第102話 シュヴァルツエンゲル(下)

「彩葉、もう戦いは避けられそうにない。あの肩が大きな士官は、土属性の呪法を使うドラッヘリッターで間違いない。土属性の呪法がどんなのか想像つかないけど……。あの人も属性八柱の一人だから……」


「わかってる。あの肩は、昨日の翼を持つドラゴニュートと同じだね……。ヴリトラが私に気をつけるように言った呪法は、雷と炎の属性だから……。土属性は、たぶん平気」


 俺が言い終わらないうちに、彩葉が頷きながら答えた。


“Kinder kommen!”


 四人の敵のうち、短機関銃を構えた二人の兵士が、こちらに声を掛けながら近づいて来ているのがわかる。


「それなら大丈夫そうだな。とりあえず、銃を持っている武装親衛隊SSの連中の動きを封じてもらえるかな? あのドラッヘリッターの士官は後回しだ。一人になったところで交渉して、シェムハザの元に連れて帰ろう。キアラとリーゼルさんの旧知の仲だって言っていたし、きっとわかってくれる」


「オッケーよ、ハル。このままじゃ、カミラとハイネルが危ないもんね。あいつらは、この子たちに出てこいって言ってる……」


「手を汚すようなことを頼んでごめん……。できれば、将校は捕虜にしたいけど……。彩葉、気をつけて!」


「それはお互い様! ハル、それじゃ!」


 俺は、いつものように彩葉とグータッチをかわそうとした。


 しかし、彩葉は俺の拳をすり抜けて、スッと俺に近づいて唇を重ねてきた。予想を裏切る彩葉の行動に、俺は言葉を失ってしまった。彩葉は、そんな俺を見つめて笑みを浮かべた。そして、すぐに全身を黒鋼の鱗で覆うと凄いスピードで母屋の扉を蹴破った兵士に突っ込んでゆく。


 今の彩葉の笑みは、目が笑っていなかった。彩葉が失ってしまった恐怖の代わりに湧いてくる高揚感に違いない。俺は、唇に残る彩葉の余韻を噛みしめたまま、彼女をいつでも支援できるように拳銃を構えた。


 彩葉が敵に向かう姿は、自分が戦うことより何倍も怖い。


 彩葉は、俺にとって何よりも大切な存在だから。





 こちらに向けて銃を構える四人の敵は、離れの軒下に積まれた麦藁の陰から、勢い良く飛び出した黒い影に驚いて立ちすくんだ。黒い影とは、全身を黒鋼の鱗で覆った彩葉のことに他ならない。驚いている敵は、誰も彩葉の人間離れしたスピードについて行けずにいる。


 彩葉の最初のターゲットは、民家の入り口のドアを蹴破った短機関銃を持つ兵士だ。彼は、迫ってくる彩葉に向けて慌てて手に持つ短機関銃を発砲した。しかし、短機関銃の弾丸は、黒鋼の鱗を身に纏った彩葉に通用しない。


 銃弾が金属に当たる音が響き渡る。


 何発か銃弾を浴びたようだったけど、彩葉は低い体勢のまま一気に目標との間合いを詰めた。そして、低い体勢のまま兵士の懐まで接近し、足下から聖剣を薙ぎ払って、短機関銃を持つ兵士の両腕を切断した。


 鮮血と共に、兵士の両腕と彼が手に持っていた短機関銃が宙を舞った。


「アア……、アアァァァーッ」


 両腕を切断された兵士は、地面に両膝をついて切断された自身の両腕を見ながら泣き叫んだ。彩葉は、戦意を失った兵士に目もくれず、すぐに次のターゲットを将校に定め、一気に突っ込んでゆく。あまりに一瞬のことに、敵は何が起こっているのか理解できていないようで、呆然と立ち尽くしたままだ。


“Es ist ein Dragonewt!”


 将校は、目の前に迫る彩葉にドラゴニュートが何とかと叫びながら拳銃を連射した。もちろん、そんなものは彩葉に効くはずがない。将校の声と拳銃の発砲を聞いて、ドラッヘリッターの士官と短機関銃を所持するもう一人の兵士が我に返った。


 彩葉が将校に飛び掛かろうとしたその時、ゴゴゴゴという鈍い音と共に、彼女の足元の地面が勢い良く隆起した。それは、俺の身の丈より高い岩の塊で、まるで鋭く尖った岩の槍が地中から突き上げてきたように思えた。


 彩葉は、咄嗟に左手を地面について、側転をしながらそれをかわす。


 その後も、毎秒一本程度の間隔で、鋭い岩の塊が彩葉の足元から彼女を追いかけるように突き上げてくる。


 これは明らかに土属性の呪法だ。


 さすがの彩葉も、避けるだけで精一杯に見える。このままじゃ彩葉が危ない。


 俺が敵の注意を引きつけられれば……。


「ごめんな、二人とも。しっかりそのまま隠れていてくれよ」


 可哀そうに、濡れた地面に伏せた状態で、両手で頭を抑えながら震えるカミラとハイネル。俺は、二人にそう告げた後、子供たちから距離を取るため、立木の陰に向かって走った。それからすぐに、ドラッヘリッターの士官の足元に向けて、予め拳銃に装填していた九発の弾丸を全て撃ち、立木の陰に身を潜める。


 俺の威嚇射撃に驚いたドラッヘリッターの士官は、呪法を中断して、俺が隠れる立木に正対したまま後方に大きくジャンプして下がった。もう一人の短機関銃を持つ兵士も、彩葉から目を放して俺に銃口を向けて身構えた。


 次の瞬間、大きな悲鳴が辺りを包む。


「グアァァァ!」


 声の方を見ると、悲痛な叫び声の主は、右足を抑えながら転げ回る将校だった。


 将校が抑えている右足は、膝よりも先がなくなっている。あれではもう動くことさえできないだろう。さすが彩葉だ。二人の敵の注意が俺に向けられている間に、将校を戦闘不能に陥れていた。


 そして彩葉は、もう一人の短機関銃を所持する兵士に向かって、気合いの掛け声と共に一気に詰め寄った。


「やぁーっ!」


“Ist der Teufel?!”


 兵士は、彩葉が接近しただけで、情けない声を上げて地面に腰を落とし、彩葉を目掛けて怯えながら機関銃を乱射した。


 彩葉は、全身に機関銃の弾を浴びながらも、座り込んで銃を撃ち続ける兵士の喉に、躊躇ためらうことなく聖剣を突き刺した。


 喉から血を吹き上げながら仰向けに倒れる兵士。兵士の喉には、彩葉の聖剣が突き刺さったままだ。雨水でできた水溜りに、兵士の血が広がり赤くに染まってゆく。


 彩葉は、自らの聖剣を倒れた兵士の喉から抜き取らず、左腰に帯剣したもう一振りの竜殺しの剣を抜刀した。これは、昨日のドラッヘリッターの剣士が所持していた聖剣だ。


 この紫色の刺突剣のことは、ドラッヘリッターの士官なら『竜殺しの剣』であることを知っているはず。彩葉は、敢えて下段の構えを取り、剣身をドラッヘリッターの士官に見えるようにチラつかせた。


 竜殺しの剣は、竜戦争時代にアヌンナキが作りだした竜族に特化した武具だ。竜族やドラゴニュートは、この剣で傷をつけられるだけで、処置が遅れると致命傷に至る。


 ドラッヘリッターの士官は、その剣を見た瞬間、予想通りの反応を示した。羽織っていたフード付きのコートを投げ捨て、背中の翼を広げてそのまま上空へと逃れた。


 土属性の呪法の使い手のドラッヘリッターの士官の顔が現された。士官は、ブロンドの髪を短く切り揃えた女性だった。


 女士官は、地上から七メートル程の高さで静止し、俺たちを悔しそうに見つめている。


 彼女の左目から、キアラやリーゼルさんと同じように、青白い光が湧き出ていた。あれは、堕ちた天使である証拠だ。ただ、煌々と輝く彼女の両目の光は、シェムハザの目の光と同等の強さに感じる輝き方をしている。


 俺は拳銃を懐に収め、その代わりに特大の雷の玉を右手の掌の上に作りだした。ただ、これはあくまでも威嚇が目的だ。


 俺たちに課せられた本来の任務は、属性八柱を集めるというシェムハザを支援すること。目の前の女士官は、土属性の属性八柱だ。だから彼女を攻撃するわけにいかない。


『ダルニエス少佐が愛用するカラドボルグを持つドラゴニュートの剣士……。そして、高度な雷の呪法使い。レンスター制圧に向かった特務隊が戻らない理由がわかった気がするよ。どうやら、アイシュバッハ大尉の離反だけじゃなかったみたいだねぇ……! あんたら、何者だい?!』


 吐き捨てるような女士官からの念話が俺の頭の中に送られてきた。この念話は、俺だけでなく彩葉にも届いているようだ。彩葉は、カラドボルグの剣先を上空の女士官に向けたまま俺の隣に駆け寄ってくる。彩葉の頬や衣装は、敵兵の返り血で赤黒く汚れていた。


「単刀直入に言います! 俺たちは、天使シェムハザを支援する者です。シェムハザは、五年後に訪れる厄災に備え、この世界と地球を救うために属性八柱を集めて保護しています。あなたがドラッヘリッターの士官で、土属性を操る属性八柱であることを承知の上で話があります!」


 俺は、意を決して女士官に交渉を試みた。


 ドラゴニュートは、言語が直接わからなくても、相手の言葉を脳内で直接理解可能なのだと彩葉が言っていた。だから、俺の言ったことは通じているはず。


『話があるだって? 随分と手荒な歓迎をしておきながらよく言うよ。昨日、レンスターへ向かったアイシュバッハ大尉を、そうやって口説き落としたってわけかい? あの女が、帝国を裏切った理由に興味はないが、いかなる理由であれ、あたしは裏切り者が大嫌いでね……。あんたらレンスターにとって喜ばしい話だろうけど、第八軍の戦車部隊と輸送部隊は、あの女の不意打ちのせいで全滅したさ! 歩兵部隊や偵察部隊だって、壊滅的な被害を受けた。あたしらを含めて、自体の撤退で精一杯さ。昨日までの同僚を涼しい顔で殺すアイシュバッハ大尉は、堕ちた天使どころか、悪魔に魂を売った黒き天使シュヴァルツエンゲルそのもの! あんたらは、あたしにあの女のようになれって言うのかい?!』


 女士官の目は、怒りに満ちていた。彼女が言いたいことは、わからなくもない。


 女士官の話の内容を整理すると、パッチガーデンの戦いは、リーゼルさんの奇襲攻撃で帝国軍が壊滅し、レンスターの勝利で収束に向かっているということだ。そして、俺たちの目の前にある総大将と女士官を乗せたキューベルワーゲンは、撤退時に迷い込んだか民家に隠れようとしたのだろう。


『あなたの言いたいことはわかる! だけど、これは戦争でしょう?! 奇襲だって戦術。私たちは好きで戦っているわけじゃない! 戦わなければ大切な人だって守れない。それを私に教えたのは、ナチスドイツの亡霊、あなたたちヴァイマル帝国なの!』


 彩葉が俺に代わり、女士官に念話で返した。彩葉の肩は震えていた。目元には、涙も浮かび上がっている。怒りと悔しさと悲しみ。とても一言では言い表せない感情に、押し潰されそうになっているのだろう。俺自身もそうだけど、彩葉は俺の何倍も辛いはず。


 俺は、右手に作り出した雷の塊を消し去って、肩を震わせて涙を浮かべる彩葉をそっと抱き寄せた。彩葉の悲しい涙をこれ以上見たくなかったから。


 敵兵の返り血のせいで、彩葉の衣装には錆びた鉄のような血の臭いが染み付いている。彩葉が好んで使うククルスの花の香水と混ざり、何とも言えない複雑な香りが俺の嗅覚を刺激する。


『ナチの亡霊……? どうして、あたしらのことを……?』


 女士官は、彩葉が念話で告げた『ナチの亡霊』というキーワードに疑問を感じているようだ。俺たちをジッと見つめ、腕を組みをしながら考え込んでいる。交渉を進める上でも、女士官が俺たちに興味を示している今がベストなタイミングかもしれない。


「彩葉、今は感情論で言い争っては駄目だ。剣を収めよう。アイツは、キアラやリーゼルさんと違うタイプの士官だけど……。武器を向けてたら、交渉もできないしさ」


 俺は、ポケットに入れてあった止血帯を取り出して、彩葉の頬に着いたままの返り血を拭き取りながら彩葉に言った。


「でも……」


 少し不安げに、上目遣いで俺を見つめる彩葉。その姿が堪らなく愛しい。


「もし、あの女士官が、俺たちの話なんて聞く気がないなら、最初から呪法を使って来ているか、そのまま空を飛んで立ち去っているさ」


 彩葉は、黙ったままコクリと俺に頷き、ゆっくりとカラドボルグを鞘に収めた。


『あんたらは、あたしに話があると言ったが、生憎あたしがあんたらに話すことはない。大天使ラファエルが言っていたよ。シェムハザというシュヴァルツエンゲルの一党が現れたら、それが世界を混沌に導く元凶だとね!』


 シェムハザが世界を混沌に?! まさか、そんなはずない。


 アスリンの精霊術は、シェムハザの話に虚偽がないことを証明していた。それに、シェムハザの仲間であるアナーヒターは、フェルダート地方の誰もが知る、大地に恵みをもたらす名立たる天使だ。


 そういえば、シェムハザは、ラファエルらの行動に違和感があると言っていた。ラファエルたちは、シェムハザの懸念通り何かを企んでいるに違いない。


 考えようによっては、地球で誕生した属性八柱の末裔を意図的に集め、それからアルザルへ移民ようにも感じられる。リーゼルさんと再会したら、そのことについて確認する必要がありそうだ。


「シェムハザは、シュヴァルツエンゲルなどという闇に手を染めた天使ではありません! それこそ、天使ラファエルたちの虚言です! あなたは、あなたの周りにいる天使たちに騙されている! お願いですから、シェムハザに会って話をしてもらえませんか?!」


 俺は、憤慨する女士官に、シェムハザに一度会ってもらうことを願い出た。しかし、女士官は、天使ラファエルに特別な思い入れがあるのか更に怒りを露わにした。


『黙れ! 大天使ラファエルこそ、唯一神ヤハウェに仕える正当なる天使の一党だ! あんたの右目から沸き出る光。それは、属性八柱の証! 先程、雷の呪法をあたしに見せた時に気がついたけど、あんたが裁きの雷ラミエルだね?! つまり、そこの女に宿る竜の魂は、ヴリトラ………。たった今、辻褄が合ったよ! あんたらは、ダルニエス少佐どころか、リヒトホーフェン上級大将までも……。あんたら、実に面白いねっ!』


「ハハハハッ!」


 女士官は、ラミエルの存在や俺の拉致計画について知っていたようだ。女士官は、彼女自身の胸中で俺たちの存在に対する謎が解けたらしく、その場で腹を抱えて高笑いしだした。女士官の笑い声は、念話ではなく実際に声を出して笑っている。


「別に可笑しな話をしているつもりなどありません!」


 俺が笑い続ける女士官にそう言うと、彼女は笑うのをピタリとやめた。そして、俺たちをジッと睨みつけて再び念話を送ってくる。その目は、依然として怒りに満ちている。


『ふんっ! 偉そうに……。この際だからはっきり言ってやる。あたしは、この世界がどうなろうと知ったことじゃない。今は、あたしに勝ち目がなさそうだし、後で必ず痛い思いさせてやるから! また会う時を楽しみにしてなっ!』


 女士官は、悪役の捨て台詞のようなことを言うと、そのまま上方へ移動してゆく。このままでは逃げられてしまう。


「ちょ、ちょっと待ってくれ! 話だけでも聞いて欲しい! 俺たちは、あなたが必要なんだ! 戻ってきてくれっ!」


 俺は大声で女士官に呼びかけた。しかし、女士官は、俺の言葉に耳を傾けることなく、そのまま雨霧の中に消えて行った。せっかく属性八柱の土属性の使い手と接触できたのに、交渉が上手くいかなかったことが悔やまれる。


 それにしても、女士官は、半ば自暴自棄になっているように見て取れた。世界がどうでもいいのに、大天使ラファエルに仕えようとする彼女の思惑がわからない。そんな彼女が、無防備な俺や子供たちを狙って攻撃しなかったことは、せめてもの救いだったのかもしれない。


 その後、銃声に気がついたレンスター軍が掛けつけ、俺たちは無事に保護された。そしてすぐに、カミラとハイネルは、エディス城で待ち続けていた母親と涙の再会を果たした。


 小さなことかもしれないけど、これは俺たちにとって、悲しみばかりが生み出される戦場で得られた数少ない明るい話題だった。





 降り続く雨の中、パッチガーデンで衝突した両軍の戦闘は、強奪作戦開始から僅か二十分足らずで、レンスター側の勝利で決着がついた。これは、強奪作戦の成功の他に、リーゼル・アイシュバッハ大尉の目まぐるしい功績が大きく影響していた。


 SS第八軍は、まさか昨日消息を絶ったドラッヘリッター所属のリーゼルさんが、奇襲攻撃を仕掛けてくるだなんて想定していなかっただろう。


『ドラッヘリッターのエリート魔術師は、一個大隊に匹敵する』


 SSは、ドラッヘリッターを設立する際に掲げたキャッチフレーズを、皮肉なことに自らの犠牲を以て証明することになった。


 このパッチガーデン会戦において、SS第八軍は、戦車部隊の指揮官オスヴァルト大佐を含めた三百名を超える戦死者を出し、ギレス中将がレンスター軍の捕虜となって事実上壊滅した。


 一方、レンスター側の死傷者は、僅か四十八名と被害を最小限に止めた。それから、戦車四輌と貴重な燃料と弾薬、更には、多数の銃火器や迫撃砲を奪ったことで、パッチガーデン会戦以前よりも大幅に戦力を増強させた。


 しかし、ドラッヘリッターの女士官に逃げられてしまった以上、この先の戦いでは、奇襲作戦の成功率は大幅に低下すると思う。それに、レンスターの戦力が増強されたとはいえ、遊撃旅団全体の戦力は、まだ二倍以上の差がある。


 東フェルダート地方に展開する遊撃旅団の北伐は、まだ始まったばかりだ。東フェルダート戦線は、ここから正念場を迎えることになるだろう……。

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