第4話 『わたしのじゆうけんきゅう』
『わたしのじゆうけんきゅう』
3年10組 岡地面子(おかちめんこ)
わたしの自由けんきゅうは、どうしてこれに決めたかを書きます。
まず、わたしは自由けんきゅうがきらいです。
しゅくだいも、べんきょうも、先生も、親もすべてきらいです。
もっと言えば、このちきゅうでさえ、さらにうちゅうでさえ好きではありません。
では、何が好きかというと、それは秘密です。
もし、それがばれたら、だれかをころして自分も死にます。
でも、わたしは、それほどあぶない人間ではないので、みんな安心して下さい。
自由けんきゅうのタイトルは、『息を止めていられる時間』です。
このちきゅう上で、人間がこきゅうできるのは、さんそがあるおかげです。
それを、あってあたりまえと思う人間は、さっさとぜんめつして欲しいです。
●よういするもの……とくになし。あえて言うならやる気。
●とけいをみて、時間を書いていく。
<1回目> 15秒。
いちばんさいしょなので、あまりがまんできませんでした。
<2回目> 25秒。
1回目よりたくさんがまんできました。
<3回目> 30秒。
なんだかコツがつかめてきました。まだいけそうです。
<4回目> 32秒。
れんぞくでやっているのでつかれてきたみたいです。
<5回目> 27秒。
あれれ? タイムがおちてきた。次はきあいをいれます。
<6回目> 40秒。
やった新きろくたっせいです。なれてきたからかな。
<7回目> 45秒。
おもしろいようにタイムがのびました。でもあたまが少しぼーっとします。
<8回目>50秒。
また新きろくたっせい。くるしくても気にしないのがコツです。
<9回目>
おわり
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