第7話 『天才』の覚醒
「なぁ、お前聞いているんだろ?」
僕がそう言い放った瞬間自分の心の中に飲み込まれた。
そこには銀髪で凄く綺麗な女の人がいた。
いや、人と言う表現は間違っているな。
『悪魔』だ。頭には角があり、背中には翼がある。そして尻尾がある
「ソナタが私のご主人様かな?」
「お前はだれだ?」
「私のよく割的には『妖精』と呼ばれるので間違っていないな。だけど私は妖精じゃないよ。私は『破魂の悪魔』だよ。」
「破魂の...悪魔?」
「そうよ。神話の時代にいた最凶にして災厄の悪魔。それが私。唯一無二の『消滅属性』の持ち主。」
「そんなのがなぜ僕の中に?」
「私は君の中にいる訳では無い。もう1人の君の中にいる。もう1人の君が私に見合うだけの器があるのだよ。」
「もう一人の僕?」
「君は戦う時の記憶が1度でもあるか?」
「それは...」
「そう君は狂戦士なんだよ」
「そんな事は無い!!」
「だったらわたしが目覚めさせなきゃなっ」
そう言った刹那白い気弾のようなものが来た。俺は本能で分かった。これはやばい。
俺は少し大袈裟に避けた。
「ほぅ?これを避けるか次はこれを言ってみようか。」
そう言ったら瞬時に後ろに太陽を思わせる様なでかさの気弾がきた。
「うぅっ!」
俺は直撃した。周りが段々黒くなって、深く深い深海に何も抵抗できずにただ溺れてい行く。視界が淀み、聴覚もぼやけてくる。
そしてある男が話しかけてきた。
「お前は変えたいか?この腐った世の中を、そして何も出来ない『無能』な自分を?」
「僕は.....変えたい!!」
「分かった後は俺に任せろ!」
ここで僕はもう1人の自分に任せた。
「何?私のアレを受けて生きているだと?」
「貴様が俺の力か?」
「ほぅ?目覚めたか?軍神が恐れていた私の器よ」
「そんなのは知らんだがお前は俺には勝てない。大人しく力を貸せ」
そう言った刹那俺は悪魔との間を一瞬で詰めて首に手を当てた。
「分かったよ。私では君に勝てん大人しく力を貸すとしようこの『因子分解』の力を」
「それがお前の力か。」
「お前では無い。スノウと呼べ」
「分かった。じゃあ『革命』してくるわ」
そう言って俺は精神世界から解放された。
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