第8話 『因子分解』の力

「はぁ〜何で俺はこんな鎖なんかにとじこめられてるんだ?」


そう言った瞬間俺を縛っていたものが白い人魂のようなものになり消えた。


「ぼ、坊や一体何を?」


「何って何だ?こんな鎖で俺を縛ることは出来ないよ。俺を縛りたいんだったら神を封じる用の鎖を持ってこい。多分無理だがな。」


「まぁいいわ。口だけはでかい様ね。坊や見たいな『無能』火の精霊の能力を使える私に勝てるわけ無いでしょ?」


「たしかに俺には、妖精何てものは使えない。だけど俺からしたら君は全くの無能だね。」


「無能が減らず口を言うんじゃない!!少し顔がいいからっていい気になるなよ。」


段々キレ気味になってきた。


「このまま戦うのはフェアじゃないし、銃を返してくれないか?」


「銃?あーあれか」


監視の人はポケットから銃を取り出した。


「こんなので何が出来るのかしら。」


嘲笑している。


「すぐに分かるよ」


俺はニヤリと笑った。


ここで俺は銃の使い道が繋がった。俺が地面を撃って地面がサラサラになっていたのはスノウの力『因子分解』だと分かった。


だけどすぐに殺すのはフェアじゃない。

1週間たっぷり拷問のされたんだ。きっちり返さないとな。


俺は銃に魔力をこめた。俺はここで魔力を制御する才能が出た。俺の魔力『因子分解』ではなく、皆が使えるような魔力を圧縮させた、弾を監視の人の足に打った。


「ぎゃぁぁぁぁぁああ!!」


断末魔の叫びが聞こえた。


これはやりすぎた。足が全て消し飛んでしまった。これじゃ『因子分解』と対して変わらない。


「痛いか?痛いだろ?次は目だなえぐりとってやるよ。」


「嫌...嫌だ。嫌だぁぁぁぁああ!」


泣き叫んでいる。


「簡単には死なせないからな。後喋って貰ってくれたら解放してやるかもな。お前らの上司は誰だ?」


「い...嫌だ。」


「目をえぐられるのはどんな気持ちだろうな。ふふっ!」


「協会です...」


「ありがとな。解放してやるよ。」


「それじゃぁ!」


彼女の目に光が見えた。


「この痛みからな」


俺は『因子分解ディスセンブリーバースト』を使った。


流行りこの力はかなりのチートである。


「はぁ。ようやく助けられる」


俺は隣の牢獄に来た。中に入ると女の子は怯えたようの声を出していた。


「大丈夫だよ。俺は隣の部屋に居たものだ。今まで助けられなくてごめん。」


「ひぇ?」


「だから俺は君の味方だ。」

俺は彼女を拘束していたものを全て分解した。

するとビックリ超絶可愛い女の子だった。紫の髪で童顔モロ俺のタイプだ。

あっ!ロリコンじゃ無いぞ!


「君名前は?」


「私はレビィだょ...」


「何で怯えている?」


「いや、ちょっと男の人が怖くなっちゃって。」


「そうか...すごく辛かったんだな」


「大したことないよ。それに助けてくれて凄く嬉しいよ。」


「レビィはいつからここにいたんだ?」


「私は君が来る三日前だよ。」


「そうか...なぁお前の記憶消して上げようか?」


「え?」


「俺は特殊でね記憶を書き換えることは出来ないけど消すことならできるよ」


「嫌だ。」


「何でだ?辛かっただろ?」


「私は君と会ったことを忘れたくない。私を連れてくれない?」


「いいぞ。でも良いのか?俺のことはすっかり忘れて村に戻ることだって出来るんだぞ?」


「嫌だ。戻りたくない。絶対に。」


その言葉は俺の中にズシリと響いた。


「そうか。つれてってやるよ。でも俺は世界を変える。決して楽しい旅にはならなよ。」


「うん。私も変えたい。この『腐った』世の中を」






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