登場人物紹介③
神器争奪編の登場人物(※ネタバレ要素あります)
※あくまでも紹介ですので本編に全く影響はありません。ネタバレ要素もありますので、苦手な方はスキップして本編にお進みください。
◆伊吹ハロルド 愛称はハル 17歳 5月21日生 О型
言語:日本語 英語 シュメル語
特徴:183cm 65kg 頭脳明晰で運動神経抜群 雷天使ラミエルの末裔
外見:ブロンド髮のウルフカット 容姿端麗なハーフの少年
嗜好:アコースティックギター 塩パン ワサビ
苦手:糠漬けや納豆など匂いのきつい食べ物
武器:凄まじく強力な雷属性の呪法(雷撃、雷の盾、磁界、迅雷)ワルサーP38
基本的に明るい性格で、困っている人を放っておけないお人好し。その割に、極端な面倒くさがり屋。また、頑固で意地っ張りなところもあるが、恋人関係になった彩葉の言うことは素直に聞く。普段から物事を冷静に分析して効率的に動こうとする理由は、単に少しでも労力を省きたいからだとか。
アルザルに来てから、何もせずに後悔しないよう心掛けている。彩葉のためならどんなことでもしようとする。ただ、変なところで大雑把だったり、意外とプラス思考なところは典型的なО型だからかもしれない。
裁きの天使ラミエルの力を受け継ぐ際、アヌンナキの創造主である神を討つことを約束する。ただ、これはハルだけの秘密であり、他者に漏らすことができない。
◆香取彩葉 公王従士『黒鋼のカトリ』 17歳 6月17日生 О型
言語:日本語 英語 竜族の念話
特徴:156cm 質量は不明 半竜の亜人ドラゴニュート 美声の持ち主
外見:奇麗な黒髪のショートボブ 可愛らしい容姿 角と尾体の一部に竜の鱗
嗜好:甘味と露店のケバブ ステーキの焼き加減はレア派 特技は剣道三段
苦手:辛い食べ物 ナメクジやムカデなどのゲテモノ 『おまえ』呼ばわり
武器:聖剣ティルフィング、聖剣カラドボルグ 黒鋼竜の力(鋭利な刃と鉄壁の鱗)
活発で裏表のないボーイッシュな剣道女子。正義感が強く曲がったことが大嫌い。剣道の実力は、とにかく強気な攻めで全国でも指折り。美少女剣士として専門誌にも載ったことがある。少々怒りっぽいように見られがちだけど、実はあがり症で恥ずかしがり屋。集中すると周りが見えなくなる。
ドラゴニュートになった彼女は、恐怖の代わりに感じる快楽に似た感情で、不気味に微笑んでしまうことが今の悩みらしい。幸村の話によると、ハルと正式に交際を始めてから、以前より素直な女の子になったらしい。人目がなくなるとハルに甘える一面がある。
◆間宮幸村 愛称はユッキー 16歳 10月26日生 A型
言語:日本語 英語
特徴:172cm 55kg 入賞歴多数の実力のバイオリン奏者
外見:黒髪でショートヘア やや癖っ毛 優しそうな垂目 中世的な容姿
嗜好:バイオリン 可愛い女の子 超常現象的事象
苦手:両親や兄のプレッシャー
武器:カラビナー98k ワルサーP38
ハルと彩葉の親友で、いつも明るく振舞う友達想いの根っからのイイ奴。年頃のスケベ男子なため、可愛い女の子が通ると目で追いかける。割とヤキモチ焼きだったり煽てられやすいお調子者。プロのバイオリニストである両親から英才教育を受けていたため、その腕は一流の奏者。オカルト番組やミリタリー映画が大好き。持ち味の明るさと音楽を通じて、訪問騎士団の隊員たちと仲良くなり、制服を貰って着こなすようになった。
アルザルに来てから関係が進展したハルと彩葉を妬みつつも祝福している。彩葉に恋心を抱いていた時期もあったが、今はエルフの少女に夢中らしい。一説によると、潜在的にキアラにも行為を抱いているのだとか。
◆アスリン・リル・アトカ 公王従士『風のアトカ』 推定109歳
言語:シュメル語 フェルダート語 エルスクリッド語 アルカンド語 日本語
特徴:161cm 38kg 未成年のエルフ族の美少女 風の精霊使い
外見:シルバーブロンドでロングヘア 緑色の瞳 見た目は14歳くらい
嗜好:ベリー系の果物 超常現象的事象
苦手:辛い食べ物 トロル族 アヌンナキ
武器:風の精霊術 護身用の短剣 ワルサーP38
人間社会で生活する好奇心旺盛なエルフ族の女性。普段から明るく感情が豊かで涙もろい。精神的な年齢は立派な大人だけど、人間の少女に見える自身の見た目を楽しんでいる。長く生きる中でたくさんの人間社会の闇を見てきている。かつて傭兵仲間と旅をしていた頃の思い出が忘れられず、潜在意識のどこかで仲間を求めている。ただ、寿命を持たない彼女は、たくさんの別れを経験してきたために、親しき仲でも人間族と一定の距離を置こうとする傾向がある。その理由は、生きる時間が異なる者との別れが必ず訪れることを、過去の対人関係の中で知ったからなのだという。
◆ジークリンデ・キアラ・フォン・シュトラウス 1929年生 17歳
言語:スペイン語 ドイツ語 日本語
特徴:165cm 50kg 国防軍退役軍人 炎天使ラハティの末裔
外見:鮮やかなセミロングの赤髪の美人 ナイスバディ 機械仕掛けの右目の義眼
嗜好:シーフード好き
苦手:生粋なSS思想 ホロコースト
武器:火炎の呪法 カラビナー98k ルガーP08
幼少期にテロリストの被害に遭い、家族が目の前で殺された際に、堕ちた天使の末裔としての素質が開花した。しかし、魔法の腕は確かなのに命中精度が低くエリートから外される。アーネンエルベ所属の魔法研究者シュトラウス伯の養女となり、愛情を注がれて育てられたため、悲惨な過去を持つのに悪堕ちすることはなかった。基本的にいつでも丁寧語。控えめで義理深く真面目な性格。ただし、冗談は普通に通じるので周りから可愛がられている。
訪問騎士団としてレンスターに迎えられてから、第五魔導戦車部隊を離れ、アスリンの護衛を兼ねた精鋭部隊に配属される。父の死後も、父の意志と大義のために、前向きに生きる心の強い一面を持つ。レンスター防衛戦で重傷を負ったことで軍を退く。ヴィマーナの病床で、献身的に介護を続けてくれた幸村に好意を寄せている。
【西風亭の人々】
●ナターシャ・モロトフ 48歳
グラマラスなマダム。アスリンの昔の仲間であり西風亭の女将。傭兵時代は得意とする弓術で活躍した。息子のミハエルが宿を継いでおり現在は補佐的な立場。
○バルザ・モロトフ 享年46歳
三年前に流行った風土病で他界した。かつてのアスリンの傭兵仲間でありナターシャの夫。剛腕な戦士であり、傭兵仲間の台所を務めた。享年46歳。
●ミハエル・モロトフ 22歳
バルザとナターシャの息子で西風亭の経営者。兄貴分で陽気な性格。酒好き。料理の腕に関して、レンスターでも指折りであるため、西風亭の二代目としての評判は高い。
●アーリャ 16歳
レンスター郊外の農村出身で、奉公のため西風亭に住み込みで働いている素朴で可愛らしい少女。料理の腕はミハエルも脱帽するレベルに成長している。真面目で前向きな性格。
●フロル 9歳
育ち盛りのやんちゃな少年。住み込みで西風亭に奉公している。戦災孤児だったが、ミハエルの幼馴染の修道女であるエーフィの紹介で西風亭で働くようになった。運動神経がよく機転が利くことから、きっと本気で剣道をやれば強くなるだろうと彼の素質を彩葉が絶賛している。自称、彩葉の一番弟子。
【日本の家族たち】
●香取勝彦 愛称はかっちゃん 43歳
彩葉の父。長野県警で刑事を務める。剣道の腕は七段で全日本剣道選手権にも出場経験がある凄腕。親子で通う剣心会で指導者もしており彩葉の師でもある。ハルの父や彩葉の母とは幼馴染の同級生という関係だった。
●伊吹アリシア 愛称はアリー 20歳
ハルの姉。モデルの仕事をしながら東京の大学に通う女子大生。彩葉を含めて三人は兄弟姉妹のように育った。ハルほどではないがギターを演奏することができる。
【王都の鷹】
●マルデルリード・グラハム
王都の鷹の盟主。 58歳 爵位は公爵。滅亡したアリゼオ王家の遠戚であり、アリゼオ騎士団に所属していた武人。カリスマ性が高く、民衆からの信頼も厚い。
●ゲルハルト・フォン・マンシュタイン ヴァイマル帝国国防軍大佐 56歳
機動打破を得意とする、戦車の運用と戦術に長けた智将。A軍集団で、バルバロッサ作戦やブラウ作戦に参戦している。
●イーファ・エシ・スゥーム 推定388歳 火の精霊の加護を受けるエルフ族の女性。夫と族長を殺されたことで、ネオナチを見限りマンシュタイン大佐を頼り、王都の鷹に加わる。
●フィン・エシ・スゥーム 推定180歳 火の精霊の加護を受けるエルフ族の男性。イーファと共に王都の鷹に加わる。イーファの部族の族長の息子で喧嘩っ早い性格。
●ニア・エシ・スゥーム 推定253歳 火の精霊の加護を受けるエルフ族の女性。イーファの実の妹。神聖第四帝国に残り、アガルタの発見者であるグローガー中将の右腕としてスパイ活動を続けている。通常より身体能力が劣る反面、火の精霊術に長けている。
●ユリアン・トルーマン ヴァイマル帝国国防軍中尉 33歳
第二〇一装甲師団の戦車長。ヘニング少佐の後輩にあたる。A軍集団に所属していたエリート戦車乗り。
●ヴィルヘルム・ニールセン ヴァイマル帝国国防軍中尉 33歳
第二〇一装甲師団の戦車長。トルーマンとは同期。A軍集団のエリート。
●ギルフォード・ロシュ 愛称はギル 45歳
アスリンの昔の仲間で、バルザとナターシャが引退した後も、しばらく二人で組んで仕事をしていた。若いころはハンサムだったギルは、アスリンと恋人関係にあった。傭兵稼業を引退した現在は、アリゼオで所帯を持ち、武器商として妻と二人の娘と暮らしていたのだが、現在は王都の鷹に所属している。二つ名は、鷹の巣の勇者。
●キャメロン卿 44歳 アリゼオ王国の元騎士。グラハム公を頼り、王都の鷹に加わっている。
●ミューア卿 38歳 アリゼオ王国の元騎士で槍の名手。銃を相手に、槍では勝てないと悟り、王都の鷹に加わった国防軍の兵士から銃火器を教わる。
●アラン卿 28歳 アリゼオ王国の弓騎士。アリゼオ郊外の戦いで、得意の長弓で奮戦するも銃火器の前に敗れる。その後、王都の鷹に加わる。
●ディノマクレガー 22歳 アリゼオ王国軍の兵士だったが、アリゼオが滅亡してから王都の鷹に加わった。ロシュ隊に編成されている。
●マンローボリス 18歳 傭兵稼業に憧れているアリゼオ市民。王都の鷹に加わり、ロシュ隊に編成される。
●アンナマリー 19歳 マンローボリスの幼馴染。呪法の素質があり、軽度の土属性の呪法が使える。ロシュ隊に編成されている。
●ミラルディード 11歳 王都の鷹の少年兵。後方支援が主な仕事だが、銃火器の取り扱い訓練を受けている。
●ウェルシュメア 17歳 フィアンセが戦死し、第四帝国に抗う王都の鷹に賛同した女性。戦闘能力はないが、鷹の巣で給仕などの後方支援を行う。
【レンスター家】
●リチャード・レンスター
レンスター家の領主 48歳
民のことを優先で考える人徳がある良君である。正直者であるが故に戦には不向き。それを自覚しているため、文武両道な自らの私兵である堅牢のロレンスを執政として登用している。フェルダート同盟の盟主として、ヴァイマル帝国の北伐に立ち向かう決意をする。
●フローラ・レンスター
リチャードの妻 公王妃 47歳
○ヘンリー・レンスター
レンスター家の長男 12年前のエスタリアとの戦争で15歳の若さで戦死。
○カルマ・レンスター
レンスター家の長女 3年前に風土病にかかり病死している。享年14歳。
●メアリー・レンスター
レンスター家の二女 8歳 アルスター家のエドワード公子を婿養子に迎えた。
【レンスター貴族】
○エリック・マグアート子爵 47歳
リチャード公王の従兄。貴族諸侯の評議員を務める内政大臣。大臣としての評判は決して悪くない。表情をあまり表に出さない無口な人柄。エスタリアやヴァイマル帝国のネオナチと通じており、エディス城で追い詰められたところ、自ら命を絶った。
●ゾフィー・マグアート 29歳
トマスの姉。レンスター家とは親戚筋に当たる。マグアート家の謀反に加担していたため、現在はレンスター城に幽閉されている。
●ジャスティン・バーラント導師 59歳
男爵の爵位を持つバーラント家の氷の呪法使い。氷の矢を放つことができる宮廷魔術師の長。
●べレット伯爵 74歳
内政官を勤める爵位を持つレンスター貴族。他界した妻がジュダ教徒だった。
●ビスナウ男爵 34歳
内政官を勤める爵位を持つレンスター貴族。農政を担当している、髪は薄いが領民思う気持ちの厚い紳士。
【レンスター家の家臣】
●デビット・バッセル 49歳
レンスター家の近衛騎士長。紳士的でリチャード公に忠誠を誓っている。リチャード公の馴染みでもある。
〇ジョナサン・ダスター 36歳
ゲイだけど腕の立つ槍騎士。槍騎士の師範でもある。レンスター城内戦で戦死。
●堅牢のロレンス(ロレンス・バッセル) 29歳
騎士であるとともに、リチャード・レンスター公の従士。大盾を構えた剣術と弓術に長けている。アスリンの後輩従士で騎士長の息子。また、その場にいる者の中で最良の案を持つ者を探す呪法が使える軍師的存在。
〇ゴードン卿 28歳
新婚の騎士。大剣の腕が立つためバッセル卿に気に入られており、副官を務めることが多い。レンスター郊外のドラムダーグ線の戦闘において、搭乗していたⅢ号突撃砲が急降下爆撃機に破壊され戦死。
●アーロン卿 23歳
彩葉と模擬戦を行った重騎士。温厚な性格で衛兵や兵士たちから慕われている。銃火器の取り扱いを覚えた彼は、エーギス隊に編入され、西フェルダート戦線へ向かう。
●ハイマン卿 24歳
彩葉と模擬戦を行った槍騎士。槍の腕は一流。レンスター防衛戦後、副騎士長となる。
●カール・レンダー 22歳
まだ若手の騎士見習いであるが、片手剣の使い手であり、弓術の腕が高い。ジェームス商会会長の二男。商家出身の騎士は珍しい。レンスター防衛戦後、エーギス隊に編入され、西フェルダート戦線へ向かう。
●クラウス・ネルソン 22歳
ジュダ教の信者であり憲兵に所属している衛兵。ミハエルの幼馴染で、普段は婚約者のエーフィが働く孤児院に駐屯している。
●ジャリド 26歳
レンスターの文官。気象学と治水の知識に長けている。
【レンスター訪問騎士団(第二〇二装甲師団)】
●ウッツ・ヘニング 38歳 ヴァイマル帝国国防軍少佐
キアラの元上官。紳士的な性格で、智勇に優れた指揮官。ヨハン・セバスティアン・バッハの曲が好き。ブラウ作戦参加時にA軍集団に所属していた古参の戦車兵。第二○二装甲師団の残存部隊を指揮し、レンスターの訪問騎士団として北伐との戦で陣頭指揮を執り活躍する。レンスター防衛戦後、シェムハザを護衛するエーギス隊を結成。西フェルダート戦線へ転戦する。
●ベルトルト・クラッセン 28歳 ヴァイマル帝国国防軍軍曹
Ⅲ号戦車、通称クランプスの操縦士。キアラの元同僚で、ブラウ作戦時からヘニング少佐と共に行動する古参兵。キアラをからかう癖がある。ヘニング少佐に随行し、エーギス隊に編入される。
●アントン・ライ 26歳 ヴァイマル帝国国防軍伍長
アンデルセン一等兵の戦死除籍以降、五小隊の砲撃手を担当する。穏やかな性格で二児の父。現在は、レンスターの治安維持に貢献している。多少バイオリンの心得がある。
●ザーラ・ベーテル 20歳 ヴァイマル帝国国防軍上等兵
ライ伍長と共にレンスターの治安維持に貢献する訓練を積んだ女性兵。クランプスの通信士兼機銃を担当していた。本来は衛生兵となるはずだったが通信士へ転向した。機銃の取り扱いが上手い。キアラとは、義姉妹の間柄。
●オラフ・ヘルマン 22歳 ヴァイマル帝国国防軍上等兵
第五魔導戦車部隊所属。六小隊から転属し、Ⅲ号戦車の装填手を担当していた。ライ伍長と共に、レンスターの治安維持に勤める。
●フランク・ノイマン 32歳 ヴァイマル帝国国防軍中尉
第四魔導戦車部隊長。ヘニング大尉の同僚で元副官。ブラウ作戦ではヘニング大尉と同様にA軍集団に所属していた。Ⅲ号戦車D型の車長を務める。レンスター防衛戦以降、レンスター基地の参謀に昇任。
●ラルフ・シガンシナ 23歳 ヴァイマル帝国国防軍少尉
第四魔導戦車部隊所属。意思疎通の呪法が使える第二〇二装甲師団の通訳者。戦闘技術と通訳の腕を買われ、エーギス隊に編入され、ヘニング少佐に同行する。
〇レオン・ハールマン 26歳 ヴァイマル帝国国防軍少尉
第六戦車部隊長。若手の戦車乗りでⅡ号戦車F型を指揮する。レンスター防衛戦で戦死。
〇グスタフ・コーラー 30歳 ヴァイマル帝国国防軍少尉
マウルティアに搭乗し、後方支援を担当する第六小隊長。訪問騎士団では、弾薬の輸送を兼ねながら重機関銃小隊を結成。レンスターの騎士や衛兵に取り扱いを指導する。レンスター城の戦いでⅡ号戦車運命を共にする。
●フランク・ハイネ 37歳 ヴァイマル帝国国防空軍中尉
ヘニング大尉と同郷で幼馴染。無傷だった六番機のギガントのパイロット。機材の整備と後方支援を担当する。ハルたちを西フェルダート地方まで運んだギガントの操縦士。
●アルノー・ホイス ヴァイマル帝国国防空軍少尉
五小隊が搭乗していたギガントのパイロット。機材の整備と後方支援を担当する。希少となった航空機管理のため、キルシュティ基地へ転属する。
〇ヨセフ・ケスラー ヴァイマル帝国国防軍上等兵
三小隊所属の通信兵。戦車には搭乗せず、後方支援や無線運用を行う。レンスター防衛戦で、ハールマン少尉と共にⅡ号戦車内で戦死。
〇リーゼル・アイシュバッハ 18歳 ヴァイマル帝国SS魔導大尉
光天使アグニの末裔。マーギスユーゲント時代、キアラと同室の友人。水素粒子を爆発させる光属性の攻撃的な呪法を得意とする。地竜アジュダヤと血の契約をしたドラゴニュート。竜の力で地盤を陥没させたり地面や岩に潜る。キアラが生存していることに気づき、ドラッヘリッターを見限る。ドラムダーグ線でキアラを庇い戦死する。
【アルスター公国】
〇アンソニー・アルスター
アルスター公国の公王。錬金術を売りに各国と貿易をしている。特に隣国のレンスター公国や南部のマンスター公国とは旧来より盟友の仲にある。遊撃旅団第七軍がアルスターが陥落した際に処刑される。
●エドワード・アルスター 14歳
メアリー公女殿下の婿養子となることが決定した、アルスター家の第二王子。
●蒼天のレックス 28歳
エドワード公子の従士。
【その他のアルザルの人たち】
●エーフィ・サハロフ 20歳
モルフォ修道院で働く修道女。ジュダ教の修道女を務めるミハエルの幼馴染でありクラウスの婚約者。
●サリバン 99歳
ナターシャと古い付き合いのドワーフ族の老人。その昔、弓術に長けたナターシャに惚れていたトレジャーハンター。アスリンも何度か共に仕事をしたことがあるとか。引退後はレンスターで古物商を営んでいる。
●ジェームズ・レンダ― 46歳
ジェームズ商会の会長。
●マリーゼ 39歳
西風亭から最寄りの公衆浴場、陽の見湯の女将。
●サガン大主教 86歳
レンスター大聖堂の長を務めるドワーフ族の高司祭。東フェルダート諸国の中で、最高位である大主教の地位を持つ。治癒の呪法と死者の魂を鎮める呪法を得意とする。
●マーカス
かつてアスリンと稼業を共にした傭兵団の一員。斧を武器として使う戦士。ファルランやリカルドと共にアスリンの暗殺計画に加わっていた。彩葉に敗北して逮捕され、現在は投獄中。
○ファルラン
結婚を機に引退する傭兵も多いが、二児の父となった今もレンスターで傭兵を続けている。かつてのアスリンの同業者で何度か共に行動した間柄。灰色のドラゴニュートとなり、暴走したところをハルと彩葉に討たれる。
○リカルド
かつてアスリンと稼業を共にした傭兵団の一員。短剣や弓術の技術が高い。アスリンの命を奪おうとしたところ、ハルに射殺された。
○疾風のファング
剣術を得意とするトマス・マグアート伯爵の従士。マグアート親子の一件の際、レンダー卿に討たれた。
【エスタリア王国】
●ニルス・ヴィ・エスタリア 58歳
エスタリア国王。先のレンスターとの戦争で、自らの身が捕らえられたことで敗戦したことを恨んでいる。現在は王都をヴァイマル帝国武装親衛隊に明け渡し、ヴァイマル帝国自治領エスタリアとして自治区としてエスタリア領を統治している。レンスター防衛戦後、王位を退位し幽閉される。
〇ニコラス・ヴィ・エスタリア 35歳
エスタリアの皇太子。戦術と武勇に長けているが、酒癖が悪く我がまま。レンスター防衛戦で、ハルの呪法で破壊されたトラックに搭乗しており戦死する。
●トラス・ヴィ・エスタリア 28歳
エスタリアの第三皇子。槍術が得意で、兄よりも武勇に長けている。欲がなくお人好し。レンスター防衛戦後、事実上レンスターに帰順したエスタリア自治領の領主となる。
〇スヴァンテ・エンドール 45歳
先のレンスターとの戦争で、ヘンリー・レンスター王子を追い込んで討ち取った猛将。レンスター城内戦で、機銃掃射を浴びて戦死。
〇トマス・マグアート伯爵 26歳
騎士顔負けの剣術の達人。火炎の呪法を使うことができる。傲慢な気質だが、仕事を的確にこなすため評判が良い。堅牢のロレンスと引けを取らない武人。マグアート子爵と共にエスタリアに通じており、子爵がエディス城で自害するとそのままエスタリアへ亡命した。レンスター城内戦で、彩葉に討たれる。
〇漆黒のクロウ
元暗殺者と言う噂の凄腕の剣士。毒術も詳しく投げナイフも得意としている。エリック・マグアート子爵の従士。主を失ってから、子息のトマス・マグアート伯爵の従士となる。レンスター城内戦で、ハルに射殺される。
【ヴァイマル帝国国防軍】
●ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・フォン・ホーエンツォレルン
ヴァイマル帝国初代皇帝。由緒あるホーエンツォレルン家の血筋を引いているという話だが、表に姿を現さないことから詳細は一切不明である。10歳前後の少年と言う噂もある。
●クリストフ・フォン・シュメルッツァー 62歳
ヴァイマル帝国の政治家であり、プロイセン朝時代からの貴族で爵位は子爵。貴族連合を束ね、国防具うと結束してクルセード作戦を実行し、元老院からネオナチを追放した。
●パトリック・フォン・ノイラート 60歳
ヴァイマル帝国の政治家であり、プロイセン朝時代からの貴族で爵位は伯爵。シュメルッツァー子爵の参謀を務める。クルセード作戦に参加し、元老院からネオナチを追放した。レンスター防衛戦の後に、治安維持のためにレンスターへ派遣され、駐留大使を兼ねる。
●ハンス・スレーゲル 52歳
ネオ・バイエルン基地所属の国防軍東部方面隊司令官。第二○二装甲師団を率いて、フォルダーザイテ島基地攻略戦において、ドラッヘリッターの襲撃後に消息不明となっていた。戦後、存命していることが判明したものの、重傷を負い軍を退いた。
○ジークフリート・ヨハネス・フォン・シュトラウス 55歳
キアラの養父。伯爵の爵位を持つが、アーネンエルベで魔法科学の研究をしていた学者。実子がいなかったためか、研究のために養女にしたはずのキアラを夫婦で溺愛して育てた。フォルダーザイテ島基地攻略戦において、搭乗した機体が岩壁に激突した。戦死除籍扱い。
○ベック・アンデルセン 30歳 ヴァイマル帝国国防軍一等兵
第五魔導戦車部隊所属。Ⅲ号戦車の元射手。無口な狙撃兵。ヘビースモーカー。フォルダーザイテ島基地攻略戦時に至近弾を受けて戦死。
○ユルゲン・リンケ 18歳 ヴァイマル帝国国防軍二等兵
第五魔導戦車部隊所属。兵学科を卒業したばかりの新兵。Ⅲ号戦車の元装填手。フォルダーザイテ島基地攻略戦時に消息不明となる。戦死除籍扱い。
【神聖第四帝国】
●ハインリヒ・ミュラー 48歳 ヴァイマル帝国SS元帥
ナチスドイツではゲシュタポ局長を務めたヒトラーの側近。終戦後ミュラーは、アヌンナキの支援を受けて厳重な包囲網を突破し、チベットから
●ハンス・カムラー 47歳 ヴァイマル帝国SS上級大将
ナチスドイツでは、メッサーシュミットなど航空機の開発やUFO計画にも携わっていた技術者。科学技術省の総裁を兼ねたSS部隊を統制する。主力旅団に加わり技術支援を行う。
○ヨハン・フォン・リヒトホーフェン 58歳 ヴァイマル帝国SS上級大将
ナチスドイツ時代からアーネンエルベに所属。キアラの父、シュトラウス伯とは意見が合わず対立が多かった。天使の指示で、ドラッヘリッターを設立して自らが指揮を執っていた。属性八柱である堕ちた天使の末裔を集め、最後のひとりとなったラミエルの血を継ぐハルに接触し、覚醒したハルに討ち取られた。
●カール・グローガー 58歳 ヴァイマル帝国SS中将
チベットでアヌンナキと接触し、
〇ライナー・フォン・リヒトホーフェン ヴァイマル帝国SS少将
リヒトホーフェン上級大将の息子。父親譲りの傲慢で残忍な性格。竜殺しの宝剣ダインスレイフを所持する。現在は父の後を継ぎ、アーネンエルベの幹部としてドラッヘリッターの指揮を兼任している。また、自らも毒竜ウロボロスの眷族と契約し、ドラゴニュートとなった。レンスター防衛戦で、ハルと彩葉に討たれる。
【神聖第四帝国所属・ドラッヘリッター】
●エーデルトラウト・フォン・シーラッハ 24歳 神聖第四帝国SS大佐
流星竜チュヴァシのドラゴニュートであり、闇天使バラクエルの末裔。竜の力は瞬間転移。また、闇属性の呪法で、呪法を感知したり、呪法を打ち消す力を持つ。
●ダンテ・ロートシルト 27歳 イタリア出身 神聖第四帝国SS中尉
天空竜サファトの眷属のドラゴニュート。氷天使クロセルの末裔。強力な氷属性の呪法で遠隔攻撃や、地盤面を凍結させることができる。
〇エドラー・ダルニエス 28歳 ヴァイマル帝国SS少佐
呪法が使えないため、マーギスユーゲントに所属していなかったが、射撃とフェンシングの達人で、その腕を買われてドラッヘリッターへ所属。レイピアに似た竜殺しの聖剣、カラドボルグを帯刀する。黒火竜パズズを討ち取り、竜の魂を体内に宿してドラゴニュートになった。レンスター城内戦で、彩葉に討たれる。
〇マクシミリアン・フォン・エーベルヴァイン 20歳 ヴァイマル帝国SS魔導大尉
風天使アザゼルの末裔。黒竜ジルニトラの魂を宿したドラゴニュート。養父エーベルヴァイン侯爵は、アーネンエルベの幹部を務める。元々はブルガリアの出身。空気を切り裂く風の呪法を得意とする。また、風の精霊術のような幻影も扱う。アザゼルに肉体を支配された彼は、ドラムダーグ線で彩葉に討たれる。
〇マイラ・ラトマー 22歳 ヴァイマル帝国SS魔導中尉
地天使タミエルの末裔。天空竜サファトのドラゴニュート。以前は穏やかな性格だったが、タミエルの力が覚醒する際に闇落ちした。最終的に、土天使タミエルに完全支配された彼女は、ドラムダーグ線でハルの呪法を浴びて魂もろとも消滅する。
〇サラ・アーレント 19歳 ヴァイマル帝国SS魔導少尉
水天使アープの末裔。スイスのルツェルン出身。1989年生れで、18歳の時に武装したリヒトホーフェン上級大将に拉致される。攻撃的な呪法ではなく、治癒系の呪法を使う。戦闘向きの呪法が使えないため、ドラゴニュートになっていない。ドラムダーグ線で逃走を図ろうとするも、
〇ベルメッツ ヴァイマル帝国SS軍曹 天空竜サファトのドラゴニュート。レンスター防衛戦でハルに討たれ戦死。
〇コーエン ヴァイマル帝国SS伍長 天空竜サファトのドラゴニュート。レンスター城内戦で、ハルの呪法で戦死。
○ゲオルク・トーチ 20歳 ヴァイマル帝国SS魔導少佐
ドラッヘリッター所属。物理防御の呪法を使う。天空竜サファトの眷族となったドラゴニュート。竜の力で飛行可能。フォルダーザイテ島基地攻略戦時に、キアラに討たれ戦死。
【天使】
▲大天使ラファエル 神学や地底都市などの探求をしていたアーネンエルベと接触した地球外の生命体であるアヌンナキ。自らをヤハウェの使途である天使と名乗り、アーネンエルベに所属するナチ党の幹部や軍属を含むドイツ国民約25000人を連れてアルザルへ導いた。その意図は謎に包まれている。
▲死天使アズラエル ラファエルと共に、ドイツ国民をアルザルへ導いた天使。
▲監視者ラグエル ヤハウェの命を受け、ラファエルを支援している天使。三日先の未来から、ラグエルにとって過去である現代を監視している。その行動と目的は謎のまま。
▲赤鎧のカマエル 三十代半ばの男の姿をしている。赤い鎧を身にまとい、光線銃が供えられた大剣を得意とするラファエルの側近。
▲黄泉の番兵サンダルフォン 体長二十メートル級の分厚い装甲を持つオートマタ型の天使。戦闘に特化している反面、知性は低いらしい。
▲契約の神兵メタトロン サンダルフォンと同型。サンダルフォンの意思も共有している。
▲星読みの天使シェムハザ 属性八柱と呼ばれる天使たちの一党、グリゴリを束ねていたアヌンナキ。堕ちた天使と言われる天使で、意思を結晶化して別の生き物や物質に宿す力を持つ。最近では、自らの意思を猫に宿して放浪を続けているとか。また、未来を知る力と、マナを持つ他者に未来を見せる力を持っている。
▲アナーヒター 美しい女性の姿をしたアヌンナキ。その瞳は赤く鋭い。彼女は、三回前の厄災でアストラ・ヒアとなった元属性八柱。厄災後、シェムハザに協力して属性八柱の呪われた運命を救おうとしている。
▲ミトラ エルフ族の青年の姿をした太古より生きる天使の一人。かつては、パワーズに所属していたことがある火属性の強力な呪法を得意とする。
▲ティシュトリヤ 人型のオートマタに聖霊を宿した心優しい天使。彼女もまた、遥か太古にアストラ・ヒアとなった元属性八柱。彼女が生体だった頃は、人間ではなく、マルドゥクと呼ばれる別の種族だったらしいが……。
【属性八柱】
△光天使アグニ リーゼルの死後、ルーアッハに封じられた。
△炎天使ラハティ 裁きの弾丸を浴び、聖霊が浄化される。
△風天使アザゼル 彩葉に討たれ、ルーアッハに封じられた。
△水天使アープ サラの死により、ルーアッハに封じられた。
△土天使タミエル ハルの呪法が直撃し、聖霊が浄化される。
△雷天使ラミエル ハルと秘密の契約を結び、自らは幽世へ向かい、その力をすべてハルに託した。
▲氷天使クロセル
▲闇天使バラクエル
【竜族】
▲黒鋼竜ヴリトラ 日本では龍神伝説に登場し、白龍王と呼ばれる名前で登場する。
15メートルほどの大きさの太古の竜。日本や中国の龍というイメージではなく、西洋の翼を持つドラゴンに近い。ヴリトラ自身は翼を持つため飛行することができる。黒く輝く鋼鉄の鱗は、光を反射して白く光って見えるほど。本来ならばあらゆる攻撃を受け付けない鱗を持つが、ヴァイマル帝国に欺かれ、奇襲を受けて重傷を負う。絶命する寸前にハルと幸村に交渉を持ちかけ、彩葉を蘇生させる代わりに彼女の体内に魂を宿して生き長らえる。
▲ミドガルズオルム
高潔なる竜族の王。冥界へと続くシンクホールを守護しているらしい。ヴリトラの話では地球へ帰る方法などあらゆる情報を持っているとか。
▲天空竜サファト 大きな翼を持つ黒色の雌竜。天使ラファエルの盟友でもあり、単為生殖で生まれた眷族を、アーネンエルベのドラッヘリッターに献上している。
△地竜アジュタヤ 岩石と同化した巨竜。アーネンエルベに計られ、重傷を負ったところを竜の血を与えてドラッヘリッターに魂を宿す。魂の宿り主は、リーゼル・アイシュバッハ大尉。リーゼルと共に運命を共にする。
△毒竜ウロボロス 毒霧の咆哮を吐くおぞましい姿の古の雌竜。東洋の龍に近い形状。ネオ・バイエルンの南に連なるレゾナント山脈でアーネンエルベと接触し、眷族を二体提供した。リヒトホーフェン少将と運命を共にする。
▲流星竜チュヴァシ 瞬間転移しているかのように、目に見えない速さで飛行する飛竜。実際に瞬間転移しているらしい。
△黒竜ジルニトラ 闇の炎を吐くドラゴン。非常に自信家の竜で、獲物で遊ぶ癖がある。風天使アザゼルと運命を共にする。
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