世界が平和でありますように(最終回っぽい)

 タイトルを物語のエピソードに載せるなんて、それこそ最終回みたいじゃないですか。


 まあ、ダラダラと続けてきたエッセイも、ついには潮時なのかもしれませんね。











 ということは微塵も思っていないのですがね(まだまだがんばるマン)


 今日は面白い話ではないです。




 さて、それにしても遥から彼方までをアップして、やりたいことをやりきったおかげで、小説を書くモチベが中々下がっている今なのですが、どうしても気がかりなことが。










 え、ハルカナそんなダメ?(真剣)


 私は読み切ったから評価するということを強要は絶対に嫌なのですし、自分自身ももちろん何か感じない限りはレビューをしないことを信条にしています。


 で、今回読み切って頂いている方はいらっしゃっても、中々評価に繋がっていないということは、受け止めるべき事実です。


 好き勝手に書いたからこそ、何をボロクソに言われたとしても、とりあえず変える気はまるでないのですが、こうもただ単にスルー気味だと、純粋に凹んでます。


 確かに物語として重視したのはキャラの思いのみですので、ぶっとんでいるとは思いますが、やはりそれは心に残すものじゃなかったんですね。


 今までも真剣ですけど、これからはもっと真剣に行かねばなりませんね。


 ここで辞めても別にそれは選択だと思うので、構わないとは思うのですが、そうは問屋が卸さないです。


 凹んでも自分自身にムカついても、それでもやりたいから、今はうんざりするほど物語を読むことに執着しているのですから。


 とりあえず読むことでモチベを回復させましょう。


 そしてこの結果は、自分自身の責任であるので、嘆いたり凹んだりはここまでで辞めます。


 物語の責任を負うのは作者自身なのですから。








 さあ、酔ってますし今日は好き勝手書き連ねましょう。


 もし見て頂いてるレディーの方々。












 今日はここで帰ってください(血眼)

















 いいですね?


 よっしゃああああああああああああああ。




 男六人の我慢汁あるある祭り(会話の三割がそれ)からの帰り道、テンションだけは一級品です。


 男にも穴はあるんだよなぁ……というホモホモしい発言も厭わない男どもの飲み会は、超楽しかったです。多分風俗の話とか普通の飲み会じゃできないし(暴露)。


 さて、今日語るのはこの飲み会の話しではなく、そもそもなんで小説を書くに至ったのか、思いつく物語についてです。


 一番最初にストーリーと呼べるものに触れたのはおそらく絵本なのでしょうけれど、初めて自発的に読んだのは漫画でした。


 確か、スーパーマリオくんですね。ギャグを全面に押しつつコミカルにクッパに立ち向かっていく姿が、おそらく物語と向き合った最初なんだと思います。


 それから色々な漫画を読み、特に印象に残っているのは、まもって守護月天です。


 中学生の心優しい男の子の元に、あらゆる物からまもってくれる可愛い女の子がやってくるというストーリー。ああ女神様的なテイストなのかもしれません。


 当時どハマりしたして、枕の下に敷いて、月天の夢を見れないかと画策したほどでした(リアル話)。

 未だにキリュウさんが初恋です。厳しくてクールの癖に弱点多くて繊細なキリュウさんほんと好き。好きいいいいいいいいい(感情を抑えない)。


 エルマーの冒険を除いて、初めて小説というものを読んだのはおそらく僕らの七日間戦争です。

 でも、読み始めて相当にインパクトを受けたのは、乙一先生の陽だまりの詩ですね。

 前に近況ノートでもネタにしましたが、今読んだ方が尚泣けるのですから本当にすごいです。

 主人を埋葬するために作られたロボットが、心を理解していく過程が丁寧丁寧丁寧に(新宝島)描かれています。

 ボロ泣きでした。


 映画はあまり見ないので、見ていたのはもっぱらドラえもんとクレヨンしんちゃんでした。劇場版はどちらも特に印象深いです。


 もうどこでもネタとして話している結婚前夜はもちろん、大長編では、実は太陽王伝説が一番好きです。まさか酒飲んでたとはいえ見てて泣くとは思いませんでした(最近の話じゃねーか)。


 クレヨンしんちゃんは実を言うと温泉ワクワクが一番好きです。大人帝国や戦国のガチ感動物も好きなのですが、やはりギャグが適度に混じり合っているものが面白いですね。




 高校生頃には、ラノベを読みあさっていた気がします。自分で買った初ラノベはハルヒでしたね。


 まだアニメ化する直前だったのですが、あの独特な語り口と設定には、ものすごく魅力を感じました。あの当時に多分小説を半年くらい書いててホームページとかに乗っけてたはずですが、完全にハルヒに影響されてましたね。正確にはキョンに。

 あの当時のネット小説の語り口って、キョンのパクリばかりでしたね。やれやれ系めっちゃ流行ってました。私もそういえばああああああああああ(羞恥スイッチオン)。


 禁書目録、いぬかみっ、化物語からの戯言シリーズ。懐かしや。


 ゲームもやってましたね。幻想水滸伝は2が至高です。

 ノベライズ版も買い漁るくらいにハマっていた.hackシリーズ。めちゃくちゃ好きでしたね。


 で、ラノベばっか読んでてこれでいいのかと思い始め、一般文芸も読み始めました。

 東野圭吾先生は白夜行や秘密が特に好きでした。

 ミステリーばかりだった中、結局一番好きになったラブコメは夜は短し、歩けよ乙女でした。第3惑星より愛を込めてを書いた時に思い浮かんだヒロイン像は、黒髪の乙女でした。ふわふわしてコミカル。好奇心旺盛で前向き。なんとも可愛らしい。


 とても人を選ぶのは舞城王太郎先生。

 世界は密室でできているや、好き好き大好き超愛してるは今でも読み返しますね。

 改行が少なく句点をできる限り排除し、口語的な現代言葉が並ぶ文体は、多分嫌いな人はとことん嫌いで、読めない人も一杯いると思います。それでも難解なメタファーを駆使しつつも、伝えたいテーマはとてもシンプルな物語に、ハマりましたね。引きずりボーイの文体はめちゃくちゃ影響を受けてますね。


 なんか今は書く側に回っていますが、やはり読むことも好きなのです。

 色々な思想と視点で描かれる、物語がとてもすきなのです。







 そして、実の所私が一番影響を受けているのは、実のところあれです。




 エロゲです。







 うん







 読んでいる女性がいないと思っているので、このまま続けますよ(強気)。





 小説は文字の羅列でイメージを重ねたり、詳細な心情描写や風景描写で視覚的イメージで楽しむ物だと思います。


 アニメは視覚や音声をフルに活用して、具体的に楽しむ物だと思います。


 エロゲって実は、この両方を楽しめるんですよね、今思えば。


 文字と絵と音声のすべてを享受出来るので、よりストーリーを深く知り、演出で盛り上げられます。エロシーンがメインという物もありますが、そのシナリオが詳細に楽しめるのです。


 ダ・カーポはもう見事に人生を狂わせてくれましたよ。

 枯れない桜の呪いは、願いを叶える反面様々な願いを叶えすぎて、ヒロインの命を貪る凶器となり得るなんて、衝撃的でした。ボロ泣きでしたね。


 事故から脳に障害を負ってしまい、世界や人の全てがドロドロしたおどおどろしい肉塊に見えるようになってしまった主人公。そんな狂いそうな世界の中、唯一見つけた可憐な少女。沙耶との交流を描く沙耶の唄はもうヤバイです。

 世界が汚く見える中で綺麗な少女ということは、その正体は……。

 短い物語でありながらも、心を打つ純愛ストーリーはもう言葉が出ないです。それは世界を侵す恋というキャッチフレーズの反則感。すげえです。


 幼馴染の男女が生んだ奇跡の青春ストーリー、リトルバスターズ。


 今の日本では罪を犯した者にとって最も重い刑は死刑ですが、その世界においては罰として義務を背負わされるディストピア物語。車輪の国。

 大人になれない義務、一日が半分になる義務。そして存在が認められない義務。

 義務を課せられたその世界観は、斬新かつ先鋭的。待っている感動もひとしおでした。


 小説、アニメ、ドラマ、あらゆる物語の中で至高にして最強に好みな物語。


 cross†channelは私の味わった物語のなかで、最高傑作でした。


 社会不適合者のみを集めた群青学園の生徒が、繰り返す世界に取り残される物語。

 圧倒的な自己愛、破滅に至る依存心、脅迫的なまでの倫理観、そして、壊滅的なまでにどうしようもない破壊衝動に支配された主人公は、ループしてする世界の中で幾度となく間違え続けます。


 女装させられ性的虐待を受けて、壊れるしかなかった主人公。その主人公をかつて虐待していた少年と再会しますが、その少年はショックでその事実を忘れています。

 過去を思い出した少年は、泣きながら主人公に詫びて許しを請います。

 もう殺してくれとすら懇願する少年に、主人公は言い放ちます。


「で、お前はなんで今すぐにでも死なないんだ?」


 少年は飛び降り、自ら死を選びました。


 気がつけば、私は涙を流していました。

 感動? そんなわけありません。


 純粋な恐怖です。


 復讐心すらない、慈悲や心の悲鳴すらもない。純粋な疑問をぶつけるほどに壊れてしまった主人公が、怖くて怖くてたまりませんでした。

 非情さすらもありません。そんな人間らしさを損なうほどに、壊れてしまった主人公が怖くて、とても哀れでした。


 彼はもう、人間社会では生きられない。その存在が、他者を壊すのです。


 そんな彼は、人になることを渇望しました。


 それは叶います。


 たったひとり、だれもいないせかいにいきることで、彼ははじめて人になれたのです。皮肉すぎますね。


 人との交流の中で人間であろうとした彼が人として生きるには、誰もいないひとりぼっちしかなかったのです。


 彼がひとりになり救われた先にあったのは、圧倒的な孤独でした。


 それでも、生きようとする彼の姿に胸を打たれます。彼が人として生きて人として死ぬための勝利条件は、孤独に生きて絶望にまみれながら死ぬことでした。


 彼は発信し続けます。誰が聴いているかもわからないラジオで。


 生きている人、いますか?


 もしいるなら、ただ生きてください。


 彼は自分の生きた証を手に入れるために、願いを掲げます。


 どうか俺が絶望に打ちひしがれて死を図る前に、


 この空が消えて無くなりますように。




 物語の一節です。


 人はただ、いてくれるだけでいい。場所もまた、性質も、性別も問わない。

 いてほしいんだ。人は人にいてほしい。より近くに感じたい。手を伸ばした先に、誰かがいるという安心。それを得たい。だから人は呼びかける。電話で。言葉で。手紙で。態度で。、、、無線で。

 どこかで誰かが聞いてくれますように。そう願って。




 人が生きていくには、成長していくには、人が必要です。交流が心を育てます。質のいい悪いはあるかもしれない。正しさを発揮できないかもしれない。それでも、人がいて欲しい。寂しいから。辛いから。誰かにいて欲しい。繋がっていたい。

 そんな生への痛々しいほどの渇望を、まざまざと見せつけられました。









 で、このエッセイのタイトル。


 世界が平和でありますように


 このタイトルも、そういえば影響されていたものがありました。


 これも実はエロゲです。


 俺たちに翼はない。という物語です。


 まあこのエッセイを見てやる方はいないと思ってついついネタバレを書いちゃうのですが、過去に従妹を守るために殺人を犯した主人公は、その辛さから逃れるために、様々な人格を生み出しました。


 自分を守るために、凶暴性を殻にした人格もありました。心がどうしようもなくざわついて、暴虐性に支配されてしまいそうな時に、心を落ち着けるおまじないとして学んだ言葉です。


 世界が平和でありますように。


 そうやっておまじないを繰り返すうちに、心を落ち着かせて自分を保っていたのです。まあ本当の自分は心の奥底に閉じこもっているのですが。


 様々な人格は、みんな主人格のために学校に行き、アルバイトをして、夜は何でも屋として危ない事件にも首を突っ込みます。


 どこか不安定なヒロインや、小説家として生みの苦しみを抱える少女、あけすけに明るく前向きな少女、主人公が戻ってくることをひたむきに信じ続ける少女との交流を経て、自身の真実と向き合った時、人格の統合が図られます。


 翼なんてなくて、どこにもいけない。そんな閉塞感の中でも、やっぱり生きていこうと足掻く物語。


 傷ついた羽 癒してからでも 飛び立てばいい …なんて口ずさんだ。


 癒しと再生を経て、飛び立つための物語でした。








 本当に、溢れんばかりの物語で満たされている現代です。


 小説を描き、世界を紡ぎ、創作翼を広げて自身を表現しようともがく姿は、どうしようもなく美しい。


 せっかくこうしてカクヨムという場所で出会いを日々得ているのですから、心に触れることが出来る物語を、一緒に探していきませんか?


 そして今日も願いましょう。





 世界が平和でありますように














 そんなことを書きながら歩いていたら、誰かの楽しみの残滓(通称ゲロ)を踏みました。




 せ、世界が平和でありますように!(早口)

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