コンピ研の夏休み

 慰安旅行が終わり、夏休みも後半に入っていたある日。僕はコンピ研で、プールへ行くことに決めた。部員達もその日、全員予定は大丈夫とのことだった。

 数日後、僕達はプールの施設の前に集まった。早速建物の中に入り、更衣室で水着に着替えた後、皆でプールに向かう。ちなみに僕の水着は赤で、守家は黒、佐東は迷彩柄、御門は水色、児林はボーダーだ。御門はパーカーを羽織っている。広々としたプールを見て、

「わぁ……広い」

と御門が言葉を漏らす。

「テンション上がるなー!」

うんうん、佐東も嬉しそうだ。僕達は軽く準備運動をし、早速プールに入った。途中移動のときに守家が眼鏡を外していて、心許ない雰囲気をまとっていたので、僕が手を引いて案内することにした。そんな感じで、プールはとても楽しかった。


 プールに行った後の、ある日のこと。公式サイトを見た限り、SOS団は夏祭りに行く予定らしいが、コンピ研もたまたま行く予定だった。一応言っておくが、たまたまだからな。

 夏祭り当日の夕方。児林以外、時間通り待ち合わせ場所に全員揃った。しばらく待っていると、児林が「おーい」と息を弾ませながら走ってやって来た。特に示し合わせてはいなかったものの、全員浴衣だ。射的を楽しんだり、わたあめ、フランクフルトも食べたりした。


 ちなみに、コンピ研のプロジェクトもそれなりに進んでいた。ネットワークトラブルが起きていたのもあり、思うように行かなかったが、それもなんとか安定してきた。やれやれ、骨が折れたがこのまま上手くいってくれると嬉しいね。

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