」


「つかえるぞ」


「はい。使えます」


「じゃぁ、まずは魔力の流れを感じ取れ。」


魔力は血管と同じに、流れる感じだ。血管には動脈があるから、血の流れを感じることはできるだろ?

だけど、魔力には感じ取る方法がない。だからこそ天才も俺でも少し苦戦した。まぁ一時間くらいだけどな。

だけどレビィもすごいと思う。極限状態だったは言え、瞬時にできたんだからな。


「できたぞ」

「私もです」


「よし、じゃあそれを具現化させてみろ」


「「率直だな(ですね)」」


「まぁコツはないからな」


「おぉ!これがマナ纏か」


俺の右手には薄い、黄緑の障壁みたいなのができていた。

ふと、レビィのほうを見てみると、レビィもできていた。


「レビィって結構何でもできるほう?」


「まぁ小さい頃は天才って呼ばれてたからね」


「ここにもいたか…」


「ん?何のこと?」


俺は、同志を見つくてすごくうれしくなっていた。






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