第1話 『平等』とは何か?


僕には才能がある。


だけど・・・


僕にはなまえがない。


僕には親がいない。


僕には信頼できる人がいない。


僕はこの世界が大っ嫌いだ。


だから世界を変える。そう考えるようになったのは僕の年がわずか2歳のときだ。


僕はこの『貧民街』産まれた。いやそうとも限らない捨てられたのかも知れない。だがそんなこと今の世の中ではどうでもいい事なのだ。


僕の意識が覚醒したのは1歳くらいの時であろう。正確には分からないが、体格や身長などで推測した。普通の人なら死んでいるであろう。だが僕は違う。絶対に死なない。


そう今、正歴3500年では千年前には無かった身分の差も出来ていて時代が戻ったと言われていた。だが相変わらず機会関係のことはめちゃくちゃ進んでいる。だから権力を争ってむやみな戦争をするのだ。


平民や貧民街の住民は常々に平等を謳い。時には集団心理の真似事のような事をして、宗教を作りそして団体を作るのだ。


この世の中を変えようとしないのに平等平等と訴えるこの人達は気持ち悪いと僕は思う。


だが皆はこの有名な言葉を知っているであろうか?『人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』と言う言葉だ。


補足説明をしよう。簡単に言うと、この言葉は生まれた時は皆平等なのだ。と言うものだ。どれだけ学問に励んだかで将来がきまる。それが『学問のすゝめ』だ。


だがは何もわかっていないのだ。何が平等だ。お前の生きていた時代にもいただろ?『非人』『穢多』なる身分の人々が。


確かにいえることは平民だったら努力すれば、簡単では無いだろうが人生に成功する人が出てくるであるう。


だが穢多や非人の人達はどれだけ頑張っても絶対に上にが上がれないそんなのはこの世の道理である。


なのにこいつは分かった振りをしているんだ。


それをもし仮に本人に聞いてみたら絶対に「そんなのあたりまえだろ?」って言うだろうな。


だから僕はこいつの考えは嫌いだ。だから僕は変えてやるこの世の中を絶対に変えてやる。貧民街だから上がれないそんなのいつ誰が言った?それはお前らが勝手に思ってるだけだ。


だから僕は『革命』を起こす。


僕は3歳の時には独学でちゃんとした字をマスターして喋れるようになった。


だが人の手を借りることは決して出来なかった。奴らは最低だ。腹が空けば大切にしていた家族だって喰らった。


そう考えと僕の親はマシな方だったのかもな。


そして5歳の時にはもうアンティークでパソコンなるものを作った。


なんかこうすれば使えるかなって感じてやったら作れた。


こうして聞いていると簡単な感じに聞こえるがこれは難しいことなのだ。機械の勉強をしたことない奴が作るんだ。並大抵の努力では出来ないであろうな。


ここから7年かけて、早打ち、ハッキングなどの技術をマスターした。これで終わりではない。むしろここからが俺の人生のスタートだ。




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