第4話 『銃』には弾がない

俺は何も無い野原で意識が覚醒した。では今の持ち物を確認しよう。


半袖のTシャツ。ジーンズ。スマホ。少し高級なスニーカー。少し黒いくて白いラインの入ったカッコイイ銃。以上だ。


「この銃は...」


そう。俺は女神に一つだけと言われた時点で思ったことがあった。


その一つだけに銃を選んだらどうなるのか?とね俺はしっかり銃といった。弾を入れると二つになってしまうからな。でももし仮に弾がセットで付いてくるとしても、異世界生活を弾が六つしか入っていない銃一つで乗り切る自信は全くない。魔王だっているんだ。


「試してみますか」

俺は銃をチェックした。弾を入れる場所がない。俺は鬼が出るか蛇が出るか確かめて見ますか。


俺は引き金を引いた。そうすると何か光の様なものが出た。ビンゴ...と思ったが打った地面には穴が無くサラサラとした土があった。


「なんだ?」


何か嫌な予感がした。打った地面には穴が無いし、打ったとき多少の脱力感があった。


だけどこの脱力感の正体は直ぐに分かった。これは魔力を弾の代わりに使った魔力がある限り無限に打てる銃だという事だ。


俺は人里に向かう前に少し実験を使用と思った。だけど魔物がいない。に気づいた。


女神は魔王はいると言っていたが魔物は居ると言っていなかった。もしかしたら、魔物は居ないのかもしれない。ちゃんと話を聞いておけばよかった。


とりあえず人里に行こう。野原の近くに道があった。多分これは街に続く道であろう。推測だが電波は無いだろう。俺は歩きながらスマホをチェックした。ん?歩きスマホだめ?何を言っている異世界生活だぞ?第六感を目覚めさせなきゃいきていけないぞ。

確かめたが電気は付くがやはり出来ない


「ヒヒーン!」


後ろから馬車がやって来た。とても高級そうなので貴族であろう。


中から小太りのオッサンがやって来た。


「君の格好見ないね。珍しい上の服はともかくそのズボンを調べたい是非売ってくれんかな?」


「実はな俺東の町から来た貴族なんだが、その街は世界と交流して無くてな。要するにお金の単位が分かんない。教えてくれ。」


おじさんはニヤリと笑った。


「聖金貨、金貨、銀貨、銅貨の順にお金がある順番は今言った通りだ。銅貨10枚でどうだ?」


「嘘だな?俺も嘘を付いた。本当は金の単位くらいは知っている。この俺の手に持ってる物はスマホと言って誰でも使える伝説の空間魔法だ。空間を一部切り取って記憶させることが出来る」


俺は本当に金の単位なんて知らないからな。

そして俺はカメラで写真をとった。


「どうだ?聖金貨100枚でやるよ。」


「ぐぬぬぬぅ、よし分かった。買おう」


ビンゴ!


「よし町まで連れてってくれ」


「いいぞ」


俺は馬車の中に入った。


「おじさんは何をしているんだ?」


「服屋の社長だ。これでも結構儲かってるんだぞ?」


「へぇーそれで俺のジーンズに興味があるのか。これはジーンズと言って、デニムって言う硬い素材で出来ているんだ。結構高いぞ?」


「良い良い。これを売れば間違いなくバカ儲けは間違い無いからな。」


「おっ!着いたみたいだね」


「ここは人族の王都レグニカ王国だ」

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